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草薙銀之助短編集  作者: 草薙銀之助
異世界美少女達とスローライフ 一期

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五話 バイト代をどうするか③

異世界美少女達とスローライフ

何か必要なものが有れば、身の危険に関して気にしてもそれなりに強いと思われるメイドさんが、その辺で調達してくれる。


ついでみたいに期待していた浴室だけは、何とか直ぐに増設して戴けたが、シャワー部はシルエットが浮きそうだった。


メイドさんにシャワーを譲ったみたが、やはり肢体のシルエットが揺れて、滑らかな曲線とその影が踊っている。


チラチラときになるとしても犯罪チックに、ならぬと分かっていても見ては逃げて、この時ほど背水の陣を見た試しが無い。


スッキリとホカホカしながら、メイドキャップもフリフリエプロンも元通りに、スッキリしては僕に譲るメイド氏。


なりに任せて自宅のシャワールームに、謙遜しながら僕が入ってみると、幻術のようなあまぁ〜い空間と化していた。


「ぬふっ」


不意を突かれる如くに鼻腔へと舞い込む、その湯気や芳香が僕をお迎えして、

美彩を放ったシルエットを思い出させた。


「おっおーいぇぃ、タつなし……」


僕自身の下方へ目を遣ると機動戦士がタって、或る意味でのギフトな状況は、前でも後でも流石にマジィと修正点を浮上させた。


それにしても外では視覚的に素晴らしく、中ではどちらかに何かを残して仕舞って、倫理的な問題が生じて仕舞った。


それをちょっぴり有り難いボーナスと、そう思って仕舞えばすこぶるマジィか、いよいよ僕はおバカになっているのに相違ない。


外側ではフェラーティン氏が眺めていて、先までの愚考も愚行では無かったのか、上がって仕舞ったら合わせる顔が無い。


それはともかく九百万円分の資産をどうするか、ひとつはこのシャワールームだが、それ以外は何処へ出資すべきだろうか。


食料品は包装パッケージやその中身、若しくは肉や野菜などの生鮮商品が主力になるなら、その素材や技術面はどうするか。


もしトレースして量産化するなら、食料品以外でもその通りに、"殆どがパクリ商品"になって仕舞う欠点が有る。


ならば電化製品はどうかと謂えは、当然にしてノーム族との提携が必要となるだろうし、今はインターネット開発で忙しい。


では家具や小物はと謂ったところで、結局は"下手なりに自分で作る"か、または小物ならその"テーマや元ネタ"はどうするのか。


現実世界の版権物を持ち込んで仕舞うと、もし万が一にもインターネットが、"現実世界のサイトなどにリンク"せんとも限らない。


スマホを持ち込んでいる時点で手遅れなら、"転生者と転移者が共存する異世界"では、版権物を持ち込むのは可能か。


そしてもしインターネット開通後に、"現実世界との通信"はどうなるのか、双方向性が有るのか無いのかはまだ判然としない。


更に愚考を逞しくするなら、僕とフェラーティン氏の共通点は何かに就いて、それはインターネットゲームに在った。


それもおそらくこの世界とそう変わらないか、失礼ながらもその先が観えるのか、銃器や火薬を持ち込むべきだろうか。


少なくとも今棲んでいる街やこの異世界が、必要以上に暴虐な環境にしたくないし、中距離以上のレンジマスターもいるだろう。


そうした弓使いや各魔道士等が、銃器や火薬に職を喰われるとなると、恨まれるだけで済めばマシだろうか。


当然にしてそうしたことが在ると、術師等にとっては転向を強要するだろうし、このファンタジーな世界観は悪くない。


僕やフェラーティン氏などのごく一部の保有なら、職の生態系は守れるだろうが、そうなると利益が大して上がらない。


小料理店等は本職の皆様に失礼だし、『Aille』も経営者が僕の恩人なので、やはり万一にも被害が在ってはならない。


結局何を売るにしても不利すぎる上に、それなりに目まぐるしくなって、おそらくビジネスに呑まれて潰れるかも知れなかった。


幾つか出来たゲームセンターも、クレーンゲームやメダルゲームのようなものがほとんどで、それだけでも悪くはなかった。


もしも仮にもこのような空間に、格闘ゲームやレースゲームなど、その他競争を要する者が増えたらどうなるだろうか。


電子スポーツや競技の要領で高め合いれば良いが、破壊的な野心が万一にも育てば、この住み良い環境が小なりにも崩壊せぬか。


新しいコンセプトが持ち込めれば、新鋭になりやすくも何か肝腎な物を亡くすか、それとも全てが共栄出来るだろうか。


そうしたゲームセンターは別途に出資か、ゲームハードをノーム族の皆様に開発して戴くか、現状的には保留という事になった。


バイトが終わった後に自宅で、サラリサラリと夕食とワインを用意する前で、フェラーティンさんがローソクに火を灯す。


「ロウソクっていいですよね、なんか、キレイなんです……」


結局のところこの数日悩みに悩んでも、資産や自宅一階の使い道は極まらないし、僕の前でクールなメイド氏が可愛くなる。


食事が済んでも満天の星が眩しく、その割に全く苦痛が無いどころか、二人揃って眩しく宵闇に呑み込まれる。


星が輝る当氏のお顔が薄青く目許にも艶が映えて、宵空と当氏のお顔双方、そのどちらを観ればいいのか毎日迷っている。






毎日日課にしてみてください。

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