第三百二十九章 敵の基地発見
菊子が韓国で、「コスモス、母ちゃん、準備はできた?」と確認しました。
コスモスは、「姉ちゃん、いつでも良いわよ。」と返答しアヤメも、「私も準備OKだ。早く警察に通報しろ。」と返答した為に、菊子が韓国警察に通報しました。
警察が来ると、バイキンマンはサクラの予想通り、裏口から慌てて逃亡した為に、アヤメ達が尾行しました。
アヤメがバイキンマンを尾行した社員から報告を受けて、「バイキンマンを尾行すれば、アフリカとイタリアと地獄点に行ったぞ。」と報告しました。
菊子が、「地獄点て何処?」と理解不能でした。
アヤメが、「菊子!お前は、世界を巡業しているくせに、地獄点も知らないのか!勉強不足だぞ。」と得意そうでした。
渚が、「母ちゃんから聞いた事があるけれども、それってアヤメさんが滑って転んだ磁極点の事じゃないの?もしそうだとすれば、磁極点は北と南の二つあるのよ。どっちなの?」と冷静でした。
アヤメは、「滑って転んだだけ余計だ!北だ。北極近くの氷の中に、地獄の入り口じゃなかった、バイキンマンの基地がある。」と報告しました。
サクラが、「解りました。コスモスちゃん、それぞれの基地の規模や目的などについて調査して。女神ちゃん、バイキンマンとの戦闘準備を整えて。私も戦闘に参加しますので、博士、戦闘全体の参謀をお願いします。成美ちゃんは、最後の手段として、人工生命体の百足と隠れていて。コスモスちゃんの調査が終了すれば作戦会議を開いて、攻撃を開始しましょう。」と提案しました。
コスモスは調査結果を、「韓国で調べた病原菌を文明社会ではないアフリカで広めて、アフリカを訪れた探検隊などに感染させて全世界に広めようとしています。病原菌で混乱している時に、全世界から若い女性を拉致してイタリアで、バイキンマンの子供を妊娠可能なように遺伝子操作して妊娠させ、中絶できなくなるまで育てば解放して、バイキンマンと地球人とのハーフを出産させ、更に混乱させようとしているようです。全世界が混乱している時に、北磁極にある基地から攻撃を開始する計画のようです。従ってアフリカとイタリアは研究施設が中心で武器は少なく、北磁極に強力な武器を多数準備しています。」と報告しました。
アヤメが、「病原菌に感染すれば、倒れて探検隊と接触しないから、探検隊には感染しないのではないか?」と不思議そうでした。
フジコが、「先日病原菌には潜伏期間があると説明したでしょう。恐らくその病原菌の潜伏期間は長く、発症する前に探検隊と接触する事により感染して、探検隊も文明社会に帰ってから発症すると考えているのだと思います。」と返答しました。
愛子が、「アフリカとイタリアと磁極点にある基地を統括する本部が何処かにある筈よ。今までのバイキンマンの戦略からして、恐らく地球上にはないと思います。太陽系の惑星か衛星か太陽系に潜んでいる戦艦に本部がある筈よ。」と助言しました。
コスモスが、「調査の時に、何処かと通信していないかも調べたけれども、この三箇所の基地以外は、何処とも通信はしていなかったわよ。」と指摘しました。
愛子は、「このような時は通信ではなく、光の点滅を使用します。地球のモールス信号の原理です。地球の基地同士ではこの通信は不可能な為に、宇宙の何処かに本部がある筈よ。」と返答しました。
フジコが、「そうか、愛子さんから本部の事を知られると思い、事前に愛子さんを狙撃して来たのね。」と納得していました。
アヤメが、「それじゃ、もう愛子の護衛をしなくても良いのか?」と単純に考えていました。
フジコが、「女神ちゃんは、なんでそんなに単純なのよ。その他にも愛子さんに漏らされると困る事があるかもしれないわよ。この戦いの勝敗は愛子さんの情報に左右されると言っても過言ではないわよ。今も愛子さんは危険な状態です。油断しないで!」と指摘しました。
アヤメが、「そうか、解った。所で惑星や衛星や戦艦は移動するので、何処からその光を見ているか解らないじゃないか。地球基地が夜の時に光が見える場所を捜すしかないのかな。」と呟いていました。
愛子が、「バイキンマンは昼でも光を確認可能よ。」と指摘しました。
アヤメが、「本当に解るのか?」と不信に思いながら確認しました。
渚が、「地球人も訓練すれば、昼間でも星を見る事が可能よ。第二次世界大戦の時、アメリカ軍の戦闘機にはレーダーが搭載されていましたが、日本では、まだレーダーが開発されていなかった為に、ゼロ戦には搭載されてなかったよ。目視だけが頼りでしたので、ゼロ戦のパイロットは、昼間に星が見えるまで訓練したそうよ。レーダーで言えば、日本はアメリカ軍の戦闘機にレーダーがあるとも知らずに、夜はゼロ戦を黒く塗って、忍者部隊と呼んでいたらしいですが、アメリカ軍からはレーダーで丸見えだったらしいわよ。」と説明しました。
アヤメが、「科学力の差だな。」と納得していました。
渚は、「科学力の差が勝敗を左右するといっても過言ではないわ。第二次世界大戦の時に、ドイツはユダヤ人を迫害しましたが、その迫害から逃れてアメリカに亡命したユダヤ人の中にアインシュタイン博士がいたのよ。それでアインシュタイン博士は、ドイツを倒す為にアメリカに協力したのよ。その協力した中に原子爆弾もあったのよ。これは破壊力が大きい為に、アインシュタイン博士も悩んだようですが、結局アメリカに協力したのよ。でも、その原子爆弾が日本で使われたと聞いたアインシュタイン博士の心は痛んだようですね。」と補足説明しました。
アヤメが、「話が横道に逸れたが、バイキンマンは相手にばれないように昼間に通信しているのか?」と話を戻しました。
愛子が、「惑星や衛星は公転や自転をしていますので、昼だったり夜だったりと一定していません。只、惑星の火山活動や太陽からの反射光などと区別する為に、自然には存在しない波長を使用しています。」と返答しました。
アヤメが、「その波長の光を捜せば良いのか。愛子、その波長を教えてくれ。」と確認しました。
愛子は、「その時によって、波長は異なるわ。今回の波長は解らないわ。」と返答しました。
フジコが、「解りました。コスモスちゃん、追加調査をお願いします。太陽光線に含まれない波長の光を、バイキンマンの基地で発見すれば、同じ波長の光が太陽系の何処かで光っていないか確認して。本部の場所を特定次第、攻撃を開始しましょう。」と提案しました。
数ヵ月後、コスモスが、「本部らしい基地を発見しました。小惑星郡の中に戦艦が潜んでいますが、木星の軌道上にも戦艦があり、その二箇所ありました。」と報告しました。
愛子が、「その二箇所は恐らく本部ではないわ。本部は木星の中にあるものと思われます。木星軌道上の戦艦は木星と交信していませんでしたか?」と確認しました。
コスモスは、「今回は光のみを調査したので、通信については気付きませんでした。」と返答しました。
アヤメが、「この役立たず!すぐに調べろ!」と切れました。
数日後コスモスが、「通信は木星ではなく、土星の衛星タイタンと交信していたわ。タイタンに調査に行った社員と音信不通になったわ。」と報告しました。
サクラが、「恐らく本部の防衛網は強力で、バイキンマンに発見された可能性があります。女神ちゃん、至急艦隊をタイタンに向かわせて。」と指示しました。
フジコが、「落ち着いて、アネゴ。艦隊を出撃させても、人質がいればどうにもならないわ。バイキンマンは私達が動いている事に気付いたと思うから、地球上で動き出す可能性が高いわ。急いで人質を救出して、バイキンマンを攻撃しましょう。」と提案しました。
愛子が、「バイキンマンの基地は私が詳しいから、私がタイタンの基地に侵入します。」と提案しました。
フジコが、「一人では危険よ。今も言ったように、バイキンマンは私達が動いている事に気付いたと思うので、私達が人質救出に来る事を予想して、待ち構えている可能性が高いわ。アネゴと二人で行って。女神ちゃん、ヴィツール号にアネゴと愛子を乗せてタイタンに気付かれないように行って、二人をタイタンの基地に転送して。アネゴ、帰りはアネゴの大型多目的艦で帰ってこられるわよね。女神ちゃんは、アネゴをタイタンの基地に転送すれば、直ぐに艦隊の戦闘態勢を整えて。アネゴが救出に成功する保証はないわ。もし敵に発見されれば直に応援に行って。人質救出に成功すれば、タイタン基地と木星軌道上と小惑星郡の戦艦を攻撃して!コスモスは、地球上にある三箇所の基地を攻撃して。磁極点には強力な武器があるので、渚!大型特別艦で援護して。」と指示しました。
数時間後、サクラから連絡があり、「矢張り、敵は待ち構えていました。しかし愛子の協力で人質監禁場所の近くまで侵入に成功していたので、私の冷凍光線で敵と交戦中に愛子が人質救出しています。敵に発見された為に、隠密行動は無意味です。私の通信の発信源に応援に来て!」と応援依頼しました。
アヤメが社員数名と応援に駈け付け、人質救出に成功して脱出後、愛子が、「敵のコントロール装置を遠隔操作で爆破できるようにセットして来ました。」と説明して爆破しました。
次回投稿予定日は、1月30日です。




