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草薙銀之助短編集  作者: 草薙銀之助
異世界美少女達とスローライフ 一期

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七話 来客者が増えた件③

異世界美少女達とスローライフ

数日経ってフィーリア氏が参られて、うちに住み込むことになったが、これから店でおさわりを許してから上がり込むのか。


そうなった場合に先ず元聖少女が赦すだろうか、フェラ氏もメイドとして、主とするだろう僕と住まわせるだろうか。


民主主義的には愚問であるとしても、様々なテイクアウトが想定されるか、いや確かそれなりに高級な店だった気がする。


「やっぱみんな気になるよな、大丈夫、ヤバい時は……」


フェラ氏やマリアンヌ君辺りの愚問に、てから紫炎をそっと出して、しかし店では出来ないからすこし威圧してるらしい。


クビにならないのはミラクルだろうが、ほとんどの客は良心的らしく、売上もまあまあで同伴もしないらしかった。


若干微妙なあたりに甘んじているが、ダークエルフだけにややプライドは高めか、それにしては上がり込むなり僕に甘える。


フィーリア氏が僕にツヤツヤと絡まっては、フェラ氏とマリアンヌ君のひきつるお顔を他所に、グッと口許を圧し突けて来る。


ギュッてしたらみんなに悪いし、だからといって割と柔らかい口許を無理に引き剥がせば、フィーリア氏はどう思うのだろうか。


フィーリア氏の性格的には今に至るまで、気に入った男にブッチュしてただろうし、今でも店で多少の事は我慢だろうか。


たとえ懲りているとしても、職業上位の都合や性格等の事情から抜け出せないのか、何処までもソワソワして堪らない。


「誰にでもスるって……おもってんのかぁ? HA・JI・ME・TE……。全部オマエが最初だから……、な? もっと……SHI・YO・Oぜ……。」


ネットリと目許も声も色々と濡らして、フィーリア氏が絡みついたまま、その僕を見て二人は苦辛のお顔でじっとしている。


メイドとして勝手が出来ないフェラ氏と、元聖少女のプライド的に葛藤だろうか、しかしこの二人はビショビショに結束していた。


フィーリア氏と僕に二人が割って入ると、フィーリア氏はあっさり引き下がって、主を取り戻して浸るのを見ていた。


「まあ、今のところは部外者だしな、キャバ嬢だし……」


現役のメイド忍者と元聖少女を、見た目と言動から察して場違いにでも思ったか、いっその事もう僕の自宅でかくまおうか。


そこへ魔法少女イェロリスが参られて、澄まし顔で現れてはその現状に、硬直して絶句したままじっと僕たちを観ていた。


キュッとペッタンコな胸部の前で右手を握ると、目許を濡らして何かを期待しているのか、徐々に近付いて来るではないかえ。


「おっ、おい……」


フィーリア氏のらしくない制止に気づかないで、二人密着して落ち着いている中へ来たのは、イェロリス君も混じりたいのだろう。


「ん、おーぃえ?」

「おにーちゃん……」

「どぅゆっ?! おっ、オニーチャン?」


もう既に自宅の一階が花園と化して、甘カワイイ匂いと息遣いが充実するが、キャバ嬢のフィーリア氏は敢えて控えている。


「アレでいいのか……、アイツとのキスも、スキだけど……、ああやって甘えるのもイイかもな……」


キャバ嬢の割に客層が割と高級らしく、おさわり等のテイクアウトはほぼ無さそうだが、こちらのおねーさんも目許を濡らしている。


近寄ろうとするフィーリア氏に、フェラ氏とマリアンヌ君は睨みつけて牽制して、動こうとする僕をオトメスキルでブロックする。


「何もしないので、一旦フツーに座りませう……」


みんなで隅に避けていた座椅子わ人数文化出してきて、折り畳みの台も中央に設置して、重い空気の中にみんなはじっとしている。


珍しくフェラ氏すら何もしなかったので、僕はお茶と簡単なオヤツを少し生成しては、いの一番にオヤツタイムを始めた。


改めてフィーリア氏の現状や仕事に関して、ゆっくりと説明して戴けたが、やはり高級ホステスとして勤務していた。


オペラ歌手が歌うもやや騒ぎたがるおじ様方を、クラブのオーナーを務めるおねーさんが制止して、実に有意義な時間を提供するとか――。


初勤務辺りはよくそのオーナー氏に、品格やクラブのコンセプトを説明させて、今ではソフトタッチなピアノに併せるらしい。


何となくイメージ出来ただろうお二方と僕は、むしろ人材として機能していると、店も高級ブランドだと解釈を深めた。


因みにピアノの即興伴奏付きで、ダークエルフの民謡などを歌う事も在るとか、風俗関係の割に清潔感も有ると分かる。


僕はこの家で棲むことをフィーリア氏に提案したが、まだ認めてはいないと突っ張る二人に、フィーリア氏は謙遜して断ろうとする。


これがかつてあらゆるオニーサンたちを、あれやこれやと弄んで逃げ廻っていた、あのフィーリア氏なのかと僕は発見した。


強情そうにも見えたようなイェロリス君も、甘可愛く密着して甘えるのだから、どうせならとフィーリア氏と併せて引き込んだ。


それはいいとして部屋の事を話し始めると、四人とも僕を濡れたままの目で、ツヤツヤと僕を見詰めるから目の遣り場に困った。


話の内容は女子が増えたことに依って、僕の寝室ではどうしても色々と足りないと、だから一階と二階を逆にするものだった。


特に最古参のフェラ氏とメイド忍者と結束しただけに、大いに落胆した容子だったが、健全な環境の為にとご理解を戴いた。





毎日日課にしてみてください。

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