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第三百二十七章 愛子、新兵器を開発する

アヤメが、「愛子、バイキンマンは以前テレジア星にバイキンで攻撃してきたぞ。テレジア星人に有効なバイキンは解っているのではないのか?何故今更調べる必要があるのだ?」と不思議そうでした。

愛子は、「あの時は、私がテレジア星人は植物だと言ったので、テレジア星人について調査せずに、光合成ができなくなる植物に有効なバイキンを使ったのよ。その後、攻撃しても征服できなかった為に、もっと有効なバイキンがあるのかどうか調べようとしているのだと思います。」と返答しました。

アヤメは、「それじゃ、それを見付けるまでは、バイキンで攻撃して来ないのか?」と敵の動きを予想していました。

フジコが、「女神ちゃんは相変わらず考えが甘いのね。愛子さんも驚いているじゃないの。テレジア星人を拉致できなかったら、植物に有効な別のバイキンで攻撃して来る可能性があるわよ。」と指摘しました。

アヤメは、「他にどんなバイキンがあるのだ?」と確認しました。

愛子は、「色々とあるわよ。例えば根っこを生やして地中から養分を吸い取る事ができなくなるバイキンとかね。」と返答しました。

アヤメは、「解った。太陽系周囲の警備を厳重にするが、それ以上広範囲の警備は人員不足で不可能だ。銀河系周囲の警備をテレジア軍にして貰うように父に頼むわ。」と提案しました。

数日後モミジから、「女神ちゃんのお父様がテレジア政府に働きかけ、政府から司令官に指示がありました。銀河系周辺はテレジア軍で警備します。銀河系内部は、マーガレット、銀河系担当のあなたがするのよ。バイキンマンのバックには連合がいるので、正体不明のUFOには注意してね。」と連絡がありました。

マーガレットは、「私一人でするの?」と不満そうでした。

モミジは、「私は警備をしろと言ったのよ。戦えとは言っていないわよ。緊急事態には、銀河系周囲を警備している軍が応援に行くわ。」と安心させました。

アヤメも、「私も応援に行くわ。」と協力を申し出ました。

モミジが、「陽動作戦の可能性もあるので、女神ちゃんは、太陽系から離れないで!今、テレジア星とバイキンマンとは戦争状態にあります。バイキンマンもテレジア星と地球とは深く関係している事を知っている為に、地球を攻撃して来る可能性があります。女神ちゃん、油断しないでね。」とアヤメは落ち着きがなく、手が掛るんだからと呆れていました。

アヤメが、「マーガレット、愛子が単独行動は避けろと言っていたので、銀河系内部の警備に警備会社の社員を同行させます。一人ではないので安心してね。」と安心させました。

フジコが、「女神ちゃん、バイキンミサイルを確認可能なレーダーを全ての戦艦に取り付ける事を勧めるわ。」と提案しました。

アヤメは、「解った。愛子、手伝ってくれ。博士も。」と依頼しました。

フジコは、「何か私はついでみたいね。」と不満そうでした。

アヤメは、「そうではないが、このレーダーは愛子が開発したのだから、愛子の方が詳しいかな?と思っただけだ。無意識に、そんな言い方をしたかもしれないが、決して博士はついでではないので、力を貸してくれ。」と頼みました。

ヴィツール号などにバイキンミサイルを捕らえるレーダーを取り付けるとアヤメは、「愛子、新しくレーダーを取り付けたが、今までのレーダーは取り外さないのか?」と不思議そうでした。

愛子は、「新しく取り付けたレーダーは、バイキンミサイルを構成している、レーダーに映り難い資源にのみ反応します。つまり、ミサイルのみがレーダーに映る為に、通常のレーダーと重ね合わせる事により、そのミサイルが何処に配備されているのかも解ります。このレーダーで確認すれば、バイキンマンが今までに移住した事のない惑星が複数ありますが、そこと提携している可能性が高いです。」と返答しました。

フジコは、「今は、バイキンマンと戦闘状態になっていますが、連合とは戦闘状態にはなっていません。注意する事は必要ですが、連合の問題は後にして、バイキンマンの対応を最優先にしましょう。」と提案しました。

数日後、愛子が、「今、テレジア軍の司令官から連絡があり、バイキンマンに先制攻撃する為に、一個連隊と特殊部隊が出撃するらしいです。連隊長として陽子さんが大型特別艦で出撃して特殊部隊長としてモミジさんが陽子さんの大型特別艦に乗り込むそうですが、バイキンマンの事に詳しい私も大型特別艦に乗り込んで欲しいと依頼されたので、今からテレジア星に向かいます。」と報告しました。

フジコが、「女神ちゃん、移動途中にバイキンマンに襲われる可能性がある為に、愛子さんの護衛をして!」と護衛依頼しました。

アヤメは、「解った。人選している時間もない為に、私が護衛する。」とヴィツール号で愛子を護衛しながらテレジア星に向かいました。

陽子達が発進準備をしていると、司令官から、「バイキンマンの人工惑星が移動を開始して、二艦隊出撃した!進路はテレジア星と地球に向かっていて、人工惑星はその中間の進路を取っている為に、何処に向かっているのか不明です。陽子さん、テレジア星に向かっている艦隊に進路を取り、艦隊を壊滅させた後に人工惑星に向かって下さい。アヤメさんは、至急地球に戻って下さい。」と指示がありました。

