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4/4

4.初コンタクトは突然に

構想はねれているので、完結目指して頑張ります!

いつものように意識が戻る。時計を確認すれば6時。


そして私の視界?もいつもと何も変わらない。

目の前のベッドではルキウス様が人形のように眠っている。

何も変化はないのかな?まぁ見てみれば分かるか。


(ステータス!)


〔種族/性別〕部屋(ルキウス・メビアの私室)/-

〔名称/年齢〕-(床さん)/-

〔職業〕守護者(対象:ルキウス・メビア)

〔レベル〕1/1000

〔スキル〕シャットアウトLV.10、ズームLV.10、鑑定LV.10、変化LV.5

念動LV.1、念話LV.1、憑依LV.1、結界LV.1

〔体力〕D

〔知力〕C

〔魔力〕C

〔器用〕D

〔運〕SS


うわぁぁぁ!!!!

なんか色々変わってて喜ぶべきなのかよく分かんない!

…とりあえず1つずつ確認しなきゃ。


まずは種族…、部屋て(笑)


前とかわらんよねぇ?前も全方向どこの面にでも意識変えられてたし…


ん?でも意識するとなんかちょっと変わったかな?


言葉にはしづらいけど、前よりもこの部屋の中なら何でもできそうなオールマイティ感!ドアの位置とかもいじれそうかも!!


お次は名前が…って、初めてついた名前が床さん()つきってどゆこと!?

確かにルキウス様から呼んでもらったけども!他の壁とかも私なのに床だけて!


…まぁいっか。()ついてるくらいだからまだ変われると信じてね。


そんで職業は守護者…、えらいかっこよくなったな。で、レベルはMAX1000と。


つまりこれから3年位はこの部屋としてルキウス様を見守ってあいつらから守ればいい訳ね、気合いれてこ!


そしてそしてスキルは…色々かわったなこりゃ。

今までのスキルからの変化は2つ。


範囲内鑑定は範囲内が取れたからこの部屋以外でも使えるってことかな?そしたら私、苦節壁人生早5年あまり…この部屋から出られるってこと!?

…まぁこれは後でちゃんと考えるとして。


形状変化と物質変化はまとめられて変化になったと。でも何でレベル下がったんだろう。これはこれから要検証案件だね。


後は新しく取得したスキルが4つ。


まず1つ目は念動LV.1。

これは部屋の中の物を好きに動かせるみたい、これは早めにレベルあげたいね。そしたら誰かに侵入とかされても追い出したりできるかもだしね。


2つ目はまさかの念話LV.1。

相手の頭へ直接話しかけられるらしい。こんなことがあっていいのだろうか…


推しを見守り続けて約5年。ついにお話しできるチャンスがくるとはね…これはどうやって使っていくのかよく考えないとだね。


3つ目は憑依LV.1。

これは対象物に意識をうつせるみたい。これがうまく使えればルキウス様がもしここを出ていってしまってもついていくことができるかも。

あっ、だから鑑定の範囲内がとれたのかな?これも早めに検証してみないとね。


4つ目は結界LV.1。

これは色んなタイプのバリアみたいな幕を張れるものらしい。レベルによって大きさ、形、効果なんかを変えられるみたい。


守護者の名にふさわしいかっこいいスキルだよね、守る為にはこれも早めに…ってなるとほぼ早くレベ上げ案件だな。


後、ステータスで魔力が上がったのはスキルを使いやすくするためかな?


進化としてはそこまで今までと変わった!って感じはしないけど、スキルとかが増えてできることはぐんと増えたね。有効に使うためにも早くレベあげしていかなきゃ。


そしたらルキウス様とももっと近づけるかもしれないし…うわぁ、やばいやばい。


今までは壁だから、とかで見守るに徹せられたけどこんなに色々できそうだと欲がでてきてしまう…


お話したいし、私を認識してもらいたいし、できれば名前で呼んでもらいたいし…


あぁどうしよう…!!オタクとしての節度を守るべきか、それとも自分の欲を解き放つのか…!




















推しの部屋として進化をとげてから1年半位が経過しまして…レベルが500/1000になりました。


なんというかまぁ、自分の欲望に忠実になりすぎたよね。


スキルはこんな風に成長したよ!

念動LV.1 → LV.4、念話LV.1 → LV.10、

憑依LV.1 → LV.4、結界LV.1 → LV.8


念話だけあげすぎじゃね?って?


………だって!!!



推しと話せるなんて嬉しすぎたんだもん!それにレベルが低いと意味ないくらいに使えなかったし。


LV.1/240秒(クールタイム20時間)

LV.2/300秒(クールタイム20時間)

LV.3/300秒(クールタイム12時間)

LV.4/300秒(クールタイム6時間)

LV.5/300秒(クールタイム2時間)

LV.6/300秒(クールタイム1時間)

LV.7/300クールタイムなし

LV.8/300秒(分割使用OK)

LV.9/1時間

LV.10/特に制限はなし


って感じだったから最初の方なんて4分なんて短いし、1日位あけないと使えないからルキウス様と意思疎通はかるのが本当に大変だった。

最初の会話なんて…(泣)


そうあれはLV.1の初日でステータス確認が終わってすぐにルキウス様が起きた頃…




~初念話~


あっ、ルキウス様起きたみたい。いつも通りかわいい~。さてさて、いつ話しかけてみようかな。ルキウス様が暇な時がいいよね。


ん?でもいつも寝るまで決まったスケジュールで過ごされてるから時間ない…?

えぇ!どうしよう!いつにしよう!?今?今がいいの?


