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クラス転移した異世界で、俺だけハーレム冒険者  作者: 猫野 にくきゅう
第一章

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第22話 お仕置き(支配)と、新たな力

 夜の静寂が、オルト村の小さな家全体をすっぽりと包み込んでいる。


 隣室では、夕食後に遊び疲れた五歳のナンシーが、規則正しい無垢な寝息を立てていた。

 この閉鎖された空間において、現在起きている人間の気配は、俺とマリアの二人だけだ。


 居間のランプはすでに火が落とされ、台所を照らす小さな灯りだけが、闇の中にぼんやりとしたオレンジ色の輪郭を作っている。

 チャプ、チャプと、木製の食器を洗うくぐもった水音だけが、単調なリズムで静寂に溶け込んでいた。


 マリアは俺に背中を向けたまま作業に没頭しており、俺が背後に忍び寄っていることには全く気づいていない。


 * * *


 俺はモンスターとの死闘で研ぎ澄まされた感覚を動員し、足音を完全に殺して距離を詰める。

 彼女から漂う、石鹸の香りと女特有の甘い体臭が混ざり合った匂いが、ゆっくりと鼻腔をくすぐった。


 昼間、娘に向けるおっとりとした母親としての顔とは違う、無防備で艶かしい未亡人としての背中がそこにある。


 先ほどの彼女の言葉が、俺の脳裏で冷静に反芻されていた。


『ナンシーはまだ五歳です。手を出すには早すぎます』

 という、一見すると母親らしい苦言。


 だが、あの瞳の奥で渦巻いていたのは、間違いなく俺の関心が自分以外の雌に向くことへの強烈な嫉妬だ。


 俺の胸の奥底で、冷徹な理性と、オスとしての支配欲がゆっくりと交じり合いながら熱を帯びていくのを感じる。


 彼女の過剰な依存と好意は悪い気はしない。

 だが、無意識に俺を束縛し、行動の主導権を握ろうとするのは明確な越権行為だ。誰がこの家の主人であるのか、彼女には身体の芯までわからせる『お仕置き』が必要である。


 俺に対するマリアの【好感度80】【隷属度67】という数値。

 その裏付けが、俺の行動を大胆にしていた。


 俺は己の内に湧き上がる性的な衝動を合理的に肯定し、音もなく彼女の背後に立った。


 * * *


「……」


 洗い物をしている彼女の豊かな身体を、背後から両腕で強く抱きしめる。


「ひゃっ……!?」


 突然の接触に、マリアの身体がビクッと大きく跳ねた。


 手から滑り落ちた木の器が水の中に落ち、周囲に冷たい水飛沫を跳ね上げる。

 俺は彼女の首筋に顔を埋め、その柔らかな耳たぶをかすめるように低い声で囁いた。


「娘に嫉妬とは、いけない母親だ」


 俺の言葉が意味するところを即座に理解したのか、彼女の身体が再び小さく震える。


「ち、違います、私は……そんなつもりじゃ……」


 震える声で否定の言葉を紡ごうとする彼女の口を塞ぐように、俺は腕の力をさらに強めた。


 薄手の衣服の上からでも、彼女の豊満な胸の並外れた柔らかさと、急激に上がり始めた体温がはっきりと伝わってくる。


「嘘をつくな。お前の目は、俺がナンシーを膝に乗せていることにひどく苛立っていた」


 俺は冷淡な事実だけを突きつけながら、両手で彼女の双丘を背後から荒々しく揉みしだく。


 おっとりとした包容力の裏に隠された、独占欲というどす黒い感情。

 それを真っ向から指摘され、図星を突かれたマリアの呼吸が、みるみるうちに荒く乱れていく。


 俺の指先が薄着越しに硬く膨れ上がり始めた乳首を捉え、それを指の腹で容赦なく責め立てると、彼女の口から甘い吐息が漏れ出した。


「あっ……だめ、トオルさま……そんな、激しく……っ」


 否定の言葉とは裏腹に、彼女の身体は愛撫にすがりつくように熱を帯び、背後にいる俺へと自ら臀部を押し付けてくる。

 固有スキル【女たらし】と【奴隷使い】が、彼女の理性をドロドロに溶かし、俺への服従を強制しているのだろうか?


