3.全ての面は私の支配下だ!!
本日3話目、ぜひお読みくださいー♪
ふぅ、さてさて時間は…と、6時か。
てことはいつもの目覚め方と変化はないね。
視界的にも感覚的にも多分私は壁、そこも変化なし。
さてと、ではではどんな変化が起きたのやら…
(ステータス!)
〔種族/性別〕壁(4+床)/-
〔名称/年齢〕-/-
〔職業〕守りし者(対象:ルキウス・メビア)
〔レベル〕1/480
〔スキル〕シャットアウトLV.10、ズームLV.10、範囲内鑑定LV.10、物質変化LV.3
形状変化LV.1 new!
〔体力〕D
〔知力〕C
〔魔力〕D
〔器用〕D
〔運〕SS
ゆーかー、ゆかでしたよ、床!
壁の進化系は床ですって!わーい!大好きなルキウス様に踏んでもらえる!
………なんていう訳ないよ!?私Mじゃないから!
とまぁひとしきり騒いで落ち着いてきたし、かくにん、確認。
進化して変わったのは4つかな?
1つ目はもちろん床が増えたこと。これは他の壁と同じ感覚かな、ただそれが床ってだけ。
……これ、スカートとかなら中を見放題になっちゃうよ?男ならウハウハな展開だろうなぁ。
まぁ私もメイドさんが次来た時は覗きますけどね?この時代の下着事情とか気になっちゃうお年頃だし。
2つ目は職業かな、見守りし者から守りし者に変わってる。字の通りに考えるなら見守るだけじゃなくて守れるようになったってこと?
これは…もしかして本当に昨日のお願いが神様に届いた可能性もあるのかも?
3つ目はLV.上限がやっぱり前回の倍だってこと。まぁ予想通りではあるけどまた次の進化まで1年以上ってことね。次の進化はなんとなく予想ついちゃいますけど?(笑)
4つ目は新しいスキル、形状変化LV.1。まずは詳細を
(鑑定)
と…。
“指定の空間内であれば自由に物質の形を変化させることができる。自由度はスキルレベルによる”
うーん、これは今までの物質変化で材質とかは変えられてたから、今回ので形?を平面だけじゃなくできるようになったってことかな?
これは実験してみるしかないよね、まだルキウス様起きてないし。よっしゃ!
(形状変化)
うわぁ…これ楽しい!床をへこませようとしたら最初はできなかったけど物質をやわらかくしてからやったらできたよ。
今はほんのりとくぼんだ?位の感覚だけどスキルレベルをあげればもっと色々できそう。
これ上手く使えるようになればルキウス様を守ることもできるんじゃない?これなら守りし者にふさわしくなれるね!今日から頑張ってルキウス様を守っていくぞ~!お~!!
はてさてあれから4年くらい?だっけか?経ちましたよ。えらい時が流れたな、って?でも聞いて驚け、刮目せよ!またまた私的に運命の日がやってきましたよ!
進化先がどうなるのか?時間は死にたくなるほどあったから予想は色々したけど、どれも決定打にかけるのよね。
…なんか私、性格かわってきた気がする?前の人生の時より楽観的?お気楽?お調子者っぽくなったかな(笑)
延々と1人で周りからの評価とか気にする必要もないからなのかなぁ?
意外と今の状況をちょっと楽しめてる私ってすごい。まぁそんな風に思えるのも色々あったからなんだよね…
私に顔があったら今絶対ニヤニヤしてる気がする。そんな訳で…ってどんなわけだよ(笑)
一応あったことを振り返っておこうっと!
まず私のステータスはこんな感じ。
(ステータス!)
〔種族/性別〕壁(4+床+天井)/-
〔名称/年齢〕-/-
〔職業〕守りし者(対象:ルキウス・メビア)
〔レベル〕959/960
〔スキル〕シャットアウトLV.10、ズームLV.10、範囲内鑑定LV.10
物質変化LV.10、形状変化LV.10
〔体力〕D
〔知力〕C
〔魔力〕D
〔器用〕E
〔運〕SS
やっぱり下の床が増えた次は上の天井も増えてたんだ。
あとは形状変化のレベルがMAXになった位しか変わってない。だけどもこの形状変化こそ、最高のスキルだったのさ!
