包帯
「すいません。」
納品をしていたら女の子に話しかけられた。この辺の中学の制服だな。ってちょっと待って。
「…お客様腕どうされたんですか?。」
右腕が包帯でぐるぐる巻きになっている。めっちゃすごい怪我してんじゃん。
「実はそのことなんですが、包帯の替えが欲しくて。どの包帯がいいですか?。」
どの包帯がいいかって言われてもな。一緒だろ。まぁ触ってみて同じ感じのやつを選べばいいだろ。
「それでは少し触らせてもらいますね。」
包帯の上からだが合法的に女子中学生に触れる。
「っつ!。触らないでください。」
まさかの避けられる。え⁈俺の下心がばれたか?。…いや怪我に触れて欲しくないだけの可能性もある。
「触れたら痛い怪我なんですか?。」
確認してみる。
「…私の腕には触らないほうがいい。まだ生きていたいならな。」
ん?。なんだ?。嫌な予感がする。
「くっ!。静まれ暗黒竜よ。まだその時ではない。」
おやおや?。これは…。
「すまない。取り乱したようだ。最近闇の波動が強まっている。貴方も気をつけるだな。」
厨二病じゃねーか。その病気は時間の経過で治るだろ。うちには暗黒竜を抑え込める包帯はないぞ。
「どんな包帯がいいですか?。」
黒い包帯とか言いそうだな。暗黒竜用とか言ったら警察に電話してやる。
「…できるだけ湿気が籠らないものがいい。」
実用的か!。設定はどうしたんだよ。
「それではこれをどうぞ。」
俺は包帯を渡す。
「くっくっくっ。よくやった。お前は我が臣下にしてやろう。」
包帯を渡しただけで臣下になりました。何も嬉しくないな。できれば2度と来ないで欲しい。




