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草薙銀之助短編集  作者: 草薙銀之助
異世界美少女達とスローライフ 一期

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七話 来客者が増えた件④

異世界美少女達とスローライフ

やはりどうやっても寝落ちにモーニングコール、朝になればまたフェラ氏とマリアンヌが、甘い美声で起こしに来るのだろう。


確かにいつも通りの容子だと思うが、いつもと声が違う気がするし、甘い声がややザラついているようでもある。


またプニプニしたカワイイ声も、甘い匂いと一緒になって脳が甘えたがるようで、荒っぽくも濃厚な匂いも僕を甘えさせる。


その逆側からはフェラ氏とマリアンヌ君の声が、いつも通りに爽やかを添えた、濃厚さと甘さがどうしたってキモチイ。


――ん?! 逆側の二人?――


割と意識がハッキリしてきたので、もう充分と眼を開けてみたところ、やはりモーニングコールも四人に増えていた。


「みんな、起こしてくれたんだ……、今、起きるね……」


どうにかして割って入る様に、フェラ氏が甘い華奢な手つきでしがみついてきて、それが肉感と併せて有り難い。


それに対抗するようにして、フィーリア氏の褐色な肌とお顔が僕に密着して、フェラ氏の白いお顔とバーサスを始めた。


僕は三十を廻っているが、この二人はまだ二十代後半辺りだろうか、あとの二人はまだ十代後半だから少々罪悪感も混じる。


あとの二人も何とかしようと僕に甘え始めて、やはり朝も早くから二人の美女と二人の美少女、そのオードブル前のオードブル。


キモチヨさにも感謝してなりに任せていると、恥ずかしながら僕の腹が鳴って、朝食の準備をとみんなは散開した。


どさくさに紛れようとする二人、フィーリアとイェロリスを何とか制して、……それが出来ないのでリビングにそのまま往く。


フェラ氏はメイドとして支度に取り掛かっていて、元聖少女らしくサポートするマリアンヌは、手早くも静かに調理していた。


その最中にちょっぴり恐いお顔になるメイドは、主にフィーリアにそれを向けて、僕にはその美女メイドが忍具も併せて怯む。


ハッとなった美女メイド忍者は、僕を見るとソワソワしたりフィーリア氏に牽制したり、料理が焦げないようにする美少女。


清楚にもフニフニとした美少女は、元聖少女らしくも吸収が早かったので、フェラ氏の代わりに良い加減で火を止めた。


無理してフライパンや鍋を持つと落としそうで、やはり握力までカワイイのか剣呑だから、あとはフェラ氏の後頭部をじっと視る。


そうして出来た料理を更に人数分盛り付けて、それすらもすこぶる上品に仕上げるが、その間にトースターでパンを焼くマリアンヌ。


最近ではフェラ氏が昼食を作りたがるし、それをアシストしたがるマリアンヌ君もいたので、僕は素材提供だけやっている。


上品にも甘可愛く仕上がった朝食は、普通の家庭料理でしかないバスなのに、何処か次元の違うものとなっていた。


いつの間にスキルを獲得したのか、いや見た目がメイド忍者でも、今はシェフにジョブチェンジして修行中なのか。


フェラ氏やマリアンヌ君の物らしい、その朝食はフィーリア氏やイェロリスもとろける、それくらいに僕にとっても感謝しきれないそれは、肝心な物のひとつとなっている。


繊細にも食材が活かされた甘フワな朝食が済むと、僕は小説の仕事に取り掛かって、バイトまでの時間を利用している。


ただし、フィーリア氏も出勤は夕方なので、特にやる事が見つからないからか、絡まってくれるのはまだしも、やや妨害にもなっているのはどうしよう。


二時間程我慢して一階待機をお願いしてみると、下を向いてダラダラと、扉だけはすこぶる慎重に閉めて往かれた。


全部屋や玄関などの全てのドアを、気を遣わなくてもいいように、自動でゆっくり閉まるように改造した方がいいんかぬ?


ぼくが神経的に消耗する要素のひとつだが、音など感覚にも煽られたりすると、逐一コワコワ過ぎて消耗する。


そうすると神経的にも何かが削ぎ落とされたように、自由が利かなくなるどころか、短時間ですら綿密な構築が出来なくなる。


女神のお力でそうした障害が無くなったが、それは一時的な物であって、気を遣っておかなければ潰れて来る。


この異世界に来てすぐは割とマシでも、自宅が出来て落ち着いてくると、段々苦しみが重くなったりした事も在った。


そして今でこそは美女や美少女立ちに囲まれて、確かに充実し始めて来ても、どれ程有り難く有意義であっても激しく消耗する。


みんなは甘えさせてくれているし、フェラ氏を中心にそうしながら休ませてくれるだろうし、案外丈夫だったりするのだろうか。


そして一階に降りれば花園空間と芳香の匂いに、より一層充実してはゆっくりと、時に遊びながら異世界スローライフは続いていく。


異世界バンザイ花園芳香イッパイ、アマヤサシクて休みながらキモチイ、それが充実した時に僕は解放されるだろう。






毎日日課にしてみてください。

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