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第49話

今日明日とキャンプツーリングのため投稿できなさそうなんで、

今日は朝、明日は夜に投稿したいと



一話(旧47話と旧48話の間の分)とばしてしまってたみたいなんで、

旧48話 が 新49話

旧49話 が 新50話

として新しく新48話をいれます。


「どうしたもんかね?」


みんなに意見を聞いてみる。


「あの様子では、ガッポリいけそうですね。」


「向こうが良いと言ってるんですから限界まで絞りましょう。」


「酒池肉林し放題だね。」



ですよね~。

「じゃあ具体的にどんな要求は有りで、どんなんは無し?」


性奴隷のきれいどころを百人とか・・・はダメですよね?


「いっそ経営権の譲渡とか。」


「おまかせしますが、現有の奴隷全員とか。」


「年貢で毎年生け贄の生娘を三人とか。」


いや、それはやりすぎでしょうよ。


怖いよホント。


どこの鬼畜だよって感じじゃん。


評判に追いついちゃうよ。

「闇に葬るってことは考えられない?」


元々あの商館にいた二人ならなにか知らないだろうか。


「罰を与える係や警備の者も居りますが、今の私達からすればザコでしょう。」


「むしろバックについている者の方がどう出るか。」


「返り討ちにしてくれる。」


バックに怖い組織が付いている。


有りそうな話だ。



「ご主人様がどうしたいのかが最優先です。」


「コマガ氏に怨みはあるのですか?」


「その人をご主人様の性奴隷にしちゃうとか。」


ヒルダ、怖い娘。


実際コマガには、多少痛い目にあってもらえばそれでいい。


いろいろと教えてくれたし、なにより俺は死にそうな目にはあったが、まぁ死んでないし。


しかるべき額の慰謝料とコマガへの嫌がらせって所かな。


「まあ、奴隷が増えても一番奴隷のこのイルが教育いたしますのでご安心ください。」


いつイルが一番奴隷になったんだろう。


「一番奴隷は私です。」


サミーが不服そうに反論する。


「もう奴隷じゃないじゃん?」


ヒルダ。ナイスツッコミ。


「精神的なものです。」


サミーよ、それはいかんだろ。


「『私はご主人様の愛の奴隷』って奴?」


「ご主人様、溺愛されてますね。」


ニヤニヤしながら言うのは止めていただきたい。


忘れたい傷口のカサブタがガリガリと剥がされる。


「明日商館で、ご主人様の奴隷に戻してもらいます。」


サミーは何を言ってるんだろう?


せっかく自由を取り戻したのに、おかしくなっちゃったんだろうか。


「いや、冗談はさておき、これからサミーはどうするんだ?


 もう自由なんだから、自分の行きたいところへいけるんだぞ?」


サミーが首だけを120度位ひねって俺を見る。


「ご主人様は私をイラナイノデスカ。」


ヒトとしての可動範囲超えてんだろ。


フクロウや映画エクソシストじゃあるまいし怖ぇぇよ。


それに後半ダイブ声がやばくなってきたぞ。


あっ、これアカン奴や。


なんとなくサミーの背後に黒いソフト帽を被った指先が鋭い刃物になっている何かが見える気がする。


ナントカ街の悪夢・・・


「モウイラナクナッタノデスカ?」


いつの間にか俺の首筋にサミーのマチェットが押し当てられている。


全く見えなかったぞ?


切り裂きサミー。サミー・ザ・リッパー。


なんて正確な二つ名だろう。


俺を押し倒しマウントポジションへと移行する。


顔は能面のような無表情の薄ら笑いと言って分かるだろうか?


これに向かっていった魔物に表彰状。


これが見られて『切り裂き』の二つ名の原因になったのね。


納得納得。


「サミー。お痛は程々にね?」


イルの方から妙な威圧感がある。


なんか黒フードの大鎌を持った何かが見える。


「サミュエルオネエチャンモ還リタイ?」


ヒルダの方からも威圧感がある。


何に還らせるつもりだ?


肉塊へか?


天へか?


なんかぶっとい六本腕の魔神か何かが見える。


緊迫感に耐えられない。


なんとかこの雰囲気を壊そうと頭をひねった俺は。


マウントを取られた状態のまま、サミーの胸へ両手を伸ばし・・・


腰をピストン運動させる。


そう騎乗位スタイルだ。


「キャア。」


サミー真っ赤になって悲鳴をあげ、逃げようともがく。


イルとヒルダの威圧感は一瞬数十倍に高まったが、すぐに消えた。


今は生ぬるい視線を向けてきている。


ギリギリと強く握り締めた拳からは爪が手のひらを傷付けでもしたのか血がしたたっているが。


逃げようともがくサミーを両腕で抱きしめて捕獲すると、マチェットが俺の首筋に傷をつける。


サミーがそれに気づき、暴れるのをやめ、身を任せ、ためらいがちに傷に舌を這わせる。


いかん。対空速射砲が。などと思った瞬間。


「「そこまでです。」」


斧と槍が俺達を真っ二つにしたり、縫い付けたりする準備が整っていた。





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