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第三百三十章 謎の連合動き出す

フジコが、「皆、愛子がバイキンマンの基地にあるコントロール装置を爆破したわ。バイキンマンが混乱している今がチャンスよ。攻撃を開始して!」と指示しました。

バイキンマンも攻撃される可能性があると判断して体制を整えていましたが、まだ整っていなかった上に、コントロール装置を破壊された為に、混乱の中、アヤメ達は発見したバイキンマンの基地の一斉攻撃を開始しました。

イタリア基地では、バイキンマンを取り逃がさないように、サクラ販売会社の社員が三重に取り囲んでいた為に、サクラの熱線攻撃から逃げ出したバイキンマンも全員殺しました。

死体処理まで手が回らなかった為に、イタリア政府は、人間ではない生物の死体を発見して、“宇宙人の死体を複数発見した!”と大騒ぎになりました。

アフリカ基地では、ジャングルの中に成美がキングコブラ数匹と潜んでいて、コスモスの攻撃から逃げ出したバイキンマンをキングコブラが退治しました。

北極にある基地には強力な武器もありましたが、アヤメ警備会社の社員が渚の大型特別艦の援助もあり、宇宙空間や地球上で激戦の末、壊滅させました。

天文学者が、その交戦を観測して更にバイキンマンの一部のUFOが地球にも墜落した為に大騒ぎになり、UFOの乗組員は、イタリアで発見された宇宙人の死体と同じでしたので、“宇宙人が地球に潜んでいる!”とか、“宇宙戦争だ!”と大騒ぎになりました。

地球のバイキンマンの基地は全て壊滅した為にアヤメが、「これで一件落着だな。」と一安心していました。

フジコが、「何で女神ちゃんはそうなよ。バイキンマンの人工惑星はどうなのよ。全宇宙に広まっているバイキンマンはどうなのよ。バイキンマンは壊滅していないわよ。それにバイキンマンは敵の連合の最前線に立っているだけで、バイキンマンのバックにいる敵の事はまだ何も解っていないのよ。」と警告しました。

アヤメが、「今、父ちゃんから連絡があり、全宇宙に広まったバイキンマンは、各星雲の秘密調査官が夫々の星と協力して壊滅したらしいわ。地球のバイキンマンも壊滅したのであれば、太陽系で生命があるのは地球だけだから、生命反応で太陽系を確認して、地球以外に生命反応がなければ、バイキンマンは人工惑星だけになる。人工惑星には指揮官がテレジア軍から一個連隊を向かわせた。夫々の星に潜入していた部隊が攻撃部隊で、人工惑星は、その囮の可能性があり、戦闘能力が低いと考えられます。更にその攻撃部隊も壊滅した為に、可能であればバイキンマンに降伏するように交渉して、バイキンマンのバックにいる連合の事を聞き出して、モミジと平行して連合の事を調査すると言っていた。」と説明しました。

フジコが、「解りました。太陽系の生命反応については、私が調査します。後はテレジアグループの立直しをしましょう。ただ自然を復活させる会は愛子さんに任せて、代表も愛子さんに譲り、私は会員の一人になります。」と提案しました。

フジコは、「愛子さん、私は、あなたが出所するまでに地球の自然を復活させておくと約束しました。途中経過は報告していましたが、ここまでしかできませんでした。後は愛子さんに任せます。」と宣言しました。

愛子は、「いいえ、出所後地球の美しい自然は復活していました。父もきっと草場のかげから喜んでいると思います。有難う御座いました。これはフジコさんの力です。会員の一人だなんて言わないで、今後とも私と二人三脚でこの会を盛り上げていきましょう。」とフジコに協力依頼しました。

フジコは、「解りました。まず北極にあるバイキンマンの基地を壊滅させた時に、北極海の氷の一部が溶けて、全世界の水位が上がっています。その対策から始めましょう。」と提案し、愛子も納得してその方向で活動を再開する事になりました。

暫く平和が続いたある日、モミジから軍に敵連合の報告がありました。

モミジは、「以前報告したように、敵は資源が少なくなり、貿易しようとしているメンバーを拉致して、資源を強奪する方向に動いています。その貿易しようとしていたメンバーが何処に監禁されているのか判明しました。彼らを救い出し、彼らと共に戦う方向で考えています。従って隠密行動が必要な為に、成美ちゃんに協力して頂きたいのですが、成美ちゃんはテレジア星人でもなく、軍にも所属していませんので、交渉願えませんか?」と依頼してきました。

テレジア軍から説明を聞いた成美は、「以前にも言ったように、私はテレジア星人に恩があります。喜んで協力させて頂きます。」と協力する事にしました。

マーガレットが、「蛇の特撮はどうするのよ。会社で飼っている蛇は誰が世話するのよ!社員は自分の意志がなく成美ちゃんの言う事しか聞かないのよ!どうするのよ!」と不満そうでした。

