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第14話 埼玉予選

埼玉予選が開始される。


4校16人の代表選手によるトーナメントが発表された。


私は小野玲奈を探した。


逆ブロックだ。


これで決勝まで小野玲奈とは当たらない。


さおりさんが絶望の眼差しで見ている。


小野玲奈と初戦で当たるからだ。


理恵も厳しい表情だ。


さおりさんが負ければ、次に小野玲奈と当たるのは理恵だからだ。



会場は川口南高校だ。


榊原先生の引率で会場へ向かった。


榊原先生は私たち4人の顔つきが違うのに驚いている。


軽く開会式があり、開催校代表として小野玲奈が挨拶をした。


決まった文句の挨拶の最後に「全国へ行くもう1人を決める戦いだ。みんな頑張って」と付け加えた。


16人がラインの前に立つ。


審判が開始の合図を出す。


開始の合図が鳴った。


私の1回戦の相手は越生北高の選手だ。


この前試合に出ていなかった人だ。


上級生なのだろう。


私は気を引き締めた。



試合は21-4で私が勝った。


少しして理恵も勝って戻ってきた。


思わず2人でハイタッチ。


そしてさおりさんもやってきた。


椅子に座り何か書き込んでいる。


さおりさんの相手はあの小野玲奈だ。


スコアを見ると、0-21で決着がついていた。


そして書き込んだものを理恵に渡す。


「微力ながらですが」


さおりさんが試合で感じたことを書いていた。


理恵はそれをみて「ありがとう」と言い小野玲奈に目を向ける。


試合は7試合終わり残るは姫星さんと上尾学園の生徒の対決だ。


スコアは17-17。


「姫星さんがんばれ」私は心の中で叫んだ。


試合が終わった。


17-21で上尾学園の生徒の勝利だ。


姫星さんが戻ってきた。


目にはうっすらと涙が。


「超悔しい」


みんなで姫星さんを励ます。


「次は絶対に勝ちます」


姫星さんが静かに誓った。



2回戦が始まった。


私は川口南高の西野選手と対戦。


理恵も川口南高の選手と対戦だ。


相手は小野玲奈だけど……


「この前はまぐれで勝ったぐらいでいい気になってもらいたくないね」と西野さんは言う。


「よろしくおねがいします」私は冷静に返した。


熱くなったら負ける。


冷静に。


でも闘志は熱く。



「ユーはこの前滝口に負けた選手だね。さっさと試合を終わらせようか」と小野玲奈


「あなたは強い。でも私も成長している」と理恵



私は西野さんに21-7で勝利した。


西野さんは信じられないという顔で去って行く。


自分の高校のスペースに戻ると、理恵が戻っていた。


「ごめん」


「私が敵を討つ!」理恵に向かって言った。


準決勝は私と小野玲奈が勝利し、決勝で再びぶつかった。


「ヘイ、相手はユーか。今日は新座西とよく当たるな」


「理恵とさおりさんの敵を討つ」


「カモーン。楽しませてくれよ」

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