↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新人たれ~転生者はヒキニートを目指す~  作者: 笛伊豆
第二章 1歳児

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
16/57

15.前世の僕は肥満体だった

 今の僕に出来ることは何か必死で考えている。

 その結果、やっぱり最初の方針に戻ってしまった。

 健康第一。

 身体を鍛える。

 というよりは体力かな。

 後はダイエット、じゃなくて適度な体重を保つこと。


 前世の僕は肥満体だった。

 なぜ覚えているのかというと、その事実が全生活に関わってくるから。

 食費がかかるというだけじゃない。

 そんなのはむしろ些細な事だ。

 痩せの大食いっているし。


 まず問題なのは服だ。

 別に着られる服がないわけじゃないんだけど、高いというか安売りの物がなかった。

 ジーパンなんかも叩き売りやバーゲンで出る場合、ほとんどが標準サイズで。

 量販店でも大きなサイズは少ないし高い。

 私服はともかく背広なんかも高かった。

 サラリーマンだとこれ、馬鹿にならない。

 まあ今世はそんな悩みはなさそうだけど。

 いや、無くしてみせる!


 次に肥満体だと病気に罹りやすい。

 体力も無い。

 お相撲さんはどうだ、と言われそうだけど、あれは太っているというよりは筋肉の塊だから。

 単なる脂肪デブとは訳が違う。

 そしてこれが最大の問題だけど、肥満体は社会的に忌避される。

 自己管理が出来てないとか色々言われるし。

 しかもそれ、面と向かっては言われないから。

 これが結構堪える。

 僕の前世は男だったから、ある意味外見はどうでもいいと開き直れたけど。

 今世は女の子というか女性だ。

 無理。


 ということで体力作りとトレーニングは必須になる。

 そういえば前世では小説(ラノベ)というかSFばっかり読んでいたけど、そのために引きこもりならぬ家に閉じこもりだった。

 そんなんでは体力が付くはずが無い。

 幸いにして、前世で散々そっちの趣味を満喫したからもう娯楽としての読書に興味はない。

 その分の時間や手間を筋トレとかに回せばいいか。


 そこで改めて気がついたんだけど今世の僕って女の子だ。

 でも人格は男だ。

 小説では肉体の性別に引っ張られて前世が男でも女性化するという話が多かった気がするけど、僕にその傾向はまったくない。

 それでいて精神と肉体のギャップに悩むということもない。


 これはどうしたことかと思って考えてみたら結論が出た。

 僕、今世では人生に期待していないのでは。

 というよりは女の子として幸せになろうとかまったく考えていない。

 男として生きたいとかも思わない。

 結婚なんか真っ平だ。

 一生独身でいい、というよりはそれしかない。

 子供を産むなんてぞっとする。

 今世の両親には申し訳ないけど、そこは譲れない。


 欲望は、あるとすれば「怠けたい」いや「人と付き合いたくない」かな。

 別に働きたくないわけでもないんだけど、とにかく人と接触するのが嫌だ。

 気を遣って疲れるし、頑張っても誤解されたり悪意を向けられたりする。

 それなら最初からない方がいい。

 とすれば外見なんかどうでもいいことになる。

 まあ、何もしなくても忌避されるほど醜いとか汚いとかは拙いので、ある程度は整えなければならないだろうけど就職したり付き合ったりすることを考えなければ外見は普通でよろしい。


 ていうか未だに自分の容姿がどうなのかよく判らないんだよね。

 鏡無いし。

 乳幼児に外見求めても無意味だろうけど。

 それよりはこの身体が心配だ。

 何か致命的な欠陥があるとか、そこまでいかなくても体力がつきにくかったり病気に罹りやすかったりしたら即詰む。

 生きていくのに人の世話にならなければいけないようでは自立したヒキニートにはなれない。

 今のところは問題なさそうだけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。