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第85話 閑話 ●●●●(日本の女神)1

ごめんなさい。


次ができるまでの、ツナギでこんなん(閑話)でも召し上がりください。


お腹が空いた。


お腹が空いてもう何十年?何百年になるだろう。



私達「神」と呼ばれるモノ達は、人間を始めとするモノ達の信仰心を糧としている。


「昔は良かった」


人間たちの老人が口にする言葉はある意味真実だ。


昔は良かった。


人間たちがこぞって私達を信仰してくれた。


盆・正月・節句・彼岸・etc etc


事あるたびに信仰心やお供え物をしてくれた。


今は、ひどいものだ。


正月があるからかろうじて維持できているが、このままではいずれこの姿も維持できなくなるだろう。


神頼み?


『ギブ アンド テイク』


って言えばわかるだろうか?


我々「神」と呼ばれるものはもともとそういう存在だ。


●●の対価として■■を得る。又は捧げる。


その差益を糧として生きているのだ。




しかし最近は、


「ギブ アンド ギブ」

少しでもうまくいかないと


「祈って損した」


という扱いだ。


お前らがそんなんだから望みをかなえる力もなくなるんだよ。


と言いたい。


言ったところで、あいつらには聞こえるとは思わないけれど。





数年前から面白い子がいる。


彼は「見える」子らしく、雑多な霊に付きまとわれている。


彼のためにはならない。


その彼が昨日、ウチの神社に来たのだ。


ついつい邪魔者を追い払ってしまった。


彼は、私のことは見えないようだが、ヤツ等を追い払った存在がいることくらいはわかるらしく、


「ありがとうございます。この御恩はいずれ返させて頂きます。」


などと殊勝なことを言うのだ。


面白い。





その後もその子は何度かやって来た。


来るたびに変なモノを纏わりつかせて。


この間は、甘味屋のショートケーキを持ってきた。


お供えだと言って拝んでいった。


まともなご飯(信仰心)がもらえなくなってからしばらくたっていた。


久しぶりの美味しいご飯(信仰心)だった。


ついでにケーキも頂いた。



ほんの少し力が戻ったので、友人の神へ連絡することができた。


「その子くれるんなら、こっち(異世界)の信仰心なんぼか融通したんで?

 今までのツケもチャラでええで?」


魅惑的な誘惑だ。


彼には申し訳ないが「背に腹は変えられぬ」という諺もある。


彼も他の皆のように、いづれは信仰心を失ってしまうかもしれないし。


「ごめんなさい。」


私は、私の信者を売ることにした。


「できる限りの償いはします。」


自分に言い訳をする。


向こうの世界では、私は無力だ。


こっちでも大したことは無いけれど。


せめて彼に準備する機会だけはあげよう。


あとは彼女に頼んで様子位は見させてもらおう。


だって私を助けてくれた救世主、いや救神主なのだから。


借りを増やすことになるかもしれないけれど、彼女にも強く頼んでおこう。


だって・・・・




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