参上!ジャスティスマン!
ダー・ラッタとの合流から数分
一行はダー・ラッタの次なる平和演説の会場へと向かうべく、走る車に揺られていた。
「今日の演説はどちらで行うんです?」
「ブルケート中央広場で一回、郊外の広場、公園で三回行います」
「わかりました」
レイモンドの話を聞き、サムは手元の端末をいじる。その端末は、社内で彼からもらった特殊端末だった。
「そのことを踏まえたうえで、状況はどうだい?」
サムが端末に話しかける。と、画面の端一角に小さな黒い円が出現し、中心に水色の縦線が二本入る。オリバーだ。彼は端末をもらってすぐにアクセスし、演説を行うであろう場所を絞り込み、監視を始めていたのだ。
「現状、怪シイ人影ハアリマセン。中央広場ヲ除キ、会場ノ周囲5キロハカナリ開ケテイルノデ、先日ノ事件デ用イラレタ、狙撃ノ心配ハホボナイカト。警戒スルナラ、演説中ノ襲撃デショウカ」
「そうだね、引き続き監視と警戒を頼むよ」
ビルの言葉に、オリバーは「了解」と一言答えると、通信は途切れた。
続けてサムは、教会潜入で活躍したテレパシーインカムを使って通信を始めた。
「颯、周囲の状況は?」
すると、瞬時に返答が返ってくる。
「特に目立った以上は無し。怪しい車もないし、挙動不審な人もいない。現状は平和そのものだね」
現在、颯は一行の車列を追う形で、家やビルを飛び移りつつ、外からの監視を行っていた。
「何か異常があれば知らせてくれ」
「あ、サム。なんかあったかい物おごってよ。春先だから寒くって」
「わかった。次の休憩の時にコーヒーでも買っておくよ」
「砂糖とミルク、たっぷりでお願いね」
「またエリーに叱られるんじゃないかい?」
「これだけ動きながら神経割いてるんだから、糖分とらないとやってらんないよ。じゃ、お願いね~」
そう言って、通信は切れる。
一連のやり取りを終え、ふぅと一息つくサムに、ダー・ラッタはねぎらいの言葉をかけた。
「申し訳ないですね。私一人のために、ここまでしていただくなど……」
「お気になさらないでください。あなたを失うことで心を痛める人が世界中にいる。そんな方々を救うと思って、気を楽にしていてください」
「感謝します」
と、ダー・ラッタの口から「フフッ」とかすかな笑い声が漏れる。
「?どうされました?」
「いえ、説得の仕方がお父上にそっくりで。やはりあの人の血縁だと、しみじみ感じますよ」
「そうですか?自分では気づきませんでした……遺伝でしょうか」
「いえ、あの方の教えの賜物でしょうね。あの方は勤勉ですから」
二人が穏やかに会話していると
ビュン!
車内後方から、空になった飲み物の空き缶が飛んでくる。
サムは見向きすることなく缶を受け止めると、ゆっくりと振り返る。その顔は、笑顔でありながら、隠し切れない怒りで満ちていた。
「み~ん~な~?」
振り返ったサムの眼前に映ったのは、パーティー気分ではしゃぐ皆と、勘を飛ばしたことで青い顔をしているビルの姿だった。
「すごいすごい!このテーブル、ゲームできる!」
「折角だ。少しやってみるか」
「いいなー僕も混ぜて!」
「ちょっとみんな!任務中なんだから、はしゃぎすぎちゃ……あら、このワインおいしいわ」
「我が国の特産品でして。よろしければ、何本かお土産に持っていきますか?」
「本当ですか!?……じゃあ3本ほど……」
皆は思い思いの形で車内を満喫している。その光景を見たサムは、あきれながら頭を振った。
「まったく、レイモンドさんまで……なんて緊張感のない……」
「はっは。良いじゃありませんか。このほうが、私も変に緊張せず済みます」
「……ありがとうございます……」
笑顔で語るダー・ラッタに、サムは苦笑いをしながら軽く頭を下げる。
と、車が止まった。
「皆さん、目的地に到着いたしました」
運転手の声を聴き、皆は自身の周りを簡単に片づけた後、レイモンドとダー・ラッタを車内に残し、外に出る。
一つ目の公演場所である、ブルケート郊外の広場。併設されている野外ステージの裏手で車は停車している。
サムとビルが、ステージ裏手からこっそりのぞいてみると、ダー・ラッタの演説を聞こうと、駆けつけた多くの住民が所狭しとひしめき合っている。
その中には当然、多くのアンドロイドがいた。しかし、彼らとほかの人々との間には、遠目でもわかるほどの”間”が開いていた。
「すごい人数だな……」
「あんな大規模な事件の後だ。少しでも安心したいんだろうね。隣にいる”ヤツ”に襲われたくないのさ。アンドロイドも、超人も人間も、お互いにね」
