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だから出来るだけ早いやつって言ったよね
「うおっ!やりよったなマミちん。あーんやであーん。えらい勇気振り絞ったな。頑張った。顔なんか真っ赤になってもうてるやん。」
隣にいる桜子ちゃんがエキサイトする。ちょ、あんまり大きい声を出すと見つかっちゃう。
「し!静かに。見つかっちゃうよ。そしたらマミちゃんの今日の頑張りが無駄になっちゃう。」
「…私も食べたいです。頼んでもいいですか?。」
葵ちゃんは相変わらずマイペースなようだ。
「…できるだけ早くできそうなやつにしてね。」
「わーい!。」
本来の目的を見失ってるな。その後しばらく観察を続けたら2人が席を立った。追跡しなければ。
「2人が店を出る。行くよ。」
こちらも店を出ようとする。しかし、
「…今…きたばっかりなんですけど…ぐすんっ。」
葵ちゃんの目の前には出来立てのパンケーキ。…そんな顔をしないで。
「…出来るだけ早く食べてね。」




