表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/125

第64話

読みづらくはないでしょうか?

PCで投稿しているため、

  スマホ・ガラケーで見づらい

  行間に隙間が欲しい

などあるかもしれません。



なので修正させていただきました2016.10.6

「あぁ。今日はキツかったな。」


思わず本音がでる。


MPもギリギリ一杯まで使った。


ここから宿までも魔法では移動できない。


少し休憩が必要だ。


「そうですね。最後のが無ければ、大変だったで済む範囲内でしたけど。」


「助ける必要は無かったと思いますが。」


「無理ゲーでした。」


さすがにみんな言葉がキツイ。


仕方ないことではあるけど。


「そう言うなよ。あいつらはクズだけど、見捨てられた奴までそうとは限らないだろ?な?」


レベル三に視線を向ける。


「た、助けていただいてありがとうございます。」


レベル三は小柄な身体をいっそう縮めて居心地が悪そうだ。


「この貸しは高くつきますよ。」


「クズの仲間はクズです。」


「死ねばいいのに。」


容赦無いなお前ら。


ようやく命が助かってガクブルしてる奴に。


「とりあえずクズの荷物も回収したんだしさ、損害賠償済みってことで許してやって帰ろうぜ。」


町までは歩いて三十分程。


MPの回復を待つよりは歩いたほうが早い。


「今日は夕飯食って早く寝よう。ギルドへは明日でいいだろう。」


それには異存はないようだ。


「オマエも来い。」


俺への非難の防波堤としてレベル三を連れて行くことにした。


命を救ったんだから、命を奪う以外は何をしても許されるべきだろう。


我ながら考え方が下衆い。


「はい。」


素直に従うレベル三は、なんかできの悪い弟みたいだ。


髪も眼も黒いし、背も低い。


顔も整ってはいるが幼い。


もしかしたら本当に弟に見えるかもしれないな。




いつもの居酒屋で夕飯を食べる。


今日に限っては酒も頼まず食べ物だけだ。


「オマエも食えよ。」


レベル三は遠慮しているのかビビッているのか、ほとんど料理に手をつけていない。


「餓死でもされたらせっかく助けたのに意味無くなるからな。」


「は、はいっ。」


一時間もたたないうちに、みんな疲れていたのか、食べながら目がうつろになってきた。


小さな子が食べながら眠ってしまうのをテレビで見たことがあるがそっくりだ。


「みんな宿までは寝るな~。今日は抱えて帰るくらいの元気はないぞ~。」


「「「ひゃーい。」」」」


ろれつも回ってねえし。


「オマエは俺と同室でいいよな?」


レベル三に言う。


別部屋を取ってやるほど構う気も余裕も無い。


おぼつかない足で三人を女子部屋に押し込むと、レベル三と倒れこむように部屋に入る。




なんだか温かい。


いいにおいもする。


寝ぼけながら起き上がろうとすると左腕が重い。


なぜかレベル三と一緒のベッドに寝ていた。


しかも腕枕のおまけつき。


男に腕枕って・・・黒歴史確定だな。


レベル三はあどけない顔でこちらを向いて眠っていた。


あれ?


なんか可愛いかも。


そのケは無いって言ってもこの状況では誰も信じてくれないだろう。


あの三人に見られでもしたら有罪判決は間違いないだろう。


両刀使いの称号を与えられてしまうだろう。


両刀ならまだ良いほうかもしれない。


男色のレッテルを張られてしまう可能性もある。


それだけはなんとしてでも避けなければならない。


転生まえの日本では、三十五歳で独身だといろいろ言われた。


そこそこ都会だったから周りにも同年代で独身はいたが、田舎だったらほどんどが結婚している歳だ。


結婚できない(「しない」とは言ってくれない)理由も様々な想像をされてしまうのだ。


そして男色疑惑は一回蔓延ると根絶は不可能だ。


事あるたびに言われるのだ。




服を着ているのだけが救いだ。


昨晩酔っ払ってかけるのを忘れた閂が眼に入る。


あっこれフラグだ。


俺があわてて[フィールド移動]で隣のベッドに移動するのと、部屋のドアが開くのはほぼ同時だった。


おお神よ。感謝しま、なわけねえだろ。オマエなんかやっただろ。


「「「ご主人様、おはようございます。」」」


現場には予想通りの人物達が踏み込んできた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