「……ゼノンが見たら、なんて言うだろうな」
「……それは、これからの人々次第さ。この演説で少しでも良い方向に行くことを祈ろう」
話ながら、二人はステージから降りると、他のメンバーを集めて話し合いを始めた。
「さて。今見た感じかなりの人数がいる。恐らく2、300人ぐらいかな。今後の公演でもこれほど人数がいるなら、やましいことを考える輩が紛れ込むにうってつけだ。そこで、今後の監視体制を今決めてしまおうと思う」
話ながら、サムは腕に備え付けてある電子パッドをいじる。すると、空中にホログラムが投影された。
「僕とテリーが群衆に紛れ込んで、パトロールを行う。巌流とビルは、何かあったときに即応できるように舞台袖で待機。颯とオリバーは監視を継続。この陣形で行こうと思うんだ」
「わかった」
「あいよ」
「了解」
「で、ここからなんだけど……」
と、サムはパッドの画像を切ると、アナとエリザベスを見て話し始めた。
「女性陣二人には周囲の監視を行ってほしいんだ。何か怪しげなことをしている人がいないか、周辺を見回ってほしい」
「周辺を?」
「そう。ただ、じろじろ見たり、同じとこにいても逆に怪しまれる。”旅行客みたいに”、”いろんなとこを歩いて”ほしい。特に”有名な観光地とか”。できるかい?」
「うん!」
アナの元気な返事を聞き、サムは微笑みながら頭をなでる。そして、ふたたび服を正すと、皆に呼び掛けた。
「さ、僕らのブリーフィングで時間をとるわけにもいかない。今後大きなことがない限りはこのフォーメーションで行くから、そのつもりで!よし!任務開始!」
「「応!!」」
返事をした直後、皆は軽い戦闘準備を整え、各々の持ち場に向かう。そんなみんなを眺めるアナの手を、エリザベスは優しく握る。
「じゃあ、私達もいきましょうか」
「うん」
まるで親子のように、二人は笑いながら街に繰り出していく。遠ざかっていく後姿を見て、ビルはにやにやとした表情でサムに話しかける。
「”周囲の監視”ねぇ?うまい口上を考えたな」
「なんのことかな?」
「とぼけんなよ。周囲の監視なんて颯とオリバーの監視カメラで十分。会場周りだって、俺は聞き逃さないし、テリーは嗅ぎ逃さない。それに、お前だって見逃さないはずだ」
「なんだ、判然としないな」
「俺たちにとっては任務でも、彼女にとっては休暇にしたい。そう考えてお前は彼女を連れてきた。でもアナはまじめなんで、任務なら全力で取り組む。だからお前は”全力で任務を行うことが休暇になる”ように仕向けた。エリーはさしずめ保護者と言ったところか……違うか?」
「……こういう時は頭の周りが早いね、ビルは」
「はっはー!あたりだな!」
「さぁ、今自分で言ったろ?僕らにとっては任務だ。気を引き締めてかかるんだ!」
「わーったわーった」
手をひらひらとさせながら、ビルはステージへと歩き出す。そんな最中、彼はぽつりとつぶやいた。
「楽しめるといいな、アナ」
「そうだね。この数日でリフレッシュしてくれればいいんだけど……」
そう言ってアナたちが歩いて行った道を見つめるサムの目には、心配の色が宿っていた。
「わぁー!」
広場から徒歩数分。郊外でも比較的栄えている大通りに来たアナは、ヨーロッパ特有の古今入り混じる街並みに、目を輝かせていた。
そんな彼女を追うように、エリザベスは小走りで近づく。
「ちょっとちょっとアナ!急に走り出したら危ないわよ!」
「あ……ごめんなさいエリー……ついはしゃいじゃって……」
「フフッ、いいのよ。初めて来たから、ワクワクしちゃうものね!」
「!うん!私こんな街並み初めて見た!ガーデハイトじゃ、こんなところなかったもの!」
「そうね!それじゃあ、周りの人を見つつ、いろんなところを回りましょうか!」
「うん!」
こうして二人は、再び手をつなぎながら歩き始める。
この日ブルケートでは、春を祝う祭り「マルティショール」が行われていた。そのため、主要道路では大量の出店が連なり、たくさんの人が物を買い、歌い踊って、祭りを楽しんでいた。
アナもその人混みに交じり、きれいなネックレスや不思議な形の置物を見たり、地元住民と歌い踊りながら、祭りを楽しんでいた。
(フフッ。良かった。あの子、楽しめてるみたいね)
そんなアナを少し遠巻きで見つめながら、エリザベスは飲み物片手に周囲の建物を見ていた。
(……変なところはない……暗殺未遂犯が動くかと思ったけれど、狙撃はあきらめたのかしら?)
