第三百二十六章 フジコ、襲われる
テレジア星とバイキンマンとの睨み合いは続きましたが、人工惑星を建造している間は平和が続き、やがて淑子や安藤刑事も老衰で亡くなりました。
アヤメが、「博士、以前から何か色々と探査しているようですが、何を調べているの?」とフジコが何をしているのか知りたそうでした。
フジコは、「前回敵陣に乗り込んだ時に、兵士に監視されていましたが、その兵士の雑談を聞いて、それらを総合すると、バイキンマンは何処かの星と提携していて、連合を作っているらしいのよ。その全容を掴みたいので、何処と連絡を取っているのか探査しているのよ。」と難しい顔をしていました。
アヤメは、「何処と連絡を取っているのか解ったのか?」と期待していました。
フジコは、「バイキンマンは用心深く、未だ解らないのよ。」と探査していました。
モミジが、「博士も気付きましたか?私も気付いて調査していましたが、特殊な通信方式を使用しているらしく、私も何処と連絡を取っているのかも解りませんでした。今回テレジア星から、頭の良いスケット呼んだので、今から調査に行きます。」と調査を開始しました。
数日後モミジから、「バイキンマンが連合と連絡と取っている方法が解りました。今後、話の内容を確認して、連合がテレジア星にとって、脅威になるかどうかを確認します。」と連絡がありました。
アヤメが、「博士が時間を掛けて苦労しても未だ解らない問題を数日間で解決するとは、モミジのスケットは博士より頭が良いのか?どんな人なのか話をさせてくれ。」とどんな人なのか興味がある様子でした。
モミジは、「スケットは軍の所属ではなく一般市民なので、私が頼んだバイキンマンが連合と連絡を取っている方法を解明したので、もうここにはいないわよ。それと、万が一、バイキンマンが今ミサイルを発射すれば確認可能なように、ミサイルを発見可能なレーダーも開発してくれました。作成方法を送信します。」と返答しました。
フジコが、「女神ちゃん、私では頼りないとでもいうの?モミジさん、そのスケットって、もしかして今地球に向かっていない?」とスケットの正体に気付いた様子でした。
モミジは、「そうよ。博士はスケットが誰なのか解ったようですね。」とさすがフジコだと感心していました。
アヤメが、「博士!誰だ、そのスケットは?」と自分だけ解らずに馬鹿にされているような気がしていました。
フジコは、「女神ちゃん、解らないの?バイキンマンが連合と連絡を取っている方法を調査しても解らなかったのに、何故今までスケットを頼まなかったのかを考えると解るでしょう。頼まなかったのではなく、頼めなかったのよ。今から会いに行きましょう。」と外出準備をしていました。
アヤメは、「地球に向かっただけで、地球の何処に向かったか解らないじゃないか!」と不思議そうでした。
フジコは、「スケットは、バイキンマンと連合との連絡方法や、ミサイルの事を簡単に解明したのは、予備知識があったのよ。ここまで言っても未だ解らないの?行き先の見当はついているわ。」と出掛けたので、アヤメはフジコについて行きました。
アヤメが、「ここは墓じゃないか。」と予想外の場所に驚いていました。
フジコが、「ほら、いた。淑子ちゃんの墓の前にいるわ。」と教えました。
アヤメは、「平野愛子じゃないか!そうか、刑務所に服役していたから、今まで頼めなかったのか。出所したから頼んだのか。おい!愛子!中性子爆弾は持っていないだろうな。」と迫りました。
愛子は、「その節はご迷惑をお掛けしました。私がレーダーに映らないミサイルを確認可能なレーダーを開発できたり、連絡方法を解明できたりしたのは、以前、敵と同盟を結んでいたからなのよ。皆さんは、その敵の事をバイキンマンと呼んでいるらしいですね。敵にピッタリな名前ですね。」と挨拶しました。
アヤメが、「バイキンマンとその連合が、何を企んでいるのかも知っているのか?」と期待していました。
愛子は、「今は、解りませんが、当時の事でしたら少しは解ります。別の宇宙では、武器だけではなく、建造物なども色々と作られていて、近い将来、資源不足になる事が判明した為に、資源を確保する為に宇宙を探査して、こちら側の宇宙も探査したらしいです。こちら側の宇宙と交渉して、必要な物資を交換する貿易をする意見もあったらしいですが、軍がクーデターを起こして、それらの意見を封じ込め、武力で必要な物資を強奪する方向へと変わって行ったらしいのよ。攻撃方法としては、相手を弱らせてから攻撃する事になり、皆さんがバイキンマンと呼んでいる敵が最前線に立ち、バイキンで攻撃して来たようです。」と当時の敵の様子を説明しました。
アヤメは、「バイキンマンを叩き潰しても、連合が攻めて来る可能性があるのか?」と確認しました。
愛子は、「当時はそういう事でした。あれから百年以上経っているので、現在はどうなっているのか解りません。」と返答しました。
