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俺を召喚した魔王様がポンコツすぎる  作者: あいぷ


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第1話・ポンコツ魔王

パチ、パチ……



重い瞼を閉じては開く。

確かに自分のベッドで眠りについたはずなのに、手のひらに感じる感触はまるで冷たい大理石のようだった。


辺りを見回すと、どこかゴシック風の室内に薄暗い雰囲気、そしてひらひらとしたフリルに真っ白な足……足?


顔を上げると、そこにはガチガチに緊張したまま俺に指を突きつけている女の子がいた。



「や、やばい、本当に成功しちゃった……!どうしよう……!?いや、落ち着け!」



透き通るほど白い肌に美しい黒髪、ルビーのように輝く赤い瞳。そして、一目で『悪魔』を連想させる巨大な赤い角と尻尾。


その小柄な少女はブルブルと震えていたが、やがて再び口を開いた。



「フ…フハハハハ!!! よくぞ来た、人間よ!」



震えまくっている声は、威厳あるセリフとは全く釣り合っていなかった。



「我こそが魔王城の主、魔王セフィアナである!とくとその目に焼き付けておくがよい!!」

「あのさ、ここは一体どこ……」

「ひぃっ!?」



しゃ、喋った……!

そう呟きながら二、三歩後ずさりした彼女は、少し躊躇った後、覚悟を決めたように拳をぎゅっと握りしめ、再び俺を睨みつけた。なぜか半泣きになっているが、理由は分からない。泣きたいのはこっちなんだが、おい。



「き、貴様はこのセフィアナが召喚した人間!今この時より、貴様は我の前にひざまずき、命令に従うのだ!き、貴様がどれほど狡猾で強くて恐ろしい存在であろうと、関係ない!この我が直々に教育してやるからな!ふふ……、ふふふ、はははは!!!」



いや、待て。

というか、一体何の話だ?


呆気にとられる俺を置いて、正体不明の少女……いや、魔王セフィアナは声を上げて笑っていたかと思うと、むせたのか激しく咳き込み始めた。

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