表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

第5話 初めての試合

部員が4人になった。


体育館の一角で練習をする。


他の部はただ投げてるだけの部活を不思議がる。


しかもラインとボードが、8.23m(27フィート)とそこそこ場所を取っているのも不満に思っている。


他の部活の人たちは、ただ遊んでいるだけに見えて、冷たい視線を送る。


そんな時に1人の教師がやってきた。


その教師は「榊原(さかきばら)」と名乗った。


この部の顧問になったとのこと。


楓は部として認められたと思い嬉しかった。



榊原先生は女性で43歳。


去年まで顧問をしていた、書道部が廃部となった為に、どこも顧問をしていなかった。


そこで新設されたコーンホール部の顧問になったのだ。


もちろん、ルールは知らない。


「これはどういう競技なの?」とまったく隠す様子もなく聞いてきた。


事前に調べもしていない。


私がルールなどを1から教える。


「なるほど、わかりました」と榊原先生は言い帰っていった。


理恵はやる気がない先生だなと思った。


さおりは、口出しされないなら都合がいいと思った。


姫星は流石謎競技、いい加減だなと思った。



数日後、姫星が言う。


「他校と試合しないの?」


私も、練習ばかりでは飽きる頃だと思っていた。もちろん賛成だった。


理恵がさっそく調べている。


どうやら埼玉には他に3校女子コーンホール部があるのがわかった。


とりあえず越生(おごせ)北高というところに申し込んでみようという話になった。


さっそく榊原先生にお願いをした。


榊原先生は少し面倒だなと思った。


書道部の時は他校と試合なんてなかったのに。


かといって先延ばしにしてもしょうがない。


越生北高のコーンホール部の顧問に電話をした。


後日、日取りが決まった。


場所は越生北高だ。


まあうちでやるには設備もないしね。


当日先生も含め5人で電車で移動。


私は初めての試合に緊張していた。


隣の理恵を見ると、大丈夫と言ってくれるが理恵も緊張しているようだ。


さおりは試合をしたと親に報告できる。


そのことだけで満足だ。


姫星は1人盛り上がっている。


「今日、初めての他校との試合であります」


「おお!がんばれ」


「まじで試合かよwww」


またいいねが増える。


榊原先生は、ただただ無事に終わってくれればいいと思っている。


こうして越生北高の門をくぐった。



私が先頭を歩き、コートへ向かうと生徒が1人やってきた。


「よく来てくれました。そして部活新設おめでとうございます。私は部長の本田と言います」


「試合を引き受けて下さりありがとうございます。まだ新設したばかりで至らぬ点もあるかと思いますがよろしくお願いします。あっ部長の宮原です」


こうして挨拶をした後は、少し雑談。


本田さんは4校目の誕生に喜んでいるようだ。


試合は4対4に決まった。


本来は5対5なのだが、こちらが4人しかいないので。


越生北高は8人在籍している。


その中で4人が試合をし、残りの4人が審判をやることになった。


審判と言っても投げる時に足が出ていないかなどを見るぐらいだが。


他にも今回は得点もつけてくれることになった。


つまり、ジャッジとスコアをやってくれるということだ。


本田さんは審判にまわった。


どうやら1年生4人が対戦相手らしい。


たぶん相手も試合の経験をさせたいのだろう。


こうして4対4の試合が始まったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