マーガレットに成美は、「社員には、私は出張で暫く不在なので、私が帰るまでマーガレットの指示に従うように伝えています。私が帰るまで特撮会社の事はマーガレットさんに任せます。」とマーガレットに任せて成美は迎えに来た陽子と共にテレジア星に向かいました。

マーガレットは仕方なく顧客に、「蛇担当社員が病気で暫く欠勤します。蛇を扱える社員が他にいない為に、暫く蛇の特撮は中止します。」と連絡して、会社で飼っている蛇の世話を社員に指示しました。

サクラ販売会社では、今までテレジア星人の治療費の名目で物資をテレジア星から無料で搬入していましたが、テレジア星人の治療も終わった為に、テレジア星からの物資の搬入はなくなりました。

サクラはこうなる事を予測していた為に、自然農園を宇宙空間で大型多目的艦の艦上に作り、それを販売していました。

アヤメは以前のようにビル警備などをしていました。菊子は、謎の覆面レスラーの正体がばれたので、覆面をせずに、唄って踊れる全戦連勝のレスラーとして活躍していました。

覆面を外してからは、反則をしなかった為に、強豪レスラーが、「ブリッコのくせに生意気な。」と次々と菊子に挑戦しましたが、誰も菊子には敵いませんでした。

歌番組などに出演中にHな表現をしたりする男性にはプロレス業で懲らしめていました。人気アイドルスターとして男子のファンが多い中、Hな男性を懲らしめていたので女性ファンも多くなり、更に人気は上昇していました。

陽子は年に一度、芹沢外科医院の外科医として、テレジアグループの健康診断に来ていました。

そんな中、モミジから連絡があり、「成美ちゃんの隠密行動は想像以上に強力で、何箇所かに拉致されていた人を助けて、彼らの話を聞く事ができました。

武力で強奪するのはもう少し後で、今は各星雲に潜り込んで、強盗を働く作戦のようです。夫々強盗団に注意して下さい。」とテレジア軍に報告しました。

テレジア軍から連絡を受けたアヤメは、「何だ只の強盗か。」と油断していました。

フジコが、「女神ちゃん、強盗と言っても地球人とは科学力が違うのよ。謎の強盗が発生していないか私が調べるので、自然を復活させる会は愛子さんに任せるわ。それと皆に言っておきたいのだけれども、特に女神ちゃん、もし謎の強盗を発見しても、手出ししないで。」と指示しました。

アヤメは、「何故だ!謎の強盗の正体は、謎の敵の可能性があるのだろう!叩き潰すべきじゃないのか。」と不満そうでした。

フジコは、「相変わらず女神ちゃんは何も解ってないのね。モミジさんからの報告では、最終的には物資を強奪する計画だと言っていたでしょう。今は只の強盗かもしれませんが、私達が気付いたと思えば強奪に切り替える可能性があります。宇宙空間でしたら良いですが、もし地球上で強奪しているグループと交戦状態になれば、地球人にも被害者が出るわよ。もし謎の強盗を発見したら、気付かれないように尾行して、その正体を調べるのよ。もし謎の敵であれば、その基地を発見するのよ。基地が一つだとは限らないし本部だとも限らないので、基地を発見しても暫く様子を見るのよ。」と提案しました。

アヤメは、「解った。私が警備しているビルで強盗に注意するよ。」と納得していました。

愛子が、「本当に注意しているの?」と念を押しました。

アヤメが、「何だと!私がサボっているとでも言うのか!」と切れました。

愛子は、「サボってなければ、何故強盗に入られた事に気付かないの?」と指摘しました。

アヤメは、「えっ?」と今までの勢いがなくなりました。

愛子が、「先程フジコさんが、地球人とは科学力が違うと指摘したでしょう?アヤメ警備会社が警備している大日本ビル五階にある金庫の中身だけがなくなっています。タイムマシンを使い透視で確認すれば、いつなくなったのか解るわよ。金庫の中身が何処に消えたのか解らなければ、謎の強盗の事を調べているフジコさんに協力を依頼してね。」と返答しました。

アヤメは、「何故私が警備している会社を調べたんだ!私の事を信用していなかったのか!」と怒っていました。

愛子は、「考え過ぎよ。地球上で地球人やテレジア星人が使わない謎の信号を確認しました。その中の一つが大日本ビルに照射されていました。早く調べないと、アヤメ警備会社の面子丸潰れになるわよ。」と指摘しました。

アヤメは、「解った。有難う至急確認します。」と確認すると、確かに金庫の中身だけが突然消えていました。愛子の言っていた信号について調べても解らなかった為に、フジコに応援を依頼しました。


次回投稿予定日は、2月2日です。

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