表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変人公爵一家の義娘  作者: 双葉小鳥
第一章 変人公爵一家の義娘
38/168

第三十八話 ハラハラ

総合評価100ptいきました(/_;)

本当にありがとうございます(;_;)

これを励みに頑張ります!!

「さて、わしゃぁ帰るとうするかのぉ」

 話がまとまった時。

 お医者様が腰を軽く叩きながらいった。

「じゃぁ、あたしお家まで送るね」

「ぅん? 大丈夫じゃよぉ~。わしゃ歩いて帰れるでのぉ」

 お医者様は笑った。

 うん。

 絶対、嘘!!

 あのね。

 あたし、最初は気づかなかったよ?

 でもね。

 今は冷静だから、お医者様が隠居してた意味もわかるんだ。

 だって、ふらふらしてるもん!

 あたしの目がおかしいわけじゃないもん!!

「ほれ、元気元気じゃ!」

 両手を縦に振って、肩を回すお医者様。

 やめて!!

 そんなことしたら肩とか腕とか折れちゃう!!

「うん。でもあたしが無理言って頼んだんだもん。おじいさんを送って行かないと、罰が当たっちゃうよ」

 あはは。

 自分の事じゃないのに、ハラハラするんだよ。

 ねぇ。

 もしこれでお医者様に何かあったら、あたしのせいかな?

 違うよね?

 ……あたし違うって信じてる!

「じゃがの――」

「そうだよね。あたしじゃ頼りないもんね…………」

 ちょっとだけ演技モードON!

 あたしはちょこっと俯いて、落ち込んだ。

 もちろん、ふりだけど?

「いやぁ、そうじゃなくってぉ……」

 おろおろするお医者様。

 うん。

 もうちょっと!

「……?」

 小首を傾げて、顔を上げて、お医者様を見た。

「うむぅ……仕方ないのぉ。わしがニコちゃんを悲しませたことが、ここいらの連中にバレてしもうたら袋だたきじゃわい」

 苦笑いを浮かべたお医者様。

 なんで袋だたき?

「……なんで?」

「ん? それはのぉ。レナンの爺、婆のなかでのぉ。『挨拶してくれるし、話も聞いてくれる。何より可愛くて孫に欲しい』と、有名じゃからのぉ」

 そういってお医者様は、しわだらけの顔をより一層しわくちゃにして笑った。

「まぁ。ニコちゃんは有名人さんなのですね」

「そうじゃよぉ。爺、婆の中では毎日ニコちゃんの話がでるんじゃぁ」

 嬉しそうにいったお母様に、お医者様は楽しそうにいった。

 やばい。

 このままじゃ、ここで話が長くなる!

 早くここを離れたいんだけどなぁ……。

「お嬢様」

 ほら来た……!

 こわぁい笑顔の執事さん……。

 見逃してくれない?

 うん。

 無理だよね。

 わかってるよ……。

 言ってみただけだもん。

「……はい」

「その前にお話が」

「…………はい……」

 そういって、執事さんはお部屋を出ていく。

 『ついって来なさい』ってことだよね。

 わかってる……。

 お説教ですね?

 わかってるんだよ。

 ついでに、これを無視して逃げたら。

 速攻捕まります。

 そして、正座で二時間お説教されました……。

 だからね。

 あたし、黙ってついてくよ?

 本当はすっごく行きたくない!

 でも逃げたら後が怖い!!

 てなわけで。

 お兄様のお部屋から離れたとこの廊下。

 あたしの目の前には、執事さん。

 相変わらず、怖い笑顔です……。

ガラパに、テザリングがつけられたらよかったのに。そしたら変えずに済んだのに……(;_;)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