フジコが、「平和的な意見を封じ込めたとの事ですが、その人達はどうしたのですか?もし生きているのでしたら、連絡を取れれば解決の糸口が見付かるかもしれません。愛子さん、バイキンマンは何処と通信をしていたのですか?」と期待していました。
愛子は、「通信していなかったので、解明できなかったのよ。直接会って話し合っています。その時に次回会合の時間と場所も決める為に、不定期に開催されるので益々解らなかったのよ。今、テレジア軍が人海戦術で、バイキンマンを追尾して調査しています。」と説明していると、フジコを護衛していた警備会社の社員が、「危ない!」と愛子を突き飛ばし、連合の光線銃で社員は負傷しました。
アヤメが敵を攻撃して倒しましたが、フジコが、その敵を確認して、「バイキンマンではないわ。頭でっかちの見た事もない宇宙人だわ。女神ちゃん、愛子さんは連合の事も色々と知っているようなので、今のように連合から狙われる可能性が高いです。愛子さんが地球にいる間は、私よりも愛子さんの護衛を厳重にして!」と依頼しました。
アヤメは、「解った。直ぐに専属社員に強力な武器を持たせて護衛させるが、人選している間は私が護衛し、専属社員が決まれば引き継ぐ事にする。」と愛子を連合から守ろうとしていました。
敵は、アヤメが父を通じてテレジア星に連絡して、テレジア星が引き取り連合の事を調査する事になりました。
数日後アヤメが、「今、父ちゃんから連絡があり、バイキンマンが、博士に騙されたと宣戦布告して来たらしい。博士の護衛も厳重にする。」とフジコ自身も警戒するように忠告しました。
フジコが、「私に話し合いをさせて!」と話し合いで解決しようとしていました。
アヤメは、「バイキンマンは宣戦布告して来たのだぞ!テレジア星とは戦争状態になっていて、もう話し合う余地はない!」と今回は無理だと説得しました。
フジコはアヤメに内緒でテレジア星に連絡して、「バイキンマンは、私に騙されたと言っているのですか?私は決して騙していません。私に話し合いをさせて下さい。」と依頼しました。
今回は、フジコが敵と交渉している事をアヤメも知らなかった為に、フジコの大型探査艦で交渉していましたが、バイキンマンは最後に、「我々が使用している資源は、お前が使用する事にした資源から変異したものだと知っていたのだな!前回といい、今回といい、よくも騙してくれたな!」と大型探査艦を攻撃してきました。
攻撃力、防御力に乏しい大型探査艦は直ぐに航行不能になりました。
フジコのSOSを受信したアヤメがヴィツール号で向かうと、バイキンマンはフジコの大型探査艦に乗り込み拉致しようとしていました。
父に緊急連絡して大型探査艦に乗り込み、バイキンマンと銃撃戦になりましたが、フジコを人質に取られていた為にどうする事もできずにいました。
その時フジコが突然敵に噛み付いて、バイキンマンが苦しみ出しました。
アヤメが、その一瞬のスキにバイキンマン達を倒しました。
アヤメが、「博士でも噛み付く事もあるのね。」と意外な様子でした。
フジコから成美に変身して、「私、成美です。フジコさんが一人で危険な交渉をしている事に気付いた愛子さんから頼まれました。」とここにいる理由を説明しました。
フジコが、「私はここにいるわ。意思波で気付かなかったの?」と現れました。
アヤメが、「博士!今回は交渉の余地はないと言っただろうが!」とフジコの事を心配して怒鳴ってしまいました。
フジコは、「話し合いで解決しようとしました。今回は決裂しましたが、話し合いは今後も続けるわ。」と返答しました。
アヤメは、「まだ懲りないのか?愛子が気付かなければ博士はバイキンマンに拉致されて殺されていたかもしれないのだぞ!」と切れました。
フジコは、「殺すつもりだったら、大型探査艦を爆破していたでしょう。拉致しようとしていたのは、殺すつもりではなかったのよ。」とアヤメとは裏腹に冷静でした。
成美から連絡を受けて来た愛子が、「フジコさん、バイキンマンは、テレジア星人に一番有効なバイキンを確認する為に、フジコさんを拉致して調べようとしたのだと思います。バイキンマンがよく使う戦略です。アヤメさんが助けなければ、実験台にされて殺されていたでしょうね。この事をテレジア星と地球にいるテレジア星人に伝えて!特に地球にいるテレジア星人には単独行動を禁止させて。菊子さんには誰かテレジア星人をマネージャーとして行動を共にして、芹沢外科医院にもテレジア星人の看護師か事務員を常駐させて。」と提案しました。
アヤメは、「解った。直ぐに手を打つ。」と返答してサクラとフジコに相談しました。
体調崩し明日検査入院します。異常がなければ、
次回投稿予定日は、1月18日です。
投稿がなければ、入院していると思って下さい。




