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この学校に、そういうの居たんだ

お昼はガムテープで、手足をぐるぐるぐるぐる。

動けはしないから、ただ目を閉じる。




臭い。目障り。うるさい。邪魔。

…………ごめんなさい。



きりーつ。礼。

「「「「ありがとーございましたー」」」」


やっと……っ。終わったーー!


この数学の授業に連続の時間割キツイわー。

「疲れたよーーー。まーちゃんーーー」

そう言いながら寄ってくる舞香。 


「舞香は大概寝てたでしょ……」

だから成績が悪いんだよ……。私が言えた義理じゃないけどさ。


「だって解んないんだもん。美術の授業とか体育の授業とかなら解るんだけどねー」

「舞香……。あんたそりゃ、体育とか美術の授業が解んなかったら、日本語が解んないのと同じだからね……」

そんな事を言っていると話に入ってくる奴が一人いた。


「あんた達いつもくだらない話してるわね……」

黒沢だ。ちなみに、少し髪を染めてるのがバレて怒られてた。今日の朝。どうせなら夏休みに入ってから染なよ……。


「まーた黒沢だよー。あんたが舞香に近づくとピュアな舞香が汚れるわ。シッシ。ほら、あっち行きな」

黒沢たちは何かと絡んでくるのだ。おそらく舞香に勝手にライバル意識を持っている。黒沢は見た目はいいんだけどなぁ……。中身よなぁ……。噂好きのthe女子だ。

 

「まーたとは何よまたとは。それより聞いたわよ。舞香。あんたまた告白されたらしいわね!」

教室の真ん中で言ってやんなよ……。相沢くんまだそこに居るじゃん……。


「大阪のおばちゃんみたいに人の噂が大好きだからモテないのよ……」

おまけに気遣いが出来ないし……。


「私がモテないのは今はどうでもいいのよ! 大体あんたもモテないでしょ」

「うぐっ……」

コイツ気にしている事を……。気遣って。ホントマジで。


「私はまーちゃんの事大好きなんだけどな……。でも、モテないねー。えへへ」

えへへじゃないっ!

「痛いっ! 痛いよっ!?」

悪い子には頭チョップの刑だ。


「あんたら二人って……。なんていうか……。お似合いね……。流石わ、舞香とそのマネージャーだわ……」

「まーちゃん。私たち二人、お似合いだってー」


「欠片も嬉しくねーーーー! そしてマネージャー扱い辞めろぉーー!」

「あんたが舞香を甘やかして、世話を焼くからでしょうに……。意外とあんたって見た目によらずおせっかいよね……」

ほっとけ。ボケ。


「つかあれだ。黒沢。あんた用がないならさっさとあっち行きな。お似合いの私たち二人の邪魔だよ」

そう言いながら、シッシと再び手であっちへ行けと示す。

「そうだそうだー。あっちいけー」

舞香まで同調してやるなよ……。黒沢が可哀そうだろ……。


「まーっ。この二人は相変わらず私に対して冷たいわね……。おかげさまで、地球温暖化も私にとっては関係ないわ」

ナニイッテンダコイツ。


「――コホン。そう話は変わるんだけど」

「いいか。舞香。ここはな、あえて触れないであげるのが大人の優しさだぞ」

「うん……。これは大火傷だね。あっ、どっちかというと低温火傷なのかな?」

顔真っ赤だよ。さすがに意味わかんねーよ。どっから温暖化出てきた。そして傷口を抉ってやるな。


「話は変わるんだけど! ど!!」

「うんうん。それでそれで。どーしたどーした。なんでもいいぞぉー。言ってみな」


「五組の佐藤って知ってる? あの少し地味目の」

「んー。だいぶ関係ない所にとんだな……」

苦し紛れで適当な事言ってるんじゃないだろうな……。


「はーい。佐藤くん。知ってるよー。佐藤一くんでしょ?」

おお。知ってるのか。さすが舞香。謎の交流範囲を持っている。


「知ってるのね。なら話が早いわ」

「佐藤くんはねー。読書が好きだからねー図書館にいる事がおおいよー」

そう言って笑う舞香。


「そういう情報は別にいいの! なんと私が入手した噂によると彼、両親がいないらしいのよ!」

ズバーン、と効果音を付けてもよさそうなドヤ顔。そこから出たのはあまり人に聞かせるべき噂ではないような気がした。

「えっ……」

その情報に対して衝撃を受けたような声を漏らす舞香。

それを驚愕の声と受け取ってさらに情報を披露する黒沢。


「そんでね。なんか養護施設? って所で暮らしてるらしいよ」

「ねえ……。黒沢」

「なぁに? 言っとくけど他の情報は知らないわよ? 続報はもうちょっとまって――」

「そうじゃなくて……さ。黒沢、あんたが単なる噂好きで、性格はアレだけどそんな嫌な奴じゃないのも知ってる。だけどさ」

黒沢の目を見て「そういうのはダメだよ」


「なっ、なによ。あくまで噂なんだからいいじゃない」

そうじゃない。そうじゃなくて。

「あんた達だって驚いたでしょ! この学校に居たんだ。そういうのって!」


パンッと黒沢の頬が平手で叩かれた。勢いよく。


無理やり展開を進めた感が出てしまってるような…

うん。作中で適当な話題をフってると区切っていいところがわからなかったんだ…

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