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変人公爵一家の義娘  作者: 双葉小鳥
第三章 変人公爵の娘、学園へ行く
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第一話 人選ミス

消すのもなんだったので編集での投稿です。

 おはこんにばんわ。

 ……おはようございます。

 もしくは、こんにちわ。

 はたまたこんばんわ。

 なんとか学園から合格通知をもらったニコラです。

 今。 

 あたしはなんとか学園に向かってます。

 もちろん荷物も一緒。

 ……この荷物を詰めたのはあたしじゃない。

 断じて違う。

 だからピンクづくしで、おかしなものが入っててもおかしくないと思うけど……。

 嬉々としてあたしの荷物を詰めたのはお父様。

 手に持っていたのがピンク一色だったのは言うまでもない気がする……。

 お母様と執事さん、たまの休みで帰ってきてたウィルロットさん。

 この三人がお父様の暴走を止めるかなと思ったけど、そんなことを考えたあたしが馬鹿だった。

 うん。

 浅はかだったさ……。

 だって、荷物全部ピンクなんだよ……。

 白とかが少し使われてるけどさ。

 飾り程度なんだよ…………。

 しかもウィルロットさんがね。

 お父様に寮の部屋について話したの。

 『どんな部屋だろうね』って。

 この時、あたしはお父様とお母様、執事さんの目が光ったのを見てしまった……。

 いらんことを……。

 ……………まぁ。

 そのあとはとっても早かったよ。

 三人とも、ね……。

 お父様なんてその場で直ぐになんとか学園・学園長に手紙を出したくらいだもん。

 で、その学園長。

 その日の夜に訪ねてきたんだ。

 夜遅くまでお父様とお母様、執事さんと話をしてたんだよ……。

 だからね。

 あたし、もう……諦めて眠た…………。

 単純にふて寝かな。

 へっ……。

 まぁ、さすがに寮が部屋みたいにピンク一色な訳ないだろうと思うけどさ。

 やりかねないからね。

 お父様なら……。

 …………憂鬱です。

 行きたくないです。

 帰りたいです。

 ピンクは嫌です。

 お空がきれいです。

 雲がふわふわしてるよ~。

 あは、あはははは……!

 魔法とか使えたら誰もいないところに行きたいな。

 そこで動物たちと戯れて、楽しく楽しく暮らすんだぁ……。

 一人だと寂しいけど、動物たちと一緒なら寂しくないだろうし。

 一緒に暮らすなら大きな子より、小さくて傍に居てくれる子がいいな。

 猫とか、犬とか、兎とか。

 あんまり大きな子だと、めんどくさい人が近寄ってきそうだし。

 このめんどくさい人が厄介なんだよ……。

 『学園に行きたくないから何とかならないからな』って相談したら。

 『あ~。ニコちゃん寂し~んだぁ』とかニヤニヤして頬つついて来たんだよ。

 『あぁ。相談相手間違えたな』って、しみじみ思った……。

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