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BATTLE SLUG -銀河の残響-  作者: 昼間 ネル
BATTLE SLUG銀河の残響

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第3章:激闘の金嵐(ゴールドストーム)

逃亡の果て、黄金の嵐へ


月面基地「ムーンフェイズ」を鮮烈に脱出したカイとメモリア。


二人が身を寄せたのは、中立を標榜する惑星運行輸送艦「ベルダンディ」だった。

追っ手を振り切り、辿り着いたのは灼熱の雲に覆われた金星圏。


しかし、そこは安息の地などではなかった。


太陽系惑星共和国『ライコウ』と、外来の脅威『グラン』が激突する、太陽系最大の激戦区。


「自己修復」という孤独な進化を続けるメモリアを駆り、カイは再び戦火の渦中へと突き進む。


そこで待っていたのは、緑の怪物「バルジーナ」を操る天才少女リング、そして月光に呼応する戦慄の師団長ベベノム。


三つの陣営、三つの正義が、金星の嵐の中で今、交錯する。

月面基地を脱出し、組織の「牙」から逃れたカイとメモリア。


月にある中立国「エリアス」の惑星運行ー輸送艦「ベルダンディ」で、金星へ逃れた。


しかし、彼らが辿り着いたのは安息の地ではなく、地獄の最前線だった。


太陽系惑星共和国『ライコウ』。


その国防を担う主力兵器、

量産型機動兵器**「バル」**の群れが、

ビームマシンガンの光跡で漆黒の宇宙を染め上げる。


対するは、外宇宙より襲来した

未知の軍勢『グラン』。

だが、この戦場の真の恐怖は

緑の残像と共に現れる。


共和国の「グリーンモンスター」の異名を持つ指揮官機、「バルジーナ」。


巨大な斬艦刀が戦艦の装甲を切り裂き、対装甲マシンガンの咆哮が静寂を打ち砕く。


その頃、「逃亡者」となったカイは、金星へ逃れていた。


メモリア*

自己修復機能があるためメンテナンスなしで

作戦続行可能。


逃亡者となったカイは、金星へ逃れていた。


「……ここも、戦場か」


『メモリア』のコックピットで、

カイ=タチバナは苦渋に満ちた声を漏らした。

眼下には、ライコウ軍の量産機「バル」が、円盤型の無人機「コマ」の群れと激しい交戦を繰り広げている。


「カイくん……あの子たちから、私と同じ声がする……。でも……。」


ユナの震える声。グラン軍の「コマ」には、

彼女と同じライブ・コアが組み込まれていた。

だがそれは意志を持たぬ、コアだった。


そこへ、一筋の緑の閃光が戦場を横切る。

ライコウ軍最年少の天才

リング=ナノ=アーティス少佐が駆る

「バルジーナ」だ。


「バル共! 下がっていろ、邪魔だ!」


リングの鋭い号令と共に、巨大な斬艦刀が一閃。一瞬で五機の「コマ」が両断される。彼女の戦闘直感は、ステルス機能を持つグランの兵器すら容易に捉えていた。


しかし、その猛攻を止める影が現れる。

グラン軍師団長、ベベノム。


「人間か……矮小な種族め。真の『生命』の姿を見せてやろう」


その時、戦場に月光が差し込む。


青白い光に照らされたベベノムの身体が、異形へと膨れ上がった。人間タイプから、山をも飲み込む


「宇宙怪獣」の亜種へと変身を遂げる。


「なっ……機動兵器並の質量に急成長しただと!?」


驚愕するリング。だが、ベベノムの狙いは彼女ではなかった。


変身を終えた怪物の視線は、戦域の端に潜む『メモリア』へと向けられる。


「見づげだぞぉ…同胞ぅ゙…ぞの『意志あるコア』、我が糧どじでぐれよう!」

カイは操縦桿を強く握りしめた。


「ユナ……行くぞ。俺たちは、誰の道具でもない!」

逃亡者と天才少佐、そして月の怪物。三つの意志が、火花を散らして激突した。


第4章「激闘の金嵐」

ー完ー


【制作メモ:第4章「激闘の金嵐」を終えて】

第4章をご覧いただきありがとうございました!

物語の舞台は月面から金星へと移り、ついに主要なプレイヤーたちが一堂に会しました。

さあ、この結果は如何に!続きをお楽しみに!

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