ステータス その3
「な、何か…蔑まされている気がするわ…」
パン屋の三女で狩人のアルネは、自分のステータスが、前の二人と桁が違うことに、劣等感を感じたのだ。だがアルネのステータスは一般的な値であり、何一つおかしな点はないのだ。前の二人が異常なだけであることを、デットとカーデルが強調する。
「次は、カスーレイナちゃんのステータスを確認させてね」
「デットの言い方、何か…嫌らしい」
「うん、明らかに、私のときと違う」
神殿の聖女ルミナリアとアルネが、デットのカスーレイナに対する扱いに嫉妬する。
「いやいや、そんなことないから…」
■名前:カスーレイナ ■種族:人間 ■クラス:精霊使い(Lv20)
■HP:6/6
■MP:75/75
■STR:3
■DEX:4
■VIT:3
■AGI:6
■INT:45
■MND:5
■LUK:4
■CHA:7
■保有スキル:影の精霊Lv2
■ボーナスポイント:0
「INTに極振りかな? できればもう少し、VITにも振ったほうが良いかな」
カーデルは、ルミナリアとアルネを刺激しないように注意しながら、カスーレイナに質問した。
「はい。私は精霊使いなので、兎に角、精霊を強くするためにINT極振りにしています」
「ぐっ。カーデルまで…。私の時は、ただ和んでいただけで、何もアドバイスしてくれなかったのに…」
「うんうん、可哀想なアルネ。男は見る目がないわね…」
結局、ルミナリアとアルネに文句を言われる始末である。
「で、では、次、ルミナリアさん…」
■名前:ルミナリア ■種族:人間 ■クラス:巫女(Lv18)
■HP:22/22
■MP:112/112
■STR:3
■DEX:5
■VIT:11
■AGI:4
■INT:7
■MND:68
■LUK:6
■CHA:8
■保有スキル:光Lv1、神託Lv2、破邪Lv2、回復Lv3
■ボーナスポイント:0
「えっ!? ルミナリアの治癒魔法って、回復に統合されているの?」治癒術師であるベスパが驚く。
「えぇ。多分、実際に発動したときの回復量は、ベスパの半分にも満たないけど、数値に現れない効果のおかげで、ベスパの馬鹿げた治癒魔法にも、匹敵する治癒効果が得られていると思うの」
刺々しいルミナリアの解説に、げんなりしたベスパだった。




