前へ目次 次へ PR 49/68 015夢の続きを見た 月が消えた日。 今日もまた、夢を見た。 光とともに、天から人が落ちてくる。 黒に覆われた国から、少しずつ靄が消えていった。 人魚が海の底から真珠を取り出す。 竜は空を舞い、空に浮かぶ島を切望する。 獣は地という庭を駆け回る。 悪魔は優しく微笑み、黒い翼を羽ばたかせる。 天使たちは空を舞い、鳥と一緒に風を運ぶ。 黒い靄は吸い込まれ、やがて消えていく。島の力がまるで砂時計のように消えていく。 そして、夢の終わりと共に、国が落ちた。