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その日がバレンタインデーだということは貴志だって知っていた。しかしその日が自分にとって、なんの意味もないと貴志は思っていた。


一週間くらい前から男子の間でも、女子の間でも、話される話題はその日のことで持ちきりだったが、貴志は「チョコ何個もらえると思う?」という質問をされることもなかった。クラスのみんなは無意識のうちに、チョコをあげたり、もらったチョコの数を競い合うような対象から貴志をはずしているように感じられた。


その日の放課後、貴志は担任の先生に呼ばれ、コッテリと説教をされていた。貴志は先生から説教されている間、先生に呼び出された時にクラスの女子から「貴志君掃除当番なのに、先生に呼ばれたからってサボるつもりでしょ。ズルイ!」と言われたことを思い出していた。貴志は出来るだけ波風を立てたくないので、クラスで決められた当番などはすべて真面目にこなしていた。今回サボったと思われたことで後からクラスのみんなにどんなことを言われるかわからない。もしかしたらいじめられたりシカトされたりしないだろうか。貴志はそれだけが気になってしようがなかった。

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