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20年後に会った元カノ、昨日別れた元彼。  作者: 逢坂 遥
第二章 十月 秋ですね。
39/77

039_修学旅行一日目 【駿目線】

はじめに言います。

今回の話はいつもに増して起伏がないです。導入みたいなものです。許して~~。


修学旅行編では(最終的に)人間関係が少し動く予定ですのでお楽しみに(?)


今日中にもう一つ投稿します。

 ついについに!修学旅行!!!

 

 飛行機の中そわそわしているオレとは対照的に

 「Zzzzzz」

 隣の席の翔は寝ていやがる。つまんねーの。飛行機の中でUNO大会とかしたかったのによ。

 

 約4時間のフライトで着くのは!ビーチなリゾート!グアム!!

 

 空港に着いてからというものの、勝手に写真撮影大会が開催されていた。

 オレはカメラロールに100枚くらい画像が追加されたぜ。

 男女問わず(むしろ女子の方が多い)みんなから写真撮ろうって言われるからな。モテる男はつらいぜ。

 

 オレと同レベルに声をかけられているクラスメートというと。

 ミルクティー色の髪を耳の下でゆるめに纏めている、綾くらいしかいない。

 めっちゃ好き。だけど声は簡単には掛けられない。

 フられたばっかりだから。

 

 ……フられたばかりなのだが、気にしているのはオレだけなのかな?

 

 「駿ー!写真撮ろー!」

 綾は無邪気にオレに声を掛けてきた。綾のカメラに笑顔でピースした。

 

 はじめに向かったのは大型のスーパー。

 

 「ねねね翔似合ってる?」

「あー、うん、そーだね」

「だーかーらー、本心じゃないとしても似合うねとか可愛いよとか言えなきゃモテないよ」

「モテなくて結構です」

 

 相変わらず綾は翔大好きだな。

 付き合うとかそういうことは諦めると言っていたけれど、好きでいることをやめるつもりはないらしい。どんだけ好きなんだよ。

 

 ちなみに綾が翔に似合うかどうか聞いていたのは、濃い青地に大きなハイビスカス柄のワンピース。

 それを綾が自分の前に当てていたのだ。

 

 「下倉さん似合うよ~」

 似合うって言ってくれるのが翔でなければ

 「……ありが…とう?」

 そんなに嬉しそうじゃない。見ているとせっかく声を掛けた彼が気の毒だ。

 佐藤ドンマイ。

 

 「綾買ったんだね、それ~」

「せっかくだし!南国的な!そんな高くなかったし!」

 「着ちゃえば?」

 

 綾は早速着替えてきていた。よく似合っているけれど、キャミワンピだから夜外を歩くには寒そうだ。

 

 オレの予想的中。

 「寒い寒い寒い寒い風くる、寒い」

 

 そんな綾にオレのパーカーを肩に掛けてやった。

 

 「え、あ、ありがと」

 

 オレのパーカーを着ている綾が可愛すぎる。オレより頭半分背が低い綾が着るとかなりだぼだぼになる。

 ワンピースの裾とパーカーの裾の長さがほぼ同じ。

 

 「他に何か買った?」

 「グアム製のチョコレートと、ドライマンゴーと、spamと、いっぱいお菓子と、化粧品安かったからそれも」

 「そっか!お菓子も買ったの?どこかのタイミングで菓子パしようぜ」

「さんせーっ!じゃ明日の夜の自由時間ね!」

 

 よし、これで綾たちの部屋に行く口実が出来たぜ。

 

 オレの部屋は四人部屋。メンツは翔、佐藤、コースケ。

 翔はさておき佐藤やコースケはノリが良い。

 一人で乗り込むのもなんだし、みんな誘ってくか。

お読みいただきありがとうございました。

次回も読んでいただけると幸いです。


次回予告☞修学旅行二日目・夜の自由時間。翔目線。


基本的にタイトルに○○目線とついていないのは翔目線ですが、修学旅行編はいろいろ入りまじってくるのであえて翔目線とつけさせていただきます。

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