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第78話

早朝、なにか気配を感じて目が覚める。


俺の部屋に全員がそろっている。


八畳ほどの部屋にみっしりと、近い順にサミー、ヒルダ、イル、ルド、コリン、ターナ、ノーラ、解放予定の10人の合わせて17人が無言で立っている。


さすがに宿の違う10人はいないけれども。


怖ぇえよ。


起こすのなら声かけてくれ。


一気に眠気が吹っ飛んだわ。


『『グッドモーニング・サー』』


へ?


なんで米軍式?


『『夢枕に女神が立ちまして、こうしております・サー』』


あのクソオタクメガネめ、ちょいちょい悪戯すんの止めぇ。


『『着替えさせましょうか・サー』』


やめてください、一人でできるもん。


まかせたら大変なことになりそうだし。


出発前からどっと疲れたわ。




テイマー2を持っている陸人族の娘に


「朝飯のあとで俺と一緒に馬車2台を受け取って、冒険者ギルド前まで持ってきてくれるかな。」


と頼む。


市場で買った奴隷の一人以外は誰も馭者スキルを持っていないため、テイマースキルでなんとかできないかと考えてだ。


当然、道中は俺が馭者をコピーするまで二人でずっと馭者をすることになるだろう。


せめて食事位はなるだけ贅沢をさせることにした。



人数が人数なので、早起きしたのは正解だったようだ。


18人がそろって宿の食堂で朝食としては豪華なメニューを平らげる。


20席そこそこしかない食堂は、ほぼ満員だ。


「あまり満腹になりすぎると馬車に酔うかもしれないから、ほどほどにね。」


一応忠告してみたが、すでに手遅れなのが約三人程いた。


食事中に、昨日手の欠損や火傷を治した娘達を壽眼で確認する。


もしかしたらスキルが復活しているかもしれないと考えてだ。


プーパル・ブラウン 獣人族(熊)、三○歳♀、

スキル:長柄1、格闘1、野営1、裁縫1、料理1、性技1

  

この娘は右手欠損の状態で長柄スキルがあった。


ってことは、片手で長柄を扱える膂力があるってことか?


それに、両手が無ければ難しいであろうスキルが復活したようだ。


なにげに女子力も高かったりするが・・・


右手を欠損してなくなる性技スキルってなんだよ。すげぇ気になるわ。


この名前も、ブラウンベアのプーさんとか。


転移者である俺にしかわからない話か・・・


ヨゼッティ・オスナ 陸人族、二五歳女

スキル:耐性(火)1、操船1、風魔法1


この娘は顔全体にひどい火傷があった娘だ。


耐性(火)スキルは、その火傷を負ったときに得たのか、そのスキルがあったから命が助かったのか。


あらたなスキルは無かったようだ。


まあ顔の火傷でなくなるスキルって魅了とか位だろうし。


やはり名前で引っかかる。


なんどもフルネームを言い続けると、某飛べない大型鳥倶楽部の三人組が思い浮かぶ。


で、火傷って。


マルチダ・ランカー 陸人族、一五歳女、

スキル:テイム2、酪農1、弓1、槌1、捕縛1、野営1

    細工1、大工1、馭者1、騎乗1、船乗り1

    狩人1、漁師1、泳術、奇術1、芸人1、料理1


この娘は両手欠損してた娘だ。


もともと何をしていたのか突っ込みたくなる、いや、突っ込んだら負けな気がする。


槌+捕縛=警察官?

奇術+芸人=サーカス団?

細工+大工=大道具さん?

野営+狩人+漁師+料理+泳術=無人島0円●活の人?


ちょっと解放するのが惜しくなるくらいに多芸多才だ。


ハンムラビ商会デルソル公国支店でも起こして、そこで活躍させたい。


あとで勧誘してみよう。


やはり名前で引っかかる。「マチルダ」じゃなくて「マルチダ」。


「ランカー」は実力ランキングに入っている者のことだろう。


多才な彼女に合っているといえばあっている名前だが。


「みんなは他の十人と一緒に冒険者ギルドに行っててね。」


別な宿に泊まったもう十人はゆっくり寝れただろうか。


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