十四話 みんなと本気でラブラブスローライフ
異世界美少女達とスローライフ
僕がこの異世界に来てから随分と経つかな、有り難い事に充実に足るべきものは、粗方手に入れる事が出来たと思う。
ただ今までに貯めた貯金をどこに投資しようか、そこはまだ悩ましいところだが、改めて僕たちが今どれだけ本気なのか。
これまでに公開しきれなかった分も込みで、僕たちがどれだけ本気でラブラブかを、僕は改めて公開しようと思う。
僕は日頃から性質的な神経過敏や、有り難い"ご厚意"などの連続で、優しいみんなの声や感触に甘えながらも大いに疲れている。
おそらくその影響で解けるように、そしていつの間にか朝になるくらい、僕は寝足りないのか直ぐに起きれない。
夜中の酒が充実しながら少し寝て、それから寝直すと朝が強烈に苦しいが、みんなのモーニングコールは有り難くてキモチイ。
「起きて下さい、御主人様……」
マリアンヌのスッキリとした清楚な声に、僕はいよいよ来たなと思いながらも、続く慧さんの声にすら目が開けられない。
慧さんのクールにも体温のこもったような声も、僕の脳に干渉しては甘えさせて、どうしてみんなは早く起きれるのかと思う。
僕が酒の後で普通にベッドで寝ていれば宜かろうが、早くみんなの優しいお顔が観たいのに、何時までも視界が開かない。
最早目隠しでの何かと思うくらいに、僕の神経は更に過敏になるのか、みんなの声や甘い手つきが無闇にキモチイ。
誰かの甘い息遣いが僕のお顔に接近すると、口許に柔らかい何かがゆっくりと、ヒットアンドアウェイをやっている。
――この感じは、……まさかリエル?!――
僕は不覚ながらもリエルだと思ったそれを、何かを返すようにギュッてして、目を覚ますとリエルではなかったりする。
段々と視界が明瞭になるとイェロリスのお顔が、艶っぽくも甘くとろけて、僕の腰に乗ったまま再度突撃しようとする。
「何度もズルいよ? 私がするはずだったのに……」
「まぁいいワ、コイツはアンタのだもんね」
「んむぅ〜〜〜〜っ」
――ゴメンねリエル、むくれたお顔も可愛いな――
そんな懺悔にもならないような事が浮かんでは、リエルがツヤツヤと輝く様に、僕の上に乗っては思い切り舌を絡める。
チュッて口許が一旦離れると、改めて記憶を保持したままのリエルが、本当に僕の事がスキだと思わせるくらいに見つめる。
――キモチイヤサシイカワイイキモチイモットホシイ――
「ギュッてするよ、いい?」
「うん、ホシイ」
「イイコイイコってする?」
「うん」
「キスも? もっと?」
「うん、全部」
他のみんながどうしているのか気にしながら、リエルの名前を呼んであげて、ギュッてしてあげると僕はみんなをを廻す。
――もうちょっと待ってて~っ――
リエルと密着していると慧さんが、リエルを護るように僕に接近してきて、体温と優しさの詰まったようなキスをする。
クールに済ましながらも甘く崩れたそのお顔が、艷めきながらも口許を寄せて、今度は僕にしがみつくように舌を絡める。
横から付き添うようなマリアンヌ、その反対側からフィーリアが割り込んで来て、奪うように舌を絡めては揉み込むようなキスをする。
「みんなにあげるから……」
みんなでオトメの手つきで取り合いになるので、僕は順番に優しくしてあげると、みんなも優しくて可愛いお顔になる。
一通り済むとみんなは納得したのか、慧さんが朝食の支度に取り掛かって、そのサポートにマリアンヌが追従する。
いよいよ朝食となると真っ先にリエルが、バスケットからパンを取り出して、それを千切ると僕のお口へチョイと入れる。
いつの間にかメイドになっているマリアンヌも、反対側から野菜スティックを咥えて、僕に食べさせながらサクサクと接近する。
きゃしゃな甘い指先を僕の方に添えて、遂に口許が接触するとそのままに、僕にしがみついたまま離れない。
「ん……f……チュッ、んっ、チュッ、チュッ」
リエルがむくれて直ぐに次の手を考えいると、フィーリアが近付いてきて、無理にでも僕にキスをすると甘苦い。
――コーヒーさんの口移し?!――
