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舞台裏
「…まだ来ないな。」
おはようございます。俺の名前は都伊織。しがない薬学生をしてます。現在時刻は朝の9時半。物陰に隠れています。なんで俺がこんなことをしてるのかって?。
「お!マミちん来たで。おぉ!めっちゃ気合い入ってるやん。あのスカートこの夏の新作やで。」
隣にいる桜子ちゃんが歓声をあげる。そう俺たちは今店長とマミちゃんのデートを見守っています。…いますってのもおかしいな。まだ始まってないか…
「あ!店長来ましたよ!。え⁉︎あの服は…」
もう1人の見守り隊員葵ちゃんが店長を発見した模様。昨日アドバイスをしたからきちっとした服で来るはず。
「…なぁ都。店長のことはなんとかするって言うとったやんな。なんで普段着やねん。」
ええー⁉︎あそこまで言ったのに。
「いや、俺は知らないよ。ちゃんと正装で行ったほうが良いって言ったよ。」
なんで人のアドバイスを聞かないんだ。
「ちっ、いきなりつまずいたな。…んでてんちょうはなんで服装を褒めへんねん。基本やろ。あんなに気合い入ってんのになんでスルー出来ねん。」
桜子ちゃんが荒ぶっている。俺にも被害が来そうだ。店長にメールをしておこう。




