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第三百二十三章 淑子、強盗残党に狙われる

安藤刑事は銀行強盗も未遂に終わり事件が解決した為に、淑子に情報を流してくれたお礼に行きました。

淑子は、「銀行強盗の計画を聞いた時は、気が動転して、お芝居の練習をしているのか本当に銀行強盗を計画しているのか解らなかった為に、警察に通報せずに、私の所属している自然を復活させる会の会長に相談しましたが、後で落ち着いて考えれば、お芝居の練習を電話でしないですよね。」とその時は、慌てた様子でした。

安藤刑事は、「確かにそうですね。淑子さんも、余程驚かれたようですね。これはここだけの話ですが、淑子さんがフジコさんに相談されたので、タイムマシンで直ぐに容疑者を特定して頂けて、銀行強盗を未然に防げました。警察に通報されていれば、恐らく銀行強盗決行日までに容疑者を特定できずに、銀行強盗事件が発生していたと思います。」と苦笑いしていました。

淑子は、「それじゃ、私が会長に相談したのは正解だったのですね。警察に通報しなかったので怒られるかもしれないと内心ひやひやしていて、今日刑事さんが訪ねてこられたので、ドキッとしました。今後、このような事があれば、会長に相談して警察に通報するかどうかの判断を会長にして頂きます。」と今後の対応について説明しました。

安藤刑事は、「そう度々このような事は起こりませんよ。もう二度とこのような事はないと思いますから、安心して下さい。心配でしたら、暫く私達が近くにいます。」と安心させました。

刑事が淑子の近くにいる事を、自然を復活させる会の活動で知ったフジコは不審に思い安藤刑事に確認しました。

安藤刑事は、「フジコさんには敵いませんね。実は逮捕した犯人一味を取り調べていると、主犯は逮捕しましたが、幹部が一人逃亡していました。計画が何処から漏れたのか不思議がっていたようですので、念の為に刑事が警備しているのです。」と返答しました。

フジコは、「女神ちゃんが現場に行っていたので、何か知っているかもしれません。聞いてみます。」とアヤメと連絡を取りました。

アヤメは、「今頃、何を言っているのだ!そんな事は既に解っているよ。博士が場所を教えてくれなかった軽井沢で刑事が撃たれた時に、刑事達の注意が撃たれた刑事に集中して、その時に逃亡したんだ。逃亡した幹部は、襲撃しようとした銀行をリストラされた元行員で、今は証券会社に就職している。リストラされた時は、腹も立っていたようですが、生活する為に就職活動をしなければならず、そんなに深く考えていなかったようです。就職して生活が安定すると、自分をリストラした銀行が許せなくて、学生時代の悪友に声を掛けて銀行を襲撃しようとしたんだ。悪友の知り合いでやくざの組員が主犯となり、拳銃と実弾を準備して、銀行の情報を幹部から聞いて、金庫に大金がある日を狙ったんだ。元々社会人で裏の世界とは関係ない人だから、これで諦めてくれないかと思いながら、その幹部と淑子ちゃんの様子を伺っているが、淑子ちゃんを警備している刑事、あれ何だ?刑事丸出しじゃないか。」と呆れていました。

フジコは、「それは態とじゃないかしら。刑事が見張っている事が解れば襲ってこないと考えているのだと思いますよ。」と説明して、安藤刑事に確認しました。

「えっ?私達が警備している事を気付かれていたのですか?宇宙人には敵いませんね。私達には、その宇宙人が何処にいるのかも解りませんでした。」と返答しました。

銀行強盗を計画した証券会社の社員は、外回りの営業をしながら、世間話をして、銀行強盗事件の事を、それとなく聞いていると、淑子が電話の混線で計画を聞いたと友人に話をしていた事を掴みました。

逃亡した幹部の証券マンが、淑子の近くに数回現れた事を社員から聞いたアヤメは現場に行き、安藤刑事の肩を後から叩いて、「刑事さん、アヤメです。刑事丸出しじゃないですか。所で、逃亡した幹部の顔は知っているのですか?」と確認しました。

安藤刑事は、「それが解れば苦労しないよ。銀行強盗の仲間は銀行強盗後、他人を装う為に、お互い名前ではなく、あだ名で呼んでいたらしく、名前も素性も解らないので、調べようがないです。」と返答しました。

アヤメが、「という事は、逃亡した幹部が数回淑子ちゃんの近くに現れた事も知らないのですか?」と呆れていました。

安藤刑事は驚いて、「それは本当か!」と確認しました。

アヤメは、「ほら、また来たわよ。あの証券マンが、軽井沢で刑事さんが撃たれたドサクサに紛れて逃げ出した幹部よ。あの人の対応をよく見て。あれじゃ、お客さんも怒るんじゃない?銀行マンだった頃に、お客さんからの苦情が多かった為に上司が注意したにも関わらず態度を改めなかった為に、リストラ対象社員にされて、リストラされた事を怨んで、自分をリストラした銀行を襲おうとするなんて逆恨みよね。淑子ちゃんの住んでいる近くを重点的に営業活動するのは偶然かしら?ひょっとして、営業活動の時に情報収集して、気付いたのかも知れませんよ。それで淑子ちゃんの行動パターンを調べて、襲う日時を決めようとしているのかも知れませんね。」と指摘しました。

