第4話 SNS厨
岡部姫星は学校に来るとビラを受け取った。
「コーンホール部?聞いたこともない部活ね」
さっそくスマホを操作し投稿サイトに投稿した。
学校行ったら聞いたこともない部活のビラ貰った。
ビラの個人名や学校名を避けて投稿。
いいねがついてきた。
「なにコーンホールってwww」
「とうもろこし料理でも作る部活?」
コメント欄の反応も悪くない。
反応が嬉しくなった姫星は体育館に行き、こっそり動画で撮影。
全体的にボカシを入れた。
「なんか投げてるぞ」
「投げて終わり?」
「謎過ぎる競技」
さらにいいねが増えていく。
姫星はかなり気を良くした。
翌日、朝のおはよう投稿。
「おはよー」
「おっす」
と挨拶の中「昨日のなんとかって競技うちでもやってた。部員1人www」
それからみんなで盛り上がった。
「どうやら存在はしていたらしい」
「調べたぞ。布を穴に入れるだけみたいだ」
「謎競技すぎる」
「おいおいアメリカではメジャーって書いてあるぞ」
「まじかよ。昨日の人たちアメリカ人?」
姫星は盛り上がっているのを見て、インタビューをすることにした。
「ねえ。これの何が面白いの?」
「こんにちは。そうねえ、やっぱりこれビーンバッグって言うんだけど、これが入った瞬間かな」と楓が答える。
「ふ~ん。試合とかあるの?」
「あるよ……まだしたことないけどね」
「目標とかあるの?」
「大会で優勝!出来たらいいな」
「ありがとう」
姫星はすぐに投稿サイトを開いた。
「突撃インタビューをしてきた」
「で、どうだった?」
「なんか大会とかあるらしいよ。本人たちは楽しそうだった」
「本人たちが楽しそうでなによりです」
「大会あるのかよ」
またいいねが付く。
SNSでやり取りしているうちに
「いっそ入部したらどうだ?少人数なら日本一簡単っしょ」
「それいいねえ。入部しちゃいなよ」
「私に生贄になれっていうのwww」と姫星
「そうそう。楽しそうなんだろ。ならいいじゃん」
「謎競技に入部してみた。面白そうじゃん」
姫星は正直入部はしたくなかった。
でもここで嫌だとは言いにくい。
「わかった。入部すればいいんだろ」と姫星
「盛り上がってまいりました」
「日本一目指そうぜ!」
こうして姫星は再び、楓たちのところに。
「ちょっと入部してみたい。体験って形でもいい?」
「もちろん。大歓迎」と楓
「入部してきた」
「ほんとにしたのかよwww」
「これは楽しみ」
いいねがたくさんついた。
拡散もされた。
姫星はまあいいかと思った。
嫌になったら辞めればいいし。
それより、いいねの数に高揚した。