 だが、それをただシステムのせいにして片付けるほど、俺も枯れてはいない。

 彼女の歪な嫉妬心を力ずくでねじ伏せ、完全に自分のものであると刻み込みたいという、オスとしての衝動。


 俺は己の欲求を冷静に認め、その衝動の赴くままに彼女の身体を執拗に弄んでいく。


 * * *


 彼女の口から漏れる嬌声が、夜の台所に艶かしく響き渡る。


 隣室で眠る娘に聞かれるかもしれないという背徳感と焦りが、マリアの羞恥心をさらに煽り立てているようだった。

 俺の指先の動きに合わせて、彼女の身体はビクビクと痙攣し、立っていることすら困難なほどに腰から力が抜けていく。


「素直に認めろ」


 俺は彼女の耳元で、甘さを一切排除した、絶対的な命令を下した。

 それは単なる肉体関係を超えた、主人が奴隷に完全な服従を強いるためのくさびだ。


 マリアは首を横に振り、母親としての最後の矜持にしがみつこうと涙目で抗う。


 しかし、俺の手が彼女の身体の最も敏感な部分を的確に捉え、圧倒的な快楽を叩き込むと、その脆い抵抗はあっけなく瓦解した。


「ああっ……! や、あぁ……っ!」


 快楽の波に呑み込まれ、彼女の深い琥珀色の瞳から大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちる。


 もはや母親としての理性は完全に吹き飛び、俺に支配されることを歓びとする一人の雌としての本能だけが剥き出しになっていた。


「……謝罪、します……」


 途切れ途切れの荒い呼吸の中で、マリアはついに白状した。


「私は……あの子に、ナンシーに……嫉妬していました……トオルさまが、私以外の……雌を、構うのが……許せなくて……っ」


 実の娘を「雌」と表現したその歪みきった独占欲の告白に、俺は奇妙なまでの満足感を覚える。


「よく言った――ちゃんと謝れたな。偉いぞ」


 俺は彼女の素直な自白を低い声で褒め称える。

 肉体を通じた理不尽なまでの快楽と、精神的な完全なる屈服。


 その二つが同時に頂点に達した瞬間、マリアの身体は大きく弓なりに反り上がり、声にならない絶叫を上げた。


 彼女の意識は深い快楽の底へと沈み込み、俺という絶対者による「支配」がこの夜、確固たるものとして完成したのだった。


 * * *


 事後。

 汗ばんだ身体を拭い、俺たちは寝室のベッドに横たわっていた。


 隣では、完全に精根を尽き果てたマリアが、俺の腕の中で安心しきったように穏やかな寝息を立てている。


 彼女の柔らかな亜麻色の髪を無意識に撫でながら、俺は眠気を感じることなく、冷徹な思考を再起動させていた。


 空中に向かって意識を集中させ、自身のステータス画面(UI)を呼び出す。

 青白い半透明のウィンドウが、暗闇の中に無音で浮かび上がった。


 今日の『微睡みの洞窟』方面への遠征と、上位個体グレイト・ホーンラビットとの死闘。

 あの戦闘の経験値がステータスにどう反映されているのかを、正確に把握しておく必要がある。


 視線を文字の羅列へと滑らせると、俺はすぐに一つの明確な変化に気がついた。


 【剣士:Lv.4】だった表記が、【Lv.5】へと上がっている。

 あの巨獣を単独で討伐した恩恵が、確かに数値として現れていた。


 だが、俺の目を引いたのはそれだけではない。


 レベルアップした剣士の表記のすぐ横に、ひっそりと新たな文字が追加されていたのだ。


『(戦士:Lv.1)』


 その見慣れないクラス表記を見つめ、俺は脳内で情報を素早く整理していく。


「……適性があったということか」


 口の中で小さく呟き、昨日バドの店でルークから聞いた情報を思い起こす。

 『木の丸盾に革の胸当て、革のブーツに革の兜。これらの防具一式を装備して戦うことで、新たに【戦士】などの職業が得られるかもしれない』


 ルークの言っていた噂は、確かな真実だったのだ。


 俺は今日、まさにその防具一式を身につけ、回避主体とはいえ近接戦闘を行った。

 システムがその「特定の防具を装備して戦闘を行った」という事実を条件として認識し、俺に『戦士』としての職業を付与したのだろう。


 異世界という生々しい現実でありながら、裏側ではゲームのような厳密な条件処理が動いている。

 この世界のことわりの片鱗に触れたような感覚に、俺の探求心は静かに満たされていく。


 剣士としての順当な成長と、戦士という新たな手札の獲得。


 自身の合理的な選択と事前の情報収集が、確実に正解を叩き出している事実に、俺は密かな高揚感を覚えた。

 マリアの寝顔を横目に、俺は次の行動のシミュレーションへと、思考を深く潜らせていった。

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