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旅立ち

どうも、魁です。

1章に入りました。

ここら辺からバトル展開だったり、異世界っぽい感じの言葉が出てきます。

まとめたつもりなので読んでください。

青く広い大空に大きな鳥が2羽飛んでいる。

緑の草原には爽やかな風が吹き、そっとほほに流れた。

「今日は、いい天気だな。

ここはやっぱり過ごしやすい!」

そう言って私は、その場で寝転がり、目を閉じた。

その時。

「きゃぁーー!!」

1人の女性が悲鳴を上げながらこちらに走ってきた。

「いやだぁぁ!食べられる!」

何事かと思って、走って向かうと、そこに居たのは小さいぷよぷよしたもの。

初心者冒険者が、まず倒すであろうスライムだった。

スライムに食べられるという発想はなかった。

スライムに追われている女性は自分を見るなり

「早く助けてよ!こんなぷよぷよしたのどうしろってのよー!」

と言ってきた。

はぁ。自分が私を守ると言っときながらレベル上げのひとつもろくに出来ないとは。

先が思いやられる。

そう思いながら私は刀を抜き、一直線にそのスライムを切った。

「はぁ、はぁ、あ、ありがとう。おかげで何とか食べられなかったわ・・・」

息を切らしながらその女性。セレナは言ってきた。

「スライムに食べられるわけないだろ!ましてやあんなに小さいんだ!お前ぐらいの魔力があるなら簡単に倒せるだろ!」

俺は、セレナのレベル上げの手伝いをしている。と言ってもセレナが戦うのを見ながら時折コツやタイミングをおしえる程度のものだ。

「うー・・・勉強サボってたから呪文覚えてないもん・・・」

なんということでしょう。このお姫様は勉強をサボっていたという。

「はぁ。」

私は呆れてものを言えなかった。

つい先日、私が守るからあなたも私を守ってとどの口が言ったんだか。

過去に戻って聞かせてやりたい。

「私だって。頑張ってるもん!でも!

呪文唱えられないのよ。簡単なものでも、自分の魔力のせいで余計に大きくなって。

それが・・・怖いのよ」

たしかに1度、最も簡単な攻撃力魔法である風魔法を使わせた所、初歩的な魔法が出るはずなのに、危うく巻き込まれた私まで吹き飛ばされる所だった。

幸い、セレナが素早くやめてくれたので被害は出なかったが、コントロールが出来なければ私を巻き込む事の心配をしてくれているのだろう。

「わかったよ。

魔法をコントロールできるように色々教えてやるから、その代わり途中でめんどくさがるんじゃねぇぞ。」

そういうと、彼女は、太陽のような笑顔で

「うんっ!」

元気よく返事をしてくれた。


王との会話が終わったあと、妃様と、セレナが王座の間に入ってきた。妃様は、王とはまた違った威厳のある方だ。

紛れもない王家の血を継ぐ妃様

マナ・レナーテ

妃は、セレナにあまり似ておらず顔立ちはキリッとしていて鋭さのある顔だ。だが、マナ様はとても優しいお方だ。

表では・・・。

裏の方では、実は、私が元いた傭兵の指導者だったりする。

もちろんマナ様自身、傭兵だった訳では無いが、国王。オルフェンスと結婚をしたことにより軍のことを多く学んだ。

その結果、その知識を生かし、自分たちの城を守る傭兵の教官をしていたわけだ。

・・・あの人は、かなり怖い。

未だにマナと聞くと敬礼をしてしまいがちになる。

セレナと共に歩いてきた妃様たちのその顔は、決して落ち込んでいる訳ではなく、妃様も、セレナも何か熱いものを目の奥に潜ませているような顔をしていた。

「お父様。私はお母様と、会談し決意しました。

私が現魔王を倒します。ここにいる勇者と共に!」

そういった時は驚きを隠せなかった。

私もそうだが、王も文字通り目を丸くしていた。

王曰く、妃にも、似たようなことを告ろと言ったらしい。

しかし、セレナは

「たしかに、そうした方が世界のためかもしれないし、私だって私が我慢すればいいなら、それでもいい。でも、勇者だけは譲らない!

現魔王を倒して、私が勇者の妻だって伝える!

