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頼れる、木の精霊

「じゃ、後は任せたぞ〜」と言って、二代目は去って行った。


二代目が精霊樹から卒業しようと決めたのは、多分…ペスパの父親であるジェフが死んだときじゃろう。二代目は凡人以下のステータスしか持たなかったジェフに相当お熱だたのじゃ。必死にLvを上げ、脅威のLv999となり、<神樹の種>を取得すると、ガンガン種を与えまくったのじゃ。


ジェフは拳闘士のクラスで上級冒険者となり、同じく上級者ヒーラであるメリーと結婚したのじゃ。二代目はジェフと生涯共にする覚悟じゃったのだが、ジェフは人間のメリーと結婚してしまったのじゃ…。それ以降、二代目は二度と人前に姿を現さなくなったのじゃ。


メリーは難産でベスパを産むと同時に亡くなってしまい、絶望したジェフもクエストの最中に利き腕を切断する事故にあってしまうのじゃ。それから冒険者ギルドのマスターであるデットの口利きで、この店に住み込みで働きながらベスパを育てたのじゃが。


二ヶ月前にそれは起きてしまったのじゃ。冒険者が出払った昼に、とあるクエストで、前日生け捕りにしておいたオーガの鎖が切れ暴れ出したのじゃ。オーガに対抗できる目安として、中級冒険者パーティでも二組程度必要とされているのじゃ。しかし、そんな戦力は街におらず、そこでジェフがオーガと対峙することになったのじゃ。戦闘のブランクと片腕のハンデがありながらも、善戦していたのじゃが、物陰に隠れていた女の子が逃げたすために、こともあろうに戦闘中のオーガの前に、飛び出してしまったのじゃ。ジェフは自らの命と引き換えに女の子を救ったのじゃ。


それからオーガは、帰ってきた冒険者たちによって、討伐されたのじゃが、あと二分早く帰ってきてくれれば、ジェフは死なずに済んだかも知れないのじゃ。


ジェフが死ぬと、二代目は人間化のスキルを使って、何処かに去っていってしまったのじゃ。引き継ぎの際に、二代目の持つ全スキルの中から、一つだけスキルを引き継げるのじゃが、なぜか<神樹の種>を選んでしまったのじゃ。


二代目からは「お前も、馬鹿だな」とだけ言われたのじゃ。


それからベスパは父親が毎日行っていた雑用を一人でこなしていたのじゃ。人前では決して涙を見せなかったのじゃが、店が締まり最後の清掃を一人でしている時は、ずっと泣いていたのじゃ。そんなベスパを見ていられなくてな。つい種をテーブルに落としてやったじゃ。


とても香ばしい香りがする、その種を何の躊躇もなく食べたベスパに笑ってしまったのじゃ。引き継いだばかりで、Lvも1のドライアドには、種を作ることしか出来なかったのじゃ。しかし本来Lv999のスキルである<神樹の種>を発動すると、一気に経験値が得られ、いろんなスキルを手に入れることが出来たのじゃ。


姿を見せられるようになったのも一週間前じゃ。考えてみれば、一週間で、随分と仲良くなったものじゃ。ベスパには頼れる相手が欲しかったのじゃろう…。


ふむ。頼れる、木の精霊。どらいアドちゃんのステータスは以下の通りなのじゃ!


■名前:どらいアドちゃん ■種族:木の精霊 ■クラス:魔女(Lv134)

■HP:266/266

■MP:633/633

■STR:77

■DEX:64

■VIT:133

■AGI:41

■INT:89(+231)

■MND:102

■LUK:53(+94)

■CHA:57(+87)

■保有スキル:神樹の種、花魔法、草魔法、木魔法など


<神樹の種>で作れる種は、一日二粒。三代目になってから一ヶ月は、自分のために<神樹の種>を使っていたのじゃ。二ヶ月目からはベスパとひと粒ずつにしたのじゃ。


頭が良くて、可愛くて、ラッキーなステータスを目指しているのじゃ。ちなみに<神樹の種>で上げれられる裏ステータスは+256までじゃ。


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