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古代の塔を攻略せよっ!

パン屋の三女で狩人のアルネ。学園の生徒でアサシンのジュエルス。ドワーフ娘で謎の傭兵アルデル。居酒屋の住み込みで治癒術師のベスパ。4人は古代の塔の出口を目指すため一致団結する。


「それほど大きな塔じゃないし、4人で行けば、1日ぐらいで出られそうだね」


呑気なベスパに、ジュエルスとアルデルは苦言を呈する。


「ベスパ。ここは古代の仕掛けと学園生徒の育成のために、凝りに凝った仕掛けが施されているから、1日は無理かな」


「ダーリンは、何でも甘い。オレなんて、一ヶ月も彷徨っているんだぞ?」


一ヶ月だと? 冗談だろうと、三人はアルデルの様子をうかがう。


「ドワーフって、地下迷宮で生活しているのよね? 何で…こんなちっぽけな塔で迷子に?」


アルネはオブラートなしで、ストレートに質問した。


「ごほんっ! オ、オレは…地下だったら問題ないのだが、地上に出ると…どうにも方向感覚が狂ってしまってな…」


そうなんだ…と、三人は黙ってしまう。ジュエルスが案内して、アルデルが魔物を排除する。


そして4時間ぐらいが過ぎたときだっった。


「あーっ! 駄目だ…。我慢できない。あの…アルネさん、俺の外套を貸すので…その…胸隠してもらえませんか?」


ベスパは冷たい視線をジュエルスに送る。


(馬鹿野郎っ! ジュエルス、余計なことを言うなっ!!)


「ふぇっ?」アルネは指摘され、初めて自分の服装がボロボロなのに気が付く。


(お、俺は…おっぱいが見たいから、黙っていたんじゃないぞ!? だって…もしも…ウィルダースたちに…あんなこととか…されていたら…)


「えっ!!!!! 半裸じゃないっ!?」


アルネが驚き、ベスパの微妙な表情を察したのか。


「わ、私は、じゅ、純血の乙女よっ!? な、何もされてないわよ??」


「ふ〜ん。オレと同じか」


話に割り込んでくるアルデルをじっと見つめるアルネは、この何とも言えない女子の威圧感を感じていた。最近味わったばかりであった。そう、ウドちゃんだ。このドワーフから、ウドちゃんと同じ異様な威圧感を感じる。関わってはいけないと、アルデルをスルーする。


それから…三階の扉を開けるため、事前に起動できない五階の仕掛けを起動させに戻るのだが、途中の四階で六つの仕掛けを解除しなければならず、その仕掛けを解除するために、またまた事前に押すことの出来ないスイッチを押してから、一階、六階、二階、三階の順で、またまたまた事前に押すことの出来ないスイッチを押しに行くために、六階の…。


「巫山戯んなっ!! こんなの無理ゲーだろっ!?」ベスパは発狂する。


「だから、一日で攻略なんて無理と、言ったのに…」


ジュエルスはベスパの肩をポンっと叩いた。


「ジュエルスが居なかったら、オレたち、一生出られなくね?」


アルデルの怖い一言が、アルネとベスパを凍りつかせた。


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