考えながらエリザベスが家々を見ていると
「おーい!」
遠くから、地元の人々と笑いあいながら、アナが手を振っていた。その光景に、エリーは笑顔で返す。
「どうしたのー?」
「見てみて!リス!リスが頭に!」
そういって、彼女は自身の頭上を指さす。そこには確かに、ナッツを必死でほおばるリスの姿があった。しかし、これでも超獣であるため、リスというよりはモモンガのような見た目をしている。しかしながら、小動物であるということに変わりはない。アナを見て、地元住民は可愛さのあまり声を漏らしていた。
「あら!可愛いじゃない!」
エリザベスもパシャパシャと何枚か写真を撮る。
しかし、シャッター音に驚いたのか、はたまた群衆に恐怖を覚えたのか。突然リスがアナから飛び降り、車両が行きかう道路へと駆け出していく。
「あ!危ない!」
そんなリスを追うように、アナも駆け出していく。
すぐに駆け出したこともあって、リスはすぐにアナの手元へと戻る。
「もう、急に飛び出しちゃ危ないじゃない」
アナはふくれ顔で、リスにお説教をする。そんなことは意にも介さず、リスはアナの手の中でナッツをほおばっていた。
しかし
「!!アナ!!よけて!!」
突然エリザベスが大声を上げる。
アナが反応して顔を上げると、彼女の真正面から一台のトラックが突っ込んできていた。
「!!」
アナは即座に立ち上がろうとするが、普段の訓練で酷使していたことと、咄嗟のことで足に力が入らない。
(!よけられない!!)
既に眼前まで迫っているトラックを前に、アナはただ目をつぶることしか出来ないでいた。
その時
「とぉう!!」
突然、男性の大声が響く。
そして同じタイミングで、赤いマントをたなびかせる、プロテクターで補強された白いスーツをまとった高身長の男が現れた。頭には、口元だけが見える白いヘルメットをかぶっており、目の部分に稲妻のような青い刻印が刻まれている。
「もう大丈夫だ、可愛い女の子!ジャスティスマン、参上!!」
ジャスティスマンと名乗る男は、名乗りながら即座にアナを抱きかかえ安全な場所に置くと、踵を返し車へと向かっていく。
「さぁ居眠りミスター!!お疲れのところ悪いが、起きる時間だ!」
男はしなやかな身のこなしで助手席の窓を割り中に入ると、思い切りブレーキを踏みしめる。
ギキィィィィイイイイイ!!
金切り音を鳴らしながら、車は急停止する。その衝撃で、車を運転していた男が大慌てで目覚めた。
「うわ!!な、なんだ!!?」
「おはよう、お寝坊さん。昨日は残業だったのかな?」
「ジャ、ジャスティスマン!!お、俺人轢いちまったかな……?」
「心配しないでくれ。目前で無事助けることができたよ。さ、まずは降りようか」
ジャスティスマンに促され、男は車から降りてくる。
と同時に、二人を大勢の人々が囲む。
「キャー!!ジャスティスマーン!!」
「かっこよかったぞー!ジャスティスマン!」
「けが人ゼロだ!!さすがジャスティスマン!」
絶えず称賛の声が飛ぶ群衆に、ジャスティスマンは笑いながら手を振り返す。
「はっはっは!みんなありがとう!」
しかし、運転手を見た群衆の声は、称賛から怒号へと変わった。
「おいてめぇ!!女の子を轢くとこだったんだぞ!!」
「なんで居眠り運転なんか!危ないじゃない!!」
「何とか言えよこの野郎!!俺らまで引くところだったじゃねぇか!!」
周りの怒号に、男は涙を流しそうな顔で委縮する。
「ストップ!!」
と、突然ジャスティスマンが皆を制止した。
「みんな落ち着くんだ!起きてしまったことはしょうがない!良かったじゃないか、けが人はゼロだ!まずはそこを喜ぼう!」
「ジャスティスマン……」
「そして!運転手のきみ。いけないことをしてしまったというのは、分かっているね?」
「も、もちろんだ!とんでもないことしてしまって……何とお詫びすればいいやら……」
「よし!その気持ちがあれば、今後繰り返すことはない。みんな、どうかわかってやってくれ。彼だって、みんなの生活を支えるために頑張ってくれている。一人の善良な市民だ。これ以上彼を責めるのは、勘弁してやってくれ」
ジャスティスマンの発言に、群衆は無言でうなずく。その光景を見て、彼はにこりと笑う。
「さて!みんな、引き続きお祭りを楽しんでくれ!今日はマルティショールの一日目だ!」
ジャスティスマンが呼びかけた直後、遠方からパトカーのサイレン音が聞こえてくる。誰かが通報したのだろう。
しかし、そのサイレン音をかき消すほどの音量で、ジャスティスマンの称賛の声があふれかえっていた。
「ありがとうジャスティスマン!」
「今日もカッコいー!」