そのままビターな大人の味がぼくに馴染むと、フィーリアのネットリとした甘い舌が、マリアンヌを無視して僕のお口を弄ぶ。
そこへいよいよ負けられないリエルは、空いている僕の手を掴むと、自分の胸部に圧し付けてそのままゆっくりと動かす。
「んっ……重吾くんの手がっ……、んあぁん、キモチイよぉ……」
しかし今は朝食の最中だったので、御用意頂けた慧さんが閑に一括すると、それだけでみんなは元の席に戻ってゆく。
――慧さんスゲェ……――
ちょっぴりスースーしてソワソワするも、せっかく慧さんが作ってくれた朝食を、改めて能く確認するべきだと向き合う。
その向かい側で慧さんのお顔が、甘優しくツヤツヤとこの家における影の実権者から、甘優しいクールなメイドに変化する。
確かに朝から大変な事に変わりは無いが、早く起きて僕を世話してくれる、そんなみんなだって僕のためにみんなのオトメをくれるんだ。
やっぱりどうしても重吾くんがスキ、あんな事もこんな事もしたいし、して欲しい事ならどんな事でもしてあげたい。
見た目が未成年でも 前世の記憶も有るから、実質的にはわたしも三十歳くらいなのかな、だって重吾くんとクラス一緒だったもん。
重吾くんはどう思ってるのかな、いつも隣でラブラブだから私の事は絶対にスキだよね、わたしもこんなにダイスキだよ……。
まあ重吾くんと一緒にお酒が呑めないとか、フィーリアさんが絡まったり、マリアンヌちゃんが反対側にいる時はなんか悔しい。
それでもどうにかして重吾くんがわたしを見てくれる、そんな気がするからモヤモヤするけど、ずっとスキでいられそうでキュンキュンする。
マリアンヌちゃんもカワイイ系だから、きっとわたしのライバルかも知れないし、フィーリアさんの挑発にも負けられない。
ある意味での実年齢ならわたしだって、重吾くんとはキスしたりラブラブしたり、セックスだってきっと出来るもん。
でもな……レーティングの関係もあるのか、多分あんまりエッチな事は出来ないかな、それでもみんなで重吾くんを取り合うみたいにっ……。
「~~~~~~~~~~~~~っ!」
こう見えたって慧さんみたいに、ネットリしたキスも出来ると思うし、ある意味でなら私の方が歳上かも知れないしね。
もっともっと全身で重吾くんとラブラブして、繋がりあったり愛し合ったりして、スキスキ〜っ愛してるぅ〜ってやりたいな。
「みんなから逃げない優しい重吾くん、……ダイスキ……」
ききっ聞かれてないよね今のやつ、もし重吾くんとラブラブ出来ても、私たちだけの秘密だし本当なら重吾くんはわたしだけのモノだもん。
でもみんなあんな風にしていても、苦しそうな重吾くんを何とかしたいって、そう思ってるのがみんなから何となく伝わって来る。
だからわたしはみんなの事が恨めないのかな、だって重吾くんをあんなに大切にしてて、わたしにも優しくしてくれてる。
わたしだけ重吾くんを欲張るのって、やっぱり良くなかったりするのかな、なんかみんなスキそうに見えるし……。
特に慧さんはわたしがいなかった間に、重吾くんとゲームで知り合って、わたしよりもスキスキアピールが凄いもん。
マリアンヌちゃんだってあんなに可愛くて、悔しいくらいに頑張ってるから、何故か頑張って〜ってなっちゃう……。
イェロリスちゃんは幾つか分からないけど、あんなに小さくてカワイイんだから、今よりもっとイイコにするとカワイイよね。
わたしは生まれ変わってこの異世界に来て、重吾くんと再会出来たし、今は生まれ変わって良かったって思う。
確かに悔しい時も辛い時もあるし、反対側はマリアンヌちゃんが取ったけど、みんなで重吾くんの隣を譲ってくれてる。
ある意味で重吾くんとは前世から繋がってて、そういう意味では慧さんだって、転移が無かったら重吾くんと再会出来なかった。
多分まだ今でも慧さんはそうだけど、責めてと反対側をって慧さんは来たがってて、本当に重吾くんがスキなんだなって思う。
でもわたしだってもっと重吾くんが欲しいし、ラブラブタイムだってもっといっぱい、誰にも負けないくらいに重吾くんがスキ。
