キング 5
「いらっしゃいませー。」
店の改装が終了し営業を再開した。今はリニューアルオープンセール中だ。
「クソ、忙しいな。いつもの4倍ぐらい来てるだろ。この街にこんなに人がいたとはな。」
お客様は神様とはよく言うがここは神様の集会所じゃない。出雲大社へ行ってくれ。
「店長。店の入り口にバリケード作りましょう。人が多すぎるっす。」
バリケードは無理だ。作ってる時間がない。だが入場制限をすべきか?。しかしどうやって?。
「お久しぶりです。」
誰だこの忙しいのに。
「お前は…キング。」
久しぶりじゃないか。生きてたのか。
「すごいお客様ですね。しかし混みすぎて商品の補充が間に合ってませんね。」
さすがスーパーのオーナーになっただけはあるな。よく見てる。
「そうなんだ。入場制限をしたいんだがそれも難しい。」
「…それならいい方法があります。」
マジで⁈。
「教えてくれ。」
「今からうちの店でタイムセールを開催します。それで少しはお客様も流れるかと。」
ナイスアイデアだ。キングのところとは商品も被ってないから問題もない。
「しかし良いのか?。商品を安くしてしまって。」
「その代わりお客様の数は増えますからなんとかなります。」
「皆様にはお世話になりましたので。これくらいしかできませんが。」
そんなこと言うなよ。めっちゃ助かる。
「店内放送で宣伝してくれ。」
この宣伝によりお客様がばらけ混乱は回避された。キングに借りができたな。




