n%Stage 0(#Unknown)
「...<権限開放>」
ぞわりと、彼から殺気が溢れ出す。その小さな詠唱は、絶対神の特権。
「<Lv.0>」
世界にすら許されない能力の行使が、彼を絶対神という枷から解き放つ。
「<n%><Type1><Changes1>」
「...覚醒か。面倒なことになったが...目的に対しては一歩前進だなッ!」
二つのナニカがぶつかり合う。Nの勝利かに思われたが、その結果が変化する。Nの敗北として、世界が変わる。意味の分からぬ変化に、Nは戸惑う。しかし直後に理解する。これが本気なのだ。枷が外れたということは、強くなるとともに大きな弱点を得たはずである。息を吐き、傷を癒やし、刀を構える。
絶望を味わう観客。何が起こったかはわからないが、人知を超えたことが起こったのだけはわかった。流石の時鳥たちでもこれに対応しろというのは無茶だろうと、本能的に理解していた。
「僕の勝ちだよ、N。また、挑みに来い。」
勝ち誇った笑みを浮かべるナニカ。しかし、今この場でただ一人、まだ諦めていないものがいた。
「...まだ参ったとは言っていない筈だが?」
「僕の能力の本質がわからないとは言わせないよ。」
「だからそれを超える手札がまだあるんだよ。」
先程までの異次元の速度が、さらにもう一段階ギアを上げる。
「だから、その程度僕の能力を使えば...」
「その能力で何ができると言うんだ?」
先程と同じように結果が捻じ曲げられるかに思われたNの刀による一撃は、
直撃した。
「!?!??!?!?!??!?!?!??!?!?!?」
「だから言っただろう?」
「俺の手札が尽きることは、俺を殺すまでないと思えッ!」
「ッ!お前ッ!?まさかッ!?」
ナニカが気づいたそのたった一つのそれを可能にする道は。
<不屈>の二文字だった。
能力、不屈。たった今、体力自然回復量神上昇が神化したもの。その能力はあるシリーズに属し、その能力を手に入れたものは絶大な力を手にする。不屈の効果は格上との戦いの中で時間が経てば経つほど新たな能力を得やすくなるというもの。今やNは相手の技を見ただけで獲得できるほどの倍率にまで熟練度上昇率が上昇していた。つまり時鳥は、
絶対神の権限を模倣したのである。
「<道化の権限開放・偽・2nd>」
今、Nはこの世界での正真正銘の最強に匹敵するほどの力を得ている。




