第21回「異世界コンビニ~コンビニ食料で異世界の食料事情を無双します~」
______________________________
第21回「異世界コンビニ~コンビニ食料で異世界の食料事情を無双します~」結果発表
1位 髭虎さん 4票
酸欠で朦朧とする意識の中、俺はふと手に握りしめた包みを開いた。
『苺がまるごと一粒 苺大福』
これが俺の喉を塞ぐ犯人の名前にして、今生の俺の最後の晩餐であった。
◆◇◆
「うっ、んん…………え、あれ?」
死んで目を覚ますとコンビニにいた。
2位 霧谷さん 2票
「諸君、人が生きるにおいて一番重要なのは何だね? ……そう、食料だぁぁぁぁぁ!」
「……店長がイカれた。いやいつもの事でしたね」
人手不足のせいで深夜にシフトを入れ続けたある日、明るくなってきた外を見るとそこは異世界だったのだ!
なぜかインターネットは繋がるし発注も頼めばバックヤードに突然現れる……輸送コストもかかんないし、サイコー!
突然の異世界だけど、俺とバイトの女の子で無双を…………しょーじきおうちかえりたい。
3位 くまくま17分さん 1票
紅葉が涼風に舞い、彩鮮やかな落葉の絨毯が広がる秋。
壮年の騎士はとある店に入る。
珍妙にして摩訶不思議、雑貨から衣類、料理から封をされた保存食品まで、あらゆる品々を扱うそこは、店長をして「コンビニ」というらしい。
歓待の挨拶をして来る店員の元へ歩みより、「オデン」を頼む。
あの、「カツオダシ」の風味が香る、温かく包み込むような優しい味わいを今日も堪能したくて、毎日せっせと通い詰める。
同率3位 バグさん 1票
常連の中年騎士は入店するなり、声を張り上げて俺に注文を付けた。
「おい若造! コーラとポテトチップス、チーズカラアゲとブタマン、ビトーのカンコーヒーと42番のタバコだ!」
「セルフサービスだっつってんだろうが、この不良騎士が!」
矢に巻き付いた蛇の家紋ーーヒンデンブルク家は医療魔術で伯爵まで上り詰めた医者の家系だが、彼には魔術の才能がなかったようだ。
代わりに騎士としての実力は高いようだが、この不健康な食生活スタイルでは家紋が泣くというもの。
______________________________




