男の料理 3
すごい目つきで葵が見つめてくる。都の料理が美味かったから俺には失敗してもらいたいだろうな。
「店長、レンチンとかの不正は見逃しませんよ。」
この後に及んでそんなことしねーよ。それにもう出来る。
「もう出来たぞ。オラ持ってけ。」
葵に皿を渡す。
「これは…なんですか?。」
なんすかって。
「見たらわかるだろ。焼きそばだ。」
多少のアレンジを加えているがな。
「ふーんまぁまぁ美味しそうじゃないっすか。でも食べるまでは認めませんよ。」
だからその態度は何なんだよ。さっきもそう言ってたけど一瞬で崩れたじゃないか。
「とりあえず食べてみてくれよ。」
「そんじゃ頂くわ。」
こいつ…。都の手料理を食べれたからもうどうでもよくなってないか。
「頂きますね。あとご飯をください。」
焼きそばとでもご飯を食べるのか。
「信じません。食べるまでは。」
お前の態度の方が信じられない。
「「「…普通。」」」
…普通。
「不味くもないし上手くもないな。都の前やったら上手く感じたかもしれん。」
「そうですね。味に個性がないです。…とりあえずご飯をおかわりで。」
そんだけご飯食べるのに普通って言うの?。
「ちょっっっっとだけ私より美味しいですね。」
待て待て。
「お前のあの料理より絶対俺の方が上手いからな。」
それだけは譲れない。あれは生死に関わってんだよ。
「そういうことにしといてあげます。」
この後に及んでまだ認めないか。…まぁいい今日は疲れた。ちなみにマミは都の家にあった米全てを食べ、都は渋々実家に帰った。