でもでも私なに話すか決めてないし、ルキウス様も起きたばっかりだから迷惑かな?あぁいつ(念話)

(つかえばいい…)


「え?」


(あれ?ルキウス様どうしたのかな?かわいいおめめぱちくりさせちゃって)


「………」


(キョロキョロしてる。何かあったのかな?まだあのばばぁが来る時間ではないと思うんだけどな)


「……ばばぁ」


(ルキウス様のお口からばばぁなんて言葉がでた!?なんか私と以心伝心してるみた~…


って、もしかしてこれ、ルキウス様に伝わっちゃってる!?)


「…う、うん」


(まさかのお返事きたー!え?どうしよう、念話つながっちゃったのか、えっとどうも初めまして、私は…この部屋なんです。




…何言ってんだと思うかもしれないけど、えっと…床を動かしたりしているモノです)


「床さん…?お話し…できたの?」


(いいえ!昨日まではできなかったんです。でも今日の朝?進化したら念話というスキルを覚えたので。

そのおかげでこうしてルキウス様とお話しができてましてって、あぁ!このスキル、クールタイムってのがありましてつ…)


(ぎは…)


「あれ?床さん?どうしたの?」


なんてこったー!!お話できた嬉しさで無駄に喋ったから色々と伝えられてない!


あー、ルキウス様がキョロキョロして眉間にしわよせてるー、かわいい。けど不信に思ったよね!?あー悲しい。次お話してくれなかったらどーしよー(泣)


「進化…念話…スキル…クールタイム…最後の言葉はつ。

つ…?つぎ?とかかな?また話しかけてくれるのかな」


もちろんですともー!クールタイムさえなければもっともっとお話ししたいですよー。

でもそんなに悪い印象を持たれたりしなかったみたいで良かった本当に…




初念話はこんな感じでひどかった。いきなりスキル使ったことになっちゃって怪しさ満点、その後は1人で反省会だよ。


落ち込んでてもしゃーないって、気合いれて、他のスキルの検証とかしつつ次の会話内容を考えた私偉かった。そのおかげで2回目はいい感じに話せたよね。


〜次の日の朝~


クールタイムが無事に終わってルキウス様が目覚めたのではりきって!!


(念話!)


(おはようございます、ルキウス様。昨日念話したモノですが聞こえてらっしゃいますか?)


「………


うん、聞こえてるよ。たくさん気になることはあるんだけど…

まず君は一体何者なの?」


ルキウス様は慌てもせずに答えてくれた。きっと昨日の内に色々と考えてくれたんだろうね。

最初の反応が遅いのは起きたてに話しかけた私が悪い、はやる気持ちがおさえられなくてつい(笑)


(私は貴方の守護者です。信じられないかもしれませんが、ある時からこの部屋の壁になっていたのです)


「守護者…

か、かべ…」


(色々と信じられないことばかりだと思いますがこれだけは信じて欲しいのです。

私は絶対に何があってもあなたの味方です。あなたを…ルキウス様を幸せにしたいのです)


「………」


信じられないって顔してる、そりゃそうだよね。


(この念話というスキルは240秒しかもちません。クールタイムも今は24時間あるのでまた明日、この時間に話しかけます。なんでも答えますので聞きたいこととか気になることがあったら考えておいてくださると嬉しいです)


「…分かった。考えておく…これだけは今聞きたい。何で君は僕の味方なの?」


(私がルキウス様を大好きだからです!

ルキウス様が5歳の頃から見守ってきました。いっぱい勉強頑張ってるのも、魔力の制御を頑張ってるのも、全部知っています。


あなたはできそこないなんかじゃない!周りの人達の言うことなんて信じちゃダメです。あなたはすごい。あなたは強い人です。幸せになってもいいんです!)


「…」


(私があなたを守ります。昔よりできることが増えたんです!もう誰にもあなたを傷つけさせません!)


「なんで僕なんかをそんなに…」


(僕なんか、じゃありません!ルキウス様だから守りたいんです。他の人ではなくあなただから、ルキウス様だから、わたしは…)


(前世からずっと大好きなんです!)


ルキウス様は黙って考え込んでしまった。最後の私の言葉はスキルが切れていたかも…






そんなかんじで2回目の会話も終了した。それからは毎日、ルキウス様が起きてからちょっとしたら会話するという習慣ができた。


最初の内はルキウス様の質問に対して私がひたすら答えるという流れだった。

その中にはもちろん答えられないものもいくつかはあったけど、それは私にも分からないことだけ。


知っていることについては全て話したよ。…前世のこともね。


本当はそこらへんだけは隠そうかとも思ったんだけど、どうしても嘘はつきたくなったし、上手に隠してあげられそうになくて(笑)

下手に隠してルキウス様に信じてもらえなくなる方が怖かったから。


そうやって1回は短いけど、毎日話してる内に段々とルキウス様が心を開いてくれたの!それで私の名前をつけてくれたのよね。

今回の人生?で初めての宝物よ!喜びすぎて念動が暴発して花瓶を落として割っちゃったのはすごい反省。


学園に入ってヒロインと出会う前までに心の傷をいやしてあげたい…

メリバなんかじゃなくてハッピーエンドで終わってほしいもん。ゲームだとどんなルートだとしても"本当の幸せ”にたどり着く道はなかったルキウス様。


私は彼の守護者だもん。彼を“幸せ”に導いてあげなくちゃ!

よし!これからも毎日スキルのLV.あげとか色々と頑張らなくちゃ!全てのモノから私がルキウス様を守って見せる!おー!

ありがとうございました。ぜひ次のお話もご覧下さい。

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