6日目 幽香は切れた、まる。
こっちも久々の更新。ちょいと短いですが許して(´・ω・`)
相も変わらず蝉が泣き続ける幻想郷。何処かではやれカエルを凍らすとか、何処かではやれお嬢様素敵ですやら、季節に関わらずフィーバー真っ只中な今日この頃。そんな中幻想郷の物理的最恐の妖怪、風見幽香は日傘を差しながら自慢のひまわりの畑の周りを散歩をしていた。かなり不機嫌顔で。
事の発端はほんの1時間前の事。
今日も今日とて低血圧ながらも母にご飯を作るために睡魔を撃退し起きた幽香――服は夏のせいかかなり露出度の高い服装であったがそれは置いておく。
とりあえず今の服装のまま家事をするのは色々とあれなので顔を洗ってから着替えをしようと考えた幽香はひとまず洗面所へ向かった――もちろん洗面所は河童印の洗面所だ。性能や使いやすさは言うまでもない。
だがその洗面所の前に立った時にふと違和感を感じた幽香。
あら? 寝ぼけてるのかしら。
彼女は未だ覚醒しきっていない脳を働かせながら洗面所のある部分を見る。そこには歯ブラシやコップ、どこぞの商売をする気のない店から手に入れた『使える』歯磨き粉などが置かれていた。
う~ん、何か変ねぇ。
しばらくそこを見続けているとふと気づく。ない。一つだけ、いや、一組の道具がない。
何が? 歯ブラシと歯磨き粉とコップが。
誰の? 愛しの母君の物。
それに気づいた幽香はすぐにリビングを確認する。
気配なし。
主の部屋を確認。
不在。
徐々に現実味が増す。あれだ、母親が、夏香が居ない。
それを認識した幽香の行動は早かった。いや、速かった。
瞬時に歯磨きと髪の毛のセットを終え――烏天狗も真っ青である――服を着替えると母の場所を把握していそうな人物の元へ、殴り込み、もとい『情報提供』をしてもらいに出かけるのであった。
夏はまだまだ長い。