安藤刑事は、警備している他の刑事に証券マンの事を伝えて、注意するように言い残して、証拠固めの捜査を開始しました。

安藤刑事が証拠を掴む前にアヤメが、証券マンが刃物を持っている事を透視で確認し、危険だと判断して淑子に事情を説明してアヤメ警備会社の社員が保護してアヤメが淑子に化けて様子を伺っていました。

淑子の行動パターンを調べて一人の時に、証券マンが淑子の家に営業に来ました。

淑子に化けたアヤメが対応すると、突然刃物で襲いましたが、アヤメが取り押さえ、そこへ証拠を掴んだ安藤刑事が来て、逮捕しました。

安藤刑事が、「淑子さん、フジコさんからお転婆さんだと聞きましたが、強いのですね。」と感心していました。

アヤメが淑子からアヤメに戻り、「私、アヤメです。淑子さんは家の中で社員が保護しています。」と返答しました。

安藤刑事に頼まれて淑子を警備していた刑事が、「えっ?いつの間に入れ替わったのですか?」と驚きを隠せない様子でした。

アヤメは、「何を惚けているの!刑事さん、飛び出すのが遅いですよ。人を刺し殺そうとする時は、いつもの営業のように堂々と来ませんよ。目撃されないように、こっそりと塀を乗り越えて来たので気付かなかったのですか?私がいなければ淑子ちゃんは刺されていたじゃないですか。」と苦情を訴えました。

アヤメと警察の会話を家の中で聞いていた淑子がマスコミに喋った為に、「警察の失態をアヤメ警備会社がカバー!」と報道されました。

淑子がこの記事を見て安藤刑事に、「御免なさい。私が変な事を言ったから。」と謝りました。

安藤刑事が、「何故あんな事を言ったのですか?」と不愉快そうでした。

淑子は、「私は、マスコミからインタビューされたのは始めてでしたので、気が動転して、つい口が滑ってしまって・・・」と申し訳なさそうに謝りました。

安藤刑事が、「淑子さんはよく気が動転するのですね。お転婆さんだったと聞きましたが、それだと、その程度で気が動転しないと思いました。」と疑っていました。

淑子は、「私がお転婆だったのは子供の頃の事で、誰でも子供の頃はそうじゃないですか?私はそんな普通の女の子で特別な女の子ではないですよ。」と不機嫌そうでした。

アヤメが、「淑子ちゃんの件も終わり、陽子がテレジア星から来ているから皆で慰安旅行にでも行かないか?夏だから軽井沢などはどうだ?」と自然を復活させる会とサクラ販売会社と芹沢外科医院とコスモス調査会社に意思波で呼び掛けました。

警備会社の社員が、「軽井沢って何処ですか?」と聞きました。

アヤメは、「お前は軽井沢も知らないのか!情けない奴だな。」ともっとしっかりするように促していました。

フジコと陽子は大笑いして陽子が、「アヤメさん、軽井沢の宿は、夏は早くから予約しないと満員ですよ。恐らく今から予約しても空いていないと思います。」と助言しました。

アヤメが、「透明シールドを張ったUFOを上空に待機させれば、問題ないだろう。」と提案しました。

サクラが、「女神ちゃん、社員の中には事情を知らない地球人もいるのよ。」と忠告しました。

フジコが、「合同の慰安会にすれば人数も多くなる為に、一箇所では無理なので、事情を知っている社員は女神ちゃんの案にして、事情を知らない社員は、自然を復活させる会が活動する為に、中軽井沢に別荘を持っていて、サクラ販売会社も中軽井沢に別荘を持っていますよね?その別荘を使いましょう。夫々の会社も急に休みにできないと思いますので、二班に分けて、途中で交代すれば良いんじゃないかと思います。マーガレットさんの特撮会社は、社員の殆どが自分の意志を持たない人工生命体なので、慰安旅行から外しましょう。」と提案しました。

アヤメが、「二人とも別荘なんか持ってリッチだな!渚の芹沢外科医院が火の車だと言うのに!」と不愉快そうでした。

渚が、「テレジア星人の入院患者が多かった時は経済的に余裕があった為に、芹沢外科医院も中軽井沢に別荘を持っているわよ。」と説明しました。

アヤメが、「何だ?皆内緒で別荘を持っているのか?ずるいぞ。私も軽井沢で別荘を捜そう。」と裏切られた気分でした。


次回投稿予定日は、1月8日です。

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