面接希望
「てんちょーバイトの応募の電話やで。」
桜子に呼ばれる。バイトの応募か。
「あぁ分かった。」
受話器を受け取る。
「もしもしお電話変わりました。Dストア店長でございます。バイトの応募ということですか?。」
「はい、前にお店にバイト募集の張り紙をしてあるのをみたので…。」
店には常にバイト募集の張り紙をしている。いつ誰が辞めることになるかわからないから人員は確保しておきたい。
「そうですか。分かりました。そうですね、明日は空いていますか?。」
とりあえず面接はしよう。
「はい。昼からなら空いてます。」
「それでは明日の5時に店にお越しください。持ち物は履歴書と筆記用具で。」
「はい分かりました。失礼します。…ガチャ。」
「…さてどんな子がくるかな。」
声だけではわからなかった。
「てんちょーどやった?。」
「あぁ明日面接することになったよ。」
「そうなんや。女の子?男の子?。」
「それが電話じゃわかんなかったんだよ。」
女の子にしては低い気がするし男の子にしては高い気がする。
「そうかー。」
……!。そうだこいつに面接に同席してもらおう。やっぱ人の意見は参考になるからな。前の都は失敗だったが。
「桜子、明日もシフト入ってるだろ。面接に参加してくれよ。」
「ええで、おもろそうやん。どんな子かな?。」
「明日は余程変なやつじゃない限り取るつもりだから。」
桜子に伝える。
「分かった。明日が楽しみやな。」
さてさてどんな子が来ることやら。




