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違うかもしれない
「さてと…次の店は…」
パンケーキを食べたからな。次はガッツリ肉だろうか。それとも炭水化物だろうか。
「店長さん、私行きたい所があるんですけど。」
マミがこちらを見つめながら提案してくる。行きたい所?。何か食べたい物でもあるのだろうか。
「ん?何か食べたいのあるの?。」
「あの、え、映画に。この映画を見たいです。」
「え、映画?。べ、別にいいけど。」
予想外の展開。まるで本当のデートのようだ。男女が2人で映画を観る。それはもうデートと言ってもいいじゃないだろうか。うむ、良い。
「それなら…この映画がいいんですけど。」
マミがスマホの画面を指差しながら言う。その画面は今流行りの恋愛映画を表示していた。
「え…」
俺は思わず口ごもる。ど恋愛映画。ひょっとしてこれは俺の考えているものではないかもしれない。




