表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/125

第57話

「じゃあ新人さんは、名前と歳だけでいいから自己紹介して。

ドワーフ、獣人、陸人の順で。」


「ノーラ。十三歳です。」


「ターナ。十五歳です。」


「コリナドーラ。十三歳です。」


「コマガ。二十歳です。」


タ-ナだけなんか悔しそうだ。


どうしたんだろう?


「ターナはなにか不満があるの?」


「ロリ気味のご主人様ですので、自分の年齢がネックになるかと悔しくて。」


いやいやロリじゃないよ。普通だよ.


上から下までストライクゾーンが広いだけで。


つかドワーフは見た目全員ロリだし。


「俺が選んだんだ、自信を持っていいよ。

俺面食いだし、年上も年下も好きだし、種族は関係ないし。


「性別は?」


ヒルダ、いらんことを言うな。


「女子限定。男は大嫌い。」


宣言しておかないと、コマガが両刀使いだったら困る。



「じゃあ先輩達を紹介するぞー。」


「筆頭奴隷のイリエラ。イルと呼ぶように。」


「一番奴隷のサミュエル。サミーと呼ぶように。」


「主席奴隷のヒルデガルド。ヒルダと呼ぶように。」


俺が紹介する都度立って挨拶してる。


「結局誰が一番偉いんですか?」


序列が気になるのか新人が聞いてくる。


「この三人は同格で首位。

次に女子で、一番下がコマガ。

みんなは俺以外だったらこの三人の言うことを聞くように。」


『はい、ご主人様。』


こうしてにぎやかに夜は更けていった。


あらかたテーブルの上が片付いたころに、


「明日は、朝から装備品を買いに行くから。

その後は女の子だけでパーティ組んでダンジョンへ行ってもらいます。

最初だから三階層位までで様子を見よう。」


最初のほうは新人に向けて、最後の方はサミー達に向けて言う。


「あっ、コマガは、朝から自分の部屋の大家さんとこに行って、手続きしてからこの店に来て。

 その後は、午前中は経理の勉強。

その後この店で閉店まで仕事ね。

当然休み無しで。」


「はい。」


食事会兼顔合わせ会を終え宿に戻り、新人さん達の装備について考える。


今のところ、サミーとヒルダが前衛特化。


イルが中衛か後衛特化だ。


ノーラが槌1と斧1だから、スキルで言えば前衛。


ターナが槌1と盾1だから、これも前衛。


コリナドーラが短剣1と暗器1だから、これも前衛か。


なんか前衛ばっかりになっちゃったな。


パーティは確か最高9人までだったけど、前衛3人、中衛3人、後衛3人が普通だろうし。


今のスキルをサブにしてもらって、中衛か後衛をお任せできるように育てていこうか。


とりあえずスキルに応じた武器と弓を買うか。


ダンジョンに潜ることを考えたら短弓だな。


翌朝、新人だけが3人で起こしに来る。


教育の一貫か?


それとも遠慮か、めんどくさくなったとかか。


それは置いておいて、新人の必要物資を買いに行こう。

新しい娘達の分は、今着ている昨夜買ってきてもらった一着しかない。


さすがに商館できていた貫頭衣はせいぜい寝間着だ。


商館で貰ったコスチュームは別腹として、とりあえず着替えと、装備かな。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