第104話
仕入れた物資の一部をチョーシ村の桜の下の家に置いておくことにする。
百人が一ヶ月は暮らせる量だ。
ついでに、家の敷地外に土魔法で「カマクラ」の様な物を作る。
仮設住宅の代わりだ。
ただ中は8畳程しかない。
その代わりに数を作る。
その数50。
ワンルームマンション位の広さに二人住まいで百人分。
まあ我慢できるだろう。
してくれ。
トイレも10ケ所。
ポットンだが、無いよりはものすごくましだ。
井戸の周りに炊事場も作っておいた。
カマドが10個に流し台の様な物も作った。
まあちょっと大きいカマクラで入口が四方にあるだけのものだが、日本のキャンプ場を考えれば十分すぎるくらいだろう。
少し考えて牢屋的な物も土魔法で目立つ場所に作った。
混乱に乗じてなにか問題を起こす奴は必ずいる。
一罰百戒で対処するためには、目立つ場所にそういう物が必要だと思ったからだ。
あとは無いか?
こういうのは万全だと思ってても必ず抜けてるところがあるもんだ。
一番重要な「衣食住」は確保できた。
治安もまぁまぁ対処可能だ。
あとは?
カマクラは風雨は防げるがそれだけでは寒いだろう。
毛皮なんかの防寒具だけでも厳しいかもしれない。
石を熱して布にくるんで湯たんぽみたいにして暖を取れるように準備しておこう。
炊き出し用の食器もいるな。
俺が知っている限りの避難所は作った。
あとはたしか、少し時間が経つと安らぎ系の要望が出たはずだ。
風呂のスペースだけは確保しておいて、皆の前で作ったほうが娯楽にもなるかもしれないな。
よし、こんなもんだろう。
あまり皆と離れているのも、この状況では良くないだろう。
とりあえず今避難している人だけでもこの避難所に避難させるべきだろう。
移民を続行するつもりであればあの高台に再度戻るしかないだろうが、そこは要相談だ。
あとは、俺がいない間にここに避難してくる人への書置きをしておこう。
『家は立ち入り禁止。カマクラに避難のこと。違反者には厳罰で対応。家主。』
こんなんでいいかな。
立て看板みたいなのに掲示して、これで終了。
よしみんなのところに戻るか。