もう赤ちゃんが出来てもイイし、やるならみんなよりも先にって思ってるけど、それと同じくらいに今が大切思ってる。
わたしももっとみんなに負けないくらいに、スキスキアピールもラブラブアタックも、重吾くんにいっぱいあげたい。
こんな事考えてたらキュンキュンして来て、苦しさが甘優しくてもっと欲しくて、重吾くんでいっぱいになっちゃうな。
重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん重吾くん。
名前も呼び合って色々触って感じ合って、存在感も優しさも全身で確かめ合って、これからもいっぱいキュンキュンするもん。
芸能活動はきっと辞められないけど、それでも色んなわたしを魅せてあげたいし、重吾くんにもいっぱい観て欲しい。
もし出来るならステージ衣装でも着て、ずっと重吾くんのそばにいてあげたいし、マリアンヌちゃんにも衣装を貸してあげて……。
誰よりも今のわたしが一番カワイイって、重吾くんに認めて貰えた時は、誰よりもラブラブしまくって甘えまくろうかな。
「〜〜〜〜っ、重吾くぅ〜ん、んひひっ、〜〜〜〜〜っ」
お酒の時も重吾くんについであげてぇ、ジュースでいいから一緒に呑んでぇ、密着し合って甘えあってぇ……。
「〜〜〜〜〜〜〜っ」
然り気無くチュッてしたりぃ〜、お菓子も一緒に顔が段々迫り合ってぇ〜、寝る時もコッソリ忍び込んで……一緒に寝て……。
そこから先はさせてくれるかなぁ、ん〜レーティング的にはアウトかな、したいけどっ……したいけどっ……ガマンになっちゃうかも……。
本当に好くしてくれる他のみんなも大切だけど、重吾くんは独り占めしたいな、でも優しい重吾くんはみんなのモノかなぁ。
「〜〜〜〜〜っ、重吾くぅ〜ん、んひひっ……」
夕方にはマーフィンさんの店『Aille』に出勤して、素材やメニュー商品の生成作業に没頭、その隙間に慧さんを探してみる。
どうせ商品をサーブする時に、慧さんはパッフェと一緒になって、つまみ食いをしてからホールへ出るから割と分かる。
メイド忍者らしく様々なアビリティを駆使して、気配を消しながらの超速移動、サーブして戻って来ても一切音がしない。
不思議なことながらこの異世界では常識で、常時発動型の技能パッシブスキルや、時限強化スキルを使用した高速化だろうか。
最近では僕の前で待機するようになって、あのクールにまとまったお顔が、甘く緩んで優しくなったりとツヤツヤしている。
パッフェもモフモフしながらうんと甘えて、ネコネコにも僕に密着すると、慧さんも対抗して上品な優しさを甘く圧し付ける。
マーフィンさんはどうしているかと、僕は見廻しては生成作業をして、甘えてくれるパッフェと慧さんを再度見る。
僕が商品を瞬時に生成すると、パッフェがつまみ食いしながらホールへ出て、慧さんも同様に後へ続いてサーブに出る。
忙しそうなマーフィンさんは、ホールの空気を大切にしているようで、多忙だから余り僕とは目を合わせる余裕もってが無い。
それでも時折にも僕と目が合えば、女神の如くに神々しくも体温の籠ったようなお顔を、僕に向けてニコニコするから甘えたい。
バイトが終わって僕にしがみつきながら家に着くと、少し遅い夕食の支度に取り掛かって、慧さんが離れた感覚がスースーする。
みんなで食卓に着いて夕食を始めるが、僕へは充分に甘え終わったのか、料理とマリアンヌがニコニコする以外は閑だ。
向かい側では慧さんもツヤツヤと、ニコニコしながら食事を進めて、食材やみんなのお顔を僕はコッソリと確認する。
何だかソワソワしているフィーリアは、やはり慧さんとイェロリスに牽制されて、僕に甘えたいのを我慢しているのか。
慧さんの料理は素材の味を潰さないように、それを調味料やソースでまとめて、別々の物がそのまま一体化している。
生野菜のサラダも肉おわ魚の場合も、ライスおわパンでも何でも、強すぎない味付けにしていて質感や食感さえ活きている。
ひとつひとつ僕はそれを確認しながら、みんなのお顔も流すように見渡して、それさえも料理との相乗効果を発揮する。
何もかもが充実してアタマがいっぱいになって、みんなとの優しい時間に期待しながらも、この瞬間だってゆっくり溶かしたい。
言葉は時として必要としない事実を、まさに今この時発揮して証明されるなら、この場にいてくれるだけでも有り難い。
量より質を追求した毎度の料理は、質量よりも栄養素をみんなに付与して、空気そのものと一体化してるから時の経過も惜しい。
この後夜中にはサワータイムが待つから、スタイルや体質を管理したいであろう、そんなみんなにも腹には八分と極まっている。
あとはみんなのシャワータイムだが、拡張工事は既に済んでいたので、僕はみんなに勧めるとみんなに引っ張られて仕舞った。
みんなで洗い合ったり舐めるように触ったり、やはり僕には場違いだったが、みんなは僕すらも洗い始める。
みんなの甘優しい指先が肌とソープで滑り合って、タイプの違う手つきや洗い方も、改めて失くしてはならないモノだった。
こんな事をしてはレーティング的にどうなのか、そう思いながらも"折角のご厚意"なので、僕はそのまま流されるようにしている。
浴槽はスペース的に無いので仕方無いが、みんなの柔らかい優しさと洗い合っていると、最早他の者では果たせないだろうと思う。
何度も上げるように僕は常に何かしら苦にして、音や感覚にも極度に反応したり、とにかく脳がオーバードライブする。
それに対して何らかの処置すら期待出来なければ、おそらくどこの世界へ行っても、救済は絶対的に有り得ない。
常に振り廻されては怯えて痩せ我慢、そのままストレスが蓄積すれば精神崩壊、それで労働力にならないからとバカにされる。
少なくとも今いる異世界の自宅で、いやこの街での生活環境において、そうした事がほとんど無いのならこれも救済か。
みんなでいる時間が何よりも貴重にして、みんなの花のような芳香も大赦も、甘い優しさと一体化してキモチイ。
アタマを上げるつもりは毛頭無いが、みんながいるこの時間自体に意義が在って、ずっと続いてくれなければならん。
ギュッてしたくて甘え合いたくて、柔らかい優しさを感じてあげたくて、とろけ合えるようなキスもしてあげたい。
本当にレーティング的にどうなるのだろうか、この課題こそがまさに大赦を必要として、みんなとのスローライフは続くのか。
代謝も体温も上がって芳香が絡まり合うから、僕はおバカにならないように、紳士として努めなければならない事は断るまでも無い。
みんなで拭き合って楽な服を着て、夜中のサワータイムに向けて髪を軽くセットしたら、星空とロウソクに染まる時間だ。
僕はノートパソコンで編集しておいた『Lovely@EL』の音源曲からまとめた、深夜向けのプレイリストをコンポで再生する。
深夜になればサワータイムに突入して、基本的には高級ワインとするところだが、ノンアルコールの物も採用している。
やはりリエルやマリアンヌにイェロリスと、何時までもジュースとワインでは、統一感が無いようで少し苦痛だった。
責めてノンアルコール版も在る、サワーやカクテルを僕は生成して添えたりして、その浮上した問題を多少は改善する。
リエルは中身が実質的に僕と同じ三十だとしても、身体的にはまだまだ未成年だろうし、あとの二人も同様にあまり良くない。
その辺からこの三人にはソフトドリンクと、アルコールから遠避けていたが、ノンアルコールともなれば別だろうか。
製法はおそらくビールやサワーの様でも、アルコールがゼロならどうだろうか、ただし店での設置場所はほぼアルコール。
この三人とも酒が呑みたいが、何か在っても仕方無いのでどうするかと、慧さんとこの件に就いて協議した結果は見送り。
十代の今にも旬なカワイさはきちょうだが、一緒に酒を呑みたい時に分別しなければ、後の問題に際して牽制する他に無い。
今回は特別に少量ならとみんなで呑んで、次回以降はまた以前の通りと、アルコールは未成年が横になってからとなった。
そこへマーフィンさんとパッフェが参られて、マカロンやプリンを持ち込んで、購入を忘れた件は構わないらしかった。
「へへっ、重吾くん、お酒なんて久しぶり」
「ゴメンねリエル、今回だけで」
「うん、本当は重吾くんと呑みたいけど、生まれ変わってるから、まだ未成年じゃないし」
「あぁん……」
改めてもリエルは"生まれ変わって"いて、現実世界から"転生している"事実、その事にまた僕はリエルの苦しみを覚えた。
「もう大丈夫だから、苦しまないで……。ね?」
「やっぱりリエルはカワイイな……」
「おっオホっ、またそーやって嬉しい事云うんだから、重吾くんは……優しいな……」
――あ〜っ、ギュゥ〜ってしたいっ――
僕とは違ってカワイさに磨きがかかった、そんなリエルの言葉と声はまさに天使、甘フワでカワイイけど敢えてガマン。
「わたしね、今の仕事辞めようと思うんだ……」
「え?! なんでだじゃあ?」
もうこれから先はリエルの歌声も、カワイく踊るところも新しいものが観れなくなると、そう思うと非常に惜しい。
「だっ、だって……重吾くんと……一緒に……うぅぅ、いられない……から……」
「僕の事スキ?」
「ずっと前から云ってるよ?」
――すん〜〜〜げぇチューしてぇ――
これでもかと天使なリエルの大宣言に、僕はレーティング問題が気になって、今更ながら全力でブレーキペダルを踏んでいる。
この天使『星野璃依瑠』との邂逅は、何がどう在っても運命的であって、僕も改めて本気で気になる相手として見ている。
ラブリエルのCD音源やPV音源を背景に、お互いにずっと前から繋がっていて、それをたった今再確認したらもう止まれない。
「リエル……やっぱりスキだ……」
「重吾くん……? ずっとスキだよ……」
リエルの言葉がトドメになって、少し濡れたお顔のリエルと見つめ合って、そのまま僕がキスをすると手を廻して受け止めてくれる。
少し向こうでマーフィンさんが看守っていて、その横で慧さんが複雑に濡れながら、二人揃って看守ってくれていた。
面白そうに観ているフィーリアは、イェロリスが牽制するのを受けて、流石に今はと落ち着いてこだわりレモンサワーをやる。
「んん〜っ、スッペェ」
ギロリと見るイェロリスはのままに、慧さんの複雑さを形容したのか、素で云ったとしたら少し不思議に思うだろう。
リエルのキスは未成年のものでは無い、年季を覚えさせる程の甘くもネットリとした、そのお顔は更に濡れていただろうか。
「わたしだけだとなんかズルいな、慧さんとも……して……あげて……」
「えっ? いいの?」
「だって、きっと慧さんもわたしと同じくらい、重吾くんの事……スキ……でしょ?」
「ホントにいいね、してあげちゃうよ?」
「ウン、一番スキなの、わたし……だもん……」
下を向いてやや複雑だろうか、ハイエルフの耳が僅かに赤くなっていて、何時も何かを我慢して忍んでいるメイド忍者も放置出来ない。
僕が慧さんに近寄っていくと、リエルの目線と同時にマリアンヌの目線も刺さって、それでも忍びすぎる誰かさんに近づいた。
「何時も有り難う……」
「ごっ……ご主人様……」
僕たちは敢えて名前を呼ばなかったが、後は言葉を必要としない代わりに、我慢するような濡れた声が聞こえた。
リエルがティッシュのような物で、慧さんのお顔を拭いて僕を見ると、優しいお顔で合図したと分かったからキスをした。
成熟した大人の体温が充実したキスは、僕の脳を溶かしてリエルとは違う優しさが、体躯全てで圧し付ける様だった。
何時も食卓を充実させては、事実的に家の管理もいつの間にか遣っている、そんな功労者を放題とあってはマジィと思った。
そこへ大胆にもマリアンヌが、すかさず僕の口許を塞いでは甘くしがみついて、元聖少女とは思えないくらいに濡れた目で僕を刺す。
パッフェは既に寝ていたと見えて、マーフィンさんもフィーリアも、我こそはと僕に吸い付くようなキスをする。
あっちもこっちも吸い付いては離れて、結局みんなでひとつになりながら、お互いに優しさを圧し付け合った。
イェロリスも混じってオトメ同士すらも繋がって、みんなもお互いに大切だと、そう思えて今までよりもっと、僕はみんなが好きになったと思う。
そしてラブリエルのプレイリストが何周したか、星空とロウソクの灯りによる夢幻の時間を、ゆっくりと溶かし合っていた。
毎日日課にしてみてください。