それに、同じ人を愛したんだもん。きっと仲良くなれる。」

妃も、それを聞き、納得したらしい。

娘の成長を感じ嬉しく思ったのと、何より強くなると、言ってくれたことが、王家の血を継ぐもの、そして勇者の妻として大きく成長したと喜んでいた。

王も涙を流し頷いていた。

私は嬉しかった。

何も考えず突っ込む訳ではなく、自分の意見を出した上で、相手の望みを尊重しようという。

口で言うのは容易いがなかなか難しいことをしようとしている。

それも、自ら。

現魔王は、どう思うだろうか。こんなにいい妻が他にいるのかと。そう考えたりするのだろうか。それとも、自分の方が相応しいと、そう言うのだろうか。


どちらにせよ、決めなくてはならないのは私だ。

セレナもきっとたくさん悩んで、考えたのだから、私もたくさん悩んで、正しい答えを見つけよう。


そう思って城を出たのだ。

セレナも頑張ろうとしてくれているから、と。

しかし・・・

「あー!もー!!わかんいなよ!大体、なんなのこの呪文!火を出すって言ったって、そんなの松明でも何でもいいじゃない!!」

そう言いながら、ペンを地面に叩きつけ、そのまま椅子にもたれかかった。

このざまである。

「さっきめんどくさがるなっていったよなぁ?

そういったのはだーれだぁ?」

私はセレナのほっぺを掴みぐにゅぐにゅと動かす。

強く引っ張ってる訳では無い。

じゃれ合いみたいなものだ。

実は、私はこれを気に入っている。すべすべもちもちの肌をぐにゅぐにゅするとセレナは涙目になりながら抵抗してくる。

それが、とても可愛らしいのだ。

「いひゃいよー・・・。

だってさぁ!火を出すことに意味無いじゃん!草むらで火なんか放ったらそれこそこっちの身が危ないじゃない!」

この姫様はなにかとイチャモンをつけてくる。

しかし、そこの解釈は間違っているので、墓穴を掘るハメにもなっていた。

「いいか、魔法で出した火は、出した本人の意のままに操れるんだ、それこそ、草に燃え移ったとしても、映った火も自分のものにできる。

こんなの、7歳辺りで教わるぞ?」

魔法は、意のままに操ることができる。

さっきの火の話もそうだが、

例えば池を凍らせたいとする。

その時に、氷の魔法を使い自分で出した氷が、その池を凍らせたとき、その池の氷は自分の氷というかことになる。

要は、俺が最初にタッチしたから俺のもんだ!

的なノリだ。

そう言う話をしてやると、セレナは

「うー。もーやだー!」

と、ダダをコネがら勉強に戻るのだ。

私たちの冒険は、まだ最初の村にすら行っていない。

城をでて、次の村へ向かいながらセレナの勉強、レベルアップをしようとしている。

朝日が上っている間は、レベルを上げるためにモンスター退治。

夜は、魔法の使い方講座。

と言った形をとっている。

キツそうかもしれないが、全くそんなことは無い。

朝のレベル上げは、セレナがほとんど逃げ回ってしまうので、私が倒すことになる。しかし、相手が弱すぎるので私が腕を取り戻すことが出来ない。

だって、簡単に倒れるんだもん。

夜の魔法講座は、セレナの集中力がすぐ切れるので、30分やったあと10分休憩という流れを3回。

たったのこれだけだ。

覚えは悪くないのだが、どうしても最初の失敗から立ち直れないらしい。

何かと理由をつけて、自ら魔法を使おうとしないのだ。

撃てば感覚を掴めると思うのだが、撃つまでに問題がある以上本人の気持ち次第になってしまう。

私が頭を悩ませていると

「クー。」

寝息のようなものが聞こえて来た。

それはセレナからだった。

まだ、10分もやっていない。

こっちが頭を悩ませているのに、こいつときたら

頭を使わない方法を考えてやがる。

そう思うととても子供のように思えた。

「・・・俺も鬼じゃない。セレナ。君はやれば出来る子なんだ。もっと自信を持て。

お前は、勇者の妻なんだろ?」

そう呟いた。

俺は少し微笑んだあと。


セレナの寝顔に水魔法をぶつけた。

ハイハイ、魁です。

どうだったでしょうか。

第1章旅立ち。

前書きでも言った通り、異世界っぽいのが多く出てきます。

最初からこうするつもりだったので、なんら変化はありませんが、読み手がどう捉えるかですね。

まあ、ジャンルにも異世界と書いているので、やっとそれっぽいのきた!とか、思ってる人もいるかもしれませんね。

勇者。と言いながら刀を抜いた。という所はおどろいたり、不思議に思ったり、作者ミスだと思われたかもしれません。

ですが、勇者が持ってるのは刀です。間違いありません。その話もおいおいしていきます。お楽しみに。


ここからまた、冒険をしていく内容を書こうと思います。最初の村にも行きたいですし、そろそろ現魔王の名前とか、新キャラ登場とか、させたいですね。


一応、ハーレムっぽい設定にしたいので、女の子キャラ増えると思います。

お楽しみに。

それじゃぁ次回作で会いましょう。

バイバイ

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