六話 遂にインターネット開通②
異世界美少女達とスローライフ
いよいよインターネットが開通して、パスワード無しに使用可能なのは非常に有り難く、まだ黎明期に当たるが今後に期待したい。
さて、どんなコンテンツがあるのかだが、『美女・水着・画像』で検索してみると、幾つか検索結果が表示された。
その幾つかをタブで開いておいて、左から順番に追いかけてみたところ、おそらくはこの異世界中の美女だろう皆様の美姿がずらりと縦に並んでいた。
様々なポージングで多種多様な種族が並んでは、スタイルの良い肢体が魅せ憑けられて、大量の画像をスワイプして流す。
二つ目のサイトあたりで何時の間にか背後から、フェラ氏の美顔が覗いていて、一言ほど感想を僕にささやいた。
「皆様お綺麗ですね……」
「おふっ、おひゅっ?!」
クール系美女メイドの意外な言葉に、またしても僕はVの字に飛び上がりそうになりながら、近距離からの芳香を確認して仕舞った。
美顔がツヤツヤと甘くもスッキリと、僕を見詰めてはゼロ距離にまで迫ったお顔は、するりと遠ざかって何故かスースーする。
それでも気になるサイトの残りコンテンツを流して、今度は小説投稿サイトを検索してみると、幾つかヒットしたので確認した。
既に幾つかのアカウントが存在していたので、転移前に構想を立てたヤツのひとつ、それを引き続き書き貯める事にした。
タイトルはニャンニャンズといって、猫族と鳥族の妖精が共存する世界で、そのキッズ達が遊びまくる内容になっていたと思う。
『Aille』でのバイトも生活面の運営も有るし、あまり負担になるとストレスのせいか、僕の場合は手が進まなくなるリスクが有る。
どう調整するかは今後次第となるが、他にもインターネットを通じて、ゲームや動画も着手するだろうから更新困難かも知れない。
フェラ氏の方も僕の世話をしながら、僕との共同生活も上手に立ち廻って、長時間の空きが出来たらインターネットゲームをやる。
僕もそろそろ何かやるかと思ったが、長時間やるとそれも過ぎればストレスだろうか、 それでも思い出すのはゲームで共闘したメイド忍者氏。
久しぶりにやってもいいといったところで、何をやりたいのだろうかと思案しても、今のデバイスがどれだけ頑張れるかが謎。
ソロゲーもいいしまたフェラ氏と共闘してもいいか、それならゲームタイトルや、そのジャンルの選定はどうするべきか。
「あっ、観てますか……」
何となくフェラ氏のゲームを覗いて見ると、僕が思い切って頼んだスマホで、ゲームをやりながら見せてくれた。
時にはパズル系もやっていそうだが、今はチーム戦のミリタリーシューティングや、バトルロワイヤル系もやっている。
どちらも見た事があるが、上位のプレイヤーやエースプレイヤー並に立ち廻って、戦績はAとか大勝利だったと記憶している。
今回も僕のようなマガイモノでは無く、普通にトップランカーと渡り合って、戦果も撃破数も最優秀レベルだった。
今ではフェラ氏と組んでトライしても、結局は足枷になるか邪魔になるか、いつも通りに逃げ廻っても気が引ける。
頑張ってゲームタイトルを確認してダウンロード、初期設定を済ませてチーム登録もして、いざやってみたがどうしよう。
弾薬や回復アイテムの設置ならともかく、付いて廻っても仕方無いだろうし、トップランカー並に出来ないのはやや苦になる。
今のは大規模チーム戦のやつなので、マークスマンライフルに八倍以上のゴーグル、射程内の出来るだけ影になるところから攻撃。
僕の場合はあまり何度もやるとバレるのか、または直ぐに弾薬が尽きたりして、直ぐにやられたりするからどーすまそw。
たまに少しならとやってみたら意外と疲れて、この日は辞めておいたが、プロ並みのフェラ氏には敵わないと思った。
バイトではいつも通りの高機動隠密作業で、本格的にパッフェと共謀して、摘まみ喰いも連携して生成物をホールへサーブ。
それを見送りながらお客様やマーフィンさんには、どうにかご容赦を願っているが、パッフェのサーブパフォーマンスで価格分の稼働が見える。
僕は作業場に設置された電子表示パネル、そのオーダーリストを見ながら、一気に個数分を石無しで生成して、次々に用意しては合間にホールを覗いた。
バイトも済んで生成した夕食も食材を確認するように、ワインも一日二人分の二本も空けて、星空を眺めながらフェラ氏は僕を引き寄せる。
その柔らかさに慣れない僕は、フェラ氏にギュッてされる資格が有るのだろうか、それでも空気を壊せないから観念して収まる。
その辺もお察し戴けているのだろうか、僕がどう在っても甘い手つきで、柔らかい感触も爽やかに甘い芳香も有り難い。
甘ふわい聖天使のハイエルフ氏も気になるが、フェラ氏のお気遣いも非常に有り難く、寝室もひとつで賄っている。
フェラ氏の挙動や言動ひとつひとつに、何かを期待しては紳士的にはどうかと、夜も努めては快適さに甘えている。
これから僕はこの人を相手にどうすればいいのか、一切の見当も着かないまま、濃厚にも爽やかに甘いベッドへと沈んでいた。
毎日日課にしてみてください。