「やっぱ最高だぜ!ジャスティスマン!」
観衆の称賛を背に受けながら、ジャスティスマンはにこやかに手を振り、男の身柄を警察に明け渡す。
その光景をぽかんと見ていたアナの元に、エリザベスが駆け寄る。
「アナ!!大丈夫!?けがはない!?」
「うん。大丈夫」
アナは、自身の手のひらできゅうきゅうとなくリスをやさしくなでながら、心配するエリザベスに問いかける。
「ねぇエリー。彼がジャスティスマンなの?」
「え?あ、えぇそうよ。彼がジャスティスマン。このベルトリアの平和を守ってるヒーローよ。多忙だから彼を見れることはあまりないけど……そう考えると、不幸中の幸いってとこかしら……?」
「そっか……」
そうつぶやいたアナは、エリザベスを置いてジャスティスマンの元へ駆け出した。
「ジャスティスマン」
「ん?おや、さっきのお嬢さん!大丈夫かい?けがはない?」
「うん。あなたのおかげでね」
「はっはっは!そういってもらえたら、私もうれしいよ。この後も祭りは続く!こんなことがあったけど、気を取り直して楽しむといいい!」
そう言って、ジャスティスマンはさわやかに笑う。
しかし、アナはその笑顔につられることなく、ある質問を投げかけた。
「ねぇ、ジャスティスマン」
「ん?なんだい?」
「”正義”って何だと思う?」
と、その言葉を聞いたジャスティスマンの動きが一瞬、ぴたりと止まる。
そして、一呼吸置くと、アナの目線までかがみこみ、彼女の目を見て話し始めた。
「なぜそんなことを聞くんだい?」
「その……詳しいことは言えないんだけど……最近そう感じる出来事があって……あなたは、ベルトリアの平和を毎日守ってるから、なにか決意みたいな……”自分なりの正義”があるんじゃないかと思って」
「そうか……」
ジャスティスマンは、顎に手を当てながら熟考する。
アナは揺らいでいた。
アイアンエデンの一件以降、自身の思う正義を胸に、休む暇も惜しんで鍛錬を積んできたここ数週間。
彼女の中にある”正義”とは何なのか。
世間一般の正義と、ゼノンのような者が抱える正義。どちらが正しく、どちらが間違っているのか。
両極端な答えに、彼女自身も次第にわからなくなり始めてしまっていたのだ。
彼女は、”指標”が欲しかった。だからこそ、バトルホーク機内でジャスティスマンの話を聞いてから、彼女はこの問いを聞きたいとずっと思っていたのだ。
しかし、ジャスティスマンの口から出た答えは、彼女の望んでいるものではなかった。
「……わからない」
「え?」
「わからないんだ。正義というのは、誰かが抱える信念だ。それは当然、人によって変わってくる。だからこそ、”僕”でもわからないんだよ」
「”僕”?さっきまで自分のこと私って」
「おぉっと!!どうやら別のところで誰かが呼んでいるようだ!もう行かなくては!じゃあねお嬢さん!いい一日を!!」
何かをはぐらかすように、ジャスティスマンは大声で告げた後、笑顔で、しかし急いで、彼女の元を走り去っていった。
「あ……行っちゃった……」
遠ざかっていくジャスティスマンの後姿を見て、アナはぽつりとつぶやく。そんなアナに、エリザベスはゆっくり近づいてきた。
「アナ、どうしたの?急に彼に駆け寄って」
「う、ううん。なんでもない」
「そう?なら、お祭りを楽しみましょうか!」
「うん!」
アナはエリザベスの手を取って、再び祭り会場へと歩いていく。だが、笑顔とは裏腹に、彼女の胸中に眠るもやもやは消えないでいた。
そして、エリザベスにも、疑問があった。
(……彼、あんな動きだったかしら……?)
同刻同所 とある路地裏
「ふぅ……まずいな、休憩時間が終わっちゃう……」
ぶつぶつとつぶやきながら、路地裏で着替えている男がいる。
「素の一人称が出ちゃうなんて……動揺しちゃったな。もっと気を付けないと……」
彼は、大きなバックから格子模様の入ったカーキ色のジャケットと水色のジーパンを慣れた手つきで取り出すと、そそくさと着替える。
「この着替えも誰かに見られたらまずい……もっと手際よくやらなきゃ……」
そう言って、男は来ていた服をしまい込む。
その服は、先程ジャスティスマンが身に着けていた装備だった。
と、着替え終えた男が、襟元を正しながら、先ほどのアナの言葉を思い出す。
「正義って何……か……」
ぼんやりとした表情で男は考え込む。しかし、すぐにハッと我に帰り、身支度を整えて路地を飛び出した。
(そんなこと……僕だってわからないよ……)
胸にある種あきらめのような感情を抱く男。
ふいにアナとすれ違ったのを、互いに気づくことはなかった。
to be continued




