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相談しよう

翌朝、居酒屋の店主アルバは、地震の影響が国内全域にあることを知り、他の大陸と貿易が盛んな都市へ買い付けに向かうと、ベスパや従業員に伝えた。


「このままじゃ、いつになっても開店に必要なランプや食器、窓ガラスなんかが、揃わねぇ…。だから、冒険者を連れて、買い出しに行くっきゃねぇだろ?」


アルバは月の半分の給与を全員に手渡しした。


「少ないけど、勘弁してくれ」


アルバの話では、買い付けには一ヶ月ぐらい掛かる見込みだという。ベスパは、冒険者にもなれず、居酒屋でも働けないのだ。アルバは話が終わると授業員達を解散させ、旅の準備のために冒険者ギルドで護衛と打ち合わせを始めた。


ベスパもボーナスポイントの使い方を教わるため、冒険者ギルドの受付嬢のアレーラさんに相談することにした。


「ボーナスポイントの使い方ですか? そうですね…。まずはボーナスポイントに付いて説明しますね。ボーナスポイントはレベルが上がると2ポイント入ります。これは固定値であり必ず2ポイントとなります。次に使い方ですが、上級冒険者を例に出して説明しますね。上級冒険者は、いずれかのステータスが100を超えるか、スキルが1つでもLv3の上級になった冒険者のことです。どちらにしても極振りすれば、スーテタスならLv50前後、スキルならLv75前後で上級者の条件を満たせますが、正直、とても冒険に出れるような冒険者ではありません。勘違いの多いパターンで言えば、魔法LvやINTに極振りした魔法使いですね。まぁLv50まで極振りを続けた冒険者をパーティに入れる物好きな人はいませんけどね」


(うわっ。いきなり情報が多い!! 確かに魔法使いならINT重視だけど、守りが全然駄目ってことなのかな? それなら守りの魔法を取得すれば良いと思うけどな…。でも、体力もないし、アレやコレやを全部魔法で解決するだけで、魔力が無くなっちゃうか…)


「えっと、ステータスでの目安としては、【1〜25】一般人、【26〜50】初心者、【51〜75】中級者、【76〜100】上級者となります。魔法での目安は、【Lv1】初心者、【Lv2】中級者、【Lv3】上級者となり、ランクアップに必要なボーナスポイントは、25,50,75となります」


(どらいアドちゃんの種でステータスは上がっているから、魔法のLvを上げる方を優先しないとな)


「ちなみに、ステータスやスキルランクを上げる方法として、ボーナスポイント以外にも、【熟練度】と【センス】というものがあります。この2つは個人差がありますので、あまり当てにしない方が良いですね。熟練度は、ステータスやスキルを使い続けると極稀に付与されます。またセンスは熟練度と同じように使っていると相性が良い場合に付与されます。まぁ、ベスパさんの場合は、治癒術師ですので、その系統が2つに反応するはずなんですが、たまに全く異なる系統のステータスやスキルに反応する冒険者の方もいらっしゃいますね」


(うん? もしかして、勝手に魔法のLvが上がるかも知れないし、魔法にボーナスポイント振るのも勿体無いかも??)


「例えば、ベスパさんのクラスが、神父でしたら神殿に行けば、伝統的なクラス構築を教えて萌えたのでしょうけど、ベスパさんは、一般的に言われる野良の治癒術師ですので、特にノウハウが残っていないのです」


「あの俺は神父とか…僧侶、司祭などとは、条件が合わなかったのでしょうか?」


「ステータス的に足らないクラスもありましたが、通常なら選べるはずのクラスが表示されないということは、隠しステータスによって弾かれた…という回答が正しいのでしょうね。それ以上は冒険者ギルドでは調べることができませんので…」


「なるほど…わかりました。ありがとうございます」


「それでですね…。冒険者ギルドのビッグデータによると。一般的な育成方法としては、始めはメインとなるステータスを上げています。そして、周りの敵の強さに合わせ、自分の足りないステータスを少し補っていますね。次に自分の性格などにあったセカンドスータスを上げ始めます。セカンドステータスは特徴にその方の特徴になりますから結構重要ですよ。セカンドステータスと同時期に、スキルのランクもアップしていますね。恐らく、この頃には、自分の目指す冒険者像がはっきりとしているのでしょうね」


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