数日後、司令官が、「アヤメさん、フジコさん、渚さんの大型特別艦に乗り込み戦闘訓練をして下さい。」と指示がありました。

フジコが、「司令官、何かあったのですか?」と冷静な司令官が慌てていたので気になったようでした。

司令官は、「先程陽子さんから連絡があり、敵艦隊は強力で、しかも司令艦を特定し、集中攻撃してダメージを与え、指揮系統を乱す作戦のようです。陽子さんの艦には実戦経験豊富なモミジが搭乗していた為に乗り超えられましたが、銀河系周辺を警備している我軍は、乗り超えられるかどうか不明な為に、もし司令艦が撃墜されれば、渚さんの艦にフジコさんとアヤメさんが搭乗し、連隊の指揮をお願いします。」と返答しました。

フジコが、「私達は、連隊長の経験がありません。テレジア星から連隊長に応援に来て頂けませんか?」と要望しました。

司令官は、「バイキンマンの人工惑星がテレジア星に向かって来ました。攻撃力、防御力が不明な為に油断できません。地球に応援に行けません。今の間に警備会社の艦隊の指揮を取り訓練しておいて下さい。銀河系周辺を警備しているテレジア軍の連隊長の近くで訓練して、指導して貰って下さい。連隊長にはこちらから依頼しておきます。」と返答しました。

フジコが、「その間、太陽系周辺の警備が手薄になります。」と心配していました。

司令官は、「サクラさん、今回は緊急事態なので、マーガレットさんと協力して太陽系周囲の警備をお願いします。」と返答しました。

連隊長から、「アヤメさんはスケバングループのリーダーで効率よくスケバングループの艦隊を指揮していました。私が指導する事は何もありません。」と報告がありました。

数日後、渚達が苦戦していると司令官から、「陽子さんの大型特別艦に試作段階の新兵器を搭載していて、実戦で通用するかどうか不明だった為に、今まで言いませんでしたが、予想以上の成果を挙げて人工惑星を機能不全にまで追い込みました。後はテレジア軍で対応可能ですので、陽子さんに地球へ応援に行って貰います。もう少し頑張って下さい。」と連絡がありました。

渚の大型特別艦に搭乗しているアヤメは、「敵艦隊は強力で戦艦の数も多い!どんな新兵器か知らないが、今は猫の手も借りたいので、陽子!早く来てくれ!」と応援依頼しました。

その次の瞬間、突然敵戦艦が次々と撃墜されました。

アヤメが、「陽子か?どんな武器なのだ!」と武器の種類が掴めずに確認しました。

陽子は、「以前、開発段階の新兵器をアイアック号に搭載しましたが、その時は開発段階でしたので、手動で攻撃しましたが、今回は、その新兵器の自動制御用に、愛子さんが以前マリさんが戦闘艦を操って海坊主と戦っていた様子を分析してコンピューターに登録しました。伝説の名パイロットの操縦技術が、コンピューター上で蘇ったわ。レーダーで捕らえる間もなく、連続瞬間移動して、その間に攻撃するタイミングは神業ね。更に、そのデーターからバリアの弱点を割り出し集中攻撃しているわ。司令官も、これが実戦で通用すれば、全ての戦艦にこの新兵器を搭載すると言っていたわ。」と返答しました。

アヤメは、「でも娘の紅葉さんの方が操縦技術は勝っていたと聞いたが、何故紅葉さんの戦闘を分析しなかったのだ?」と不思議そうでした。

愛子が、「分析したわよ。マリさんが当時言っていた事は、ジェット戦闘機の逆噴射を利用した瞬間移動の事だけれども、それだけね。感覚で操縦していた為に、戦略も何もない只の我流よ。考えれば解るでしょう。逆噴射は着陸後減速する為に使用するのであって、飛行中に使用するのは我流そのものよ。私に言わせれば、操縦技術はマリさんの方が勝っていたわよ。ジェット戦闘機だけを見ると、富士夫さんの操縦技術が最優秀でしたが、残念ながら海坊主に暗殺された為に、戦闘艦を操る事はなくデーターがありません。もし富士夫さんが暗殺されずに戦闘艦を操っていれば・・・、と思うと残念です。」と返答して、“マリさんよりアヤメさんの方が勝っていて、複雑で分析不可能な為に、コンピューターに登録できないのよ。何度分析しても、何故あのような事ができるのか、いまだに解らないわ。”と思っていました。

司令官が、「人工惑星に搭乗しているバイキンマンの人数が少ない!以前住んでいた惑星にもバイキンマンは確認できなかった。この宇宙の何処かにバイキンマンがいる。充分注意せよ。」と指示しました。

その後バイキンマンが何処に姿を消したのかも解らず、アヤメ達は新兵器を開発している可能性があるとして、警戒を続けました。


無事退院できました。

次回投稿予定日は、1月23日です。

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