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栞夏と和
今日の和……なんか変だった。
学校に着いてから俺を避けているような、そんな感じ。
「俺、なんかしたのか……!?」
いつも俺抱き枕使って寝てるから、もしかして抱きしめながら寝たとか!?
「あぁ……やっちゃったなー…」
《コンコン》
突然俺の部屋のドアがノックされた。
「なに。」
「はいるよー。」
「なんだよ栞夏」
こいつは俺の妹。と言っても義理だけど。
今まで父さんと2人で暮らしてたんだけど、つい最近再婚して新しい母さんとこいつが来た。
「今日ね、幼なじみのなごちゃんに会ったの!それでね、いつものくせで"篠原"って言っちゃった!笑」
「"秋山"だからな?……ってかなごちゃんって!?」
「仁科和だよ?あたしとお兄ちゃんと同じ学校!」
和の……幼なじみ!?
これは昔話きくしかねーだろ!!
「なぁ、栞夏。昔の和ってどんなん!?」
「お兄ちゃんなごちゃんのこと知ってるの?」
「同じクラスで席隣!」
「まじで!?」
「いいから教えろ!!!!」
「う、うん……」
こうして俺は妹から和の昔話を聞くことになった。