レベルがMAXになった今、この部屋の面という面は全てが私の支配下にあるのだ。
だからあのばばぁがルキウス様を鞭で叩こうとした瞬間に足元を揺らして邪魔したり、部屋を出ようとした時に床を突き出して足をひっかけて転ばせたりしてやった。
逆にルキウス様がベッドから落ちちゃった時なんかは柔らかくして受け止めた。
なぜか痛くないから床を触ってビックリしているルキウス様の顔は最強に可愛かった!!感情をなくした表情しか見ることがなかったから余計に嬉しかったしね。
その感情があふれでてきちゃってつい床をグネグネさせちゃったの。そしたら
「わっっ…」
ってちっちゃな声だけど聞けたのさ!
そしたらもう歓喜溢れちゃって(笑)
床の1部を山にしてベッドまでお運びしたら、おめめをぱちくりさせながらも
「あっ、ありがとう?」
ってお礼までしてくれたの!いい子!いい子だよルキウス様は!
そんな摩訶不思議現象をおこしちゃったもんだからルキウス様は最近のばばぁ関連とかの色々に気がついたみたい。
ベッドに戻ってからずっと考え込んでる様子だったと思ったら私(床)の方を見てちっちゃなちっちゃな声で
「もしかして…君が助けてくれてたの?」
って声をかけてくれたの。
床の分際でルキウス様と意思疎通を図るなど!と思いつつも推しを無視なんてできるわけないよね?ね?(笑)
床をウニョウニョさせてお返事してみましたよ!さっきよりもおめめをぱちくりさせて
「そっか…」
って言ってから黙っちゃった。
そりゃこんな動く床なんて気持ち悪いよね…としょげましたよ。
こんな私(動く床)がいる部屋は嫌だって出て行っちゃったらどうしようと出ないはずの涙が出そうなくらい落ち込んでたら、まさかのルキウス様から話しかけてきてくれたの!
初会話?は何度も何度も反芻してたから全てをいつでも思い出せるよ。聞きたい?聞く?聞くよね、じゃあ教えてあげる!
~初会話?~
「君…床さん?は、意思をもっているの?」
ウニョウニョウニョ(さんづけかわいい!!!)
「最近のマリア…えっと、僕の家庭教師の女の人なんだけど、彼女に色々していたのも君?」
ウニョッ!ウニョウニョ(ルキウス様をいじめるやつなんかアイツとかあのばばぁとかで十分だよ~)
「もしかしてだけど…僕を守ってくれてたの?」
ウニョ~ン!ウニョウニョ(その困ったような顔もかわいすぎか!)
「………」
それきり黙ってしまったけど私がルキウス様を守りたい気持ちは伝わったかな?と思いつつもは初会話(会話にはなってない)は終了した。
そして何もなかったようにいつも通りの日常になった。でも1つだけ変わったことがある。
私なりにだけどルキウス様をお助けした時、ルキウス様から「ありがとう」という言葉をもらうようになったこと。
ただの壁とそこにいる人、という関係から少しだけ近づいた気がして転生してから初めて本気の幸せを感じた。
推しを見れる!幸せ!とは言ってたけど、実際は長い時の中でこの状況を恨むことは何度もあったの。
それだけら感情を持って自分の意思で動ける人から、一切動くことのできない無機物になることには苦痛もたくさんあった。
元に戻れるとするなら今すぐにでも戻りたいのが本音かもしれない。
とまぁ、そんな感じでちっちゃな成長と大きな変化があったのよね。
そして今日、これからシャットアウトを使う。
明日の私はどうなっているのか…
できればもっとルキウス様の役に立てる様なものに進化できたらいいな。
ヒロインと出会うのは16歳だっけ?彼女と恋をした時に監禁とかのメリバにならないように彼の心を癒してあげたい。
闇落ちとかの危険もないように私が守る!その為の進化だと信じてるからね神様!!
………(シャットアウト!)
新作投稿3話でした!
完結まで毎日投稿目指しますので、ご興味持ってくださった方は是非お付き合いください。
よろしくお願いします。




