告白
俺は慌てて和の家に来た。
「和!!話がある!!」
ドアを叩いても返事が帰ってこなかった。
「和!!」
ふとドアノブに手を置いた時にドアがあいた。
「和……悪い、入るぞ。」
家の中に入ると和が縮こまっていた。
「な、ごむ、?」
「へっ……な、なんで隼人くんがここに!?」
「ごめん。用事があって。」
よく見ると和は泣いていた。
「和どうしたんだよ、そんな泣いて」
「う、るさい。僕は……僕は……!!」
突然震えだした。
「まずは落ち着け、な?」
「……うん…」
しばらくの沈黙となった。
「隼人くん、どうしてここに、?」
「俺が言うこと、本当のことだから。」
「???」
「……お前の父さんが分かったんだ。」
「お父さんが!?」
「驚かないで聞いてくれ。」
「……??」
「お前の父さんは、俺の父さんでもあるだ。」
「……え?」
「俺の母さん体が弱かったんだって。母さんが仕事始めたところにお前の父さんが居て上司だったんだってさ。で、一緒に仕事するようになって、酒飲んで、やって、俺ができたんだって。」
「……隼人くんのお父さんは、僕のお父さん……」
「……和……」
「お父さん、元気にしてる?」
「……うん。あと、父さん再婚して栞夏が妹になった。」
「栞夏ちゃんが!?」
「にぎやかだぜ。」
「栞夏ちゃんはね〜」
和の顔が少し明るく見えた。
「なぁ、和はなんで泣いてたんだ?」
「……教えない。」
「なんでだよ。」
「言いたくない。」
「なんでだよ!!」
「小林さんが……………」
「ルーム長が?」
「隼人くんのこと好きなんだって……」
「だから?」
「……………」
「もしそうだとしても何で和が泣くんだよ」
「分かんないの!?この鈍感っ!!」
和は真っ赤になりながら涙を浮かべていた。
その姿は何だか可愛く見えた。
「え????」
「……僕も隼人くんのことが好きなんだもん。
でもこんなの気持ち悪がられるから、それに隼人くんに幸せになってもらいたかったから……」
「……和が……俺を好き……?」
「……気持ち悪いよね……こんなの。」
和は手で顔を隠そうとした。
だから俺はそれを止めた。
「隼人くん……?」
ただの隣の席なだけなのに妙に気にしていたのは、
何する時も和のことを考えてしまうのは、
和に避けられて辛かったのは、。
本当は俺も分かっていたのかもしれない。
でも、気付かないようにしてたんだ。
「俺も、和が好きだ。」




