チョイス お菓子
「サク、サク。」
俺は今休憩中である。栄養補給のためにお菓子を食べている。『たけのこの里』マジ美味しい。このサクサクがたまらんな。
「お疲れっす。あ!。何食ってんすか?。俺にもください。」
出勤してきて早々都が厚かましいことを言ってきた。これは俺の貴重なカロリーだ。
「…やっぱいいっす。俺きのこの山派なんで。」
でたー。きのこの山派。
「そうか。残念ながらうちの店ではきのこの山派は時給が100円下がることになっている。」
たった今決まった。この店では俺がルールだ。
「親父にかくにんしていいっすか?。」
都が電話を取り出す。
「嘘に決まってんだろ。その電話をしまえ。」
本社がルールだ。
「クソみたいな嘘ですね。だからたけのこの里を食べてるんすよ。」
なぜかわからないがバカにされた。
「俺をバカにするのも許さんが、たけのこの里をバカにするのも許さん。」
2倍許さん。
「…普通俺のことをバカにするのはいいけどっていうもんすけどね。」
だって嫌だったんだもん。
「お疲れさん。あ!これもらうで。」
桜子はもはや確認も取らずに俺のたけのこの里に手をつけた。俺のカロリー〜。
「お前何してくれてんだよ。俺の私物だぞ。」
「うるさいな。大の大人がたかがお菓子一個で。」
なんでお前が切れてるんだよ。
「桜子ちゃん、たけのこの里派なの?。」
都が確認を取る。…そうだよ、食ったんだからたけのこの里派だろ。
「ん?。別にどっちでもええやろ。」
無党派。
「いやいやたけのこの里のサクサク感がたまらないだろ。」
「きのこの山のチョコとクッキーを分けれるところが魅力だよね。」
俺と都が一斉に推しお菓子のアピールを始める。
「そんなことにこだわっとたら男らしくないで。」
桜子の一言で俺と都の心が砕けた。